伝統の生麩が気軽に食べられるおしゃれカフェ『Cafe ふふふあん』(京都市東山区)

京都府

江戸時代初期から続く老舗「半兵衛麩」の本店に入るカフェ。高級料亭や寺院で使用される生麩や生ゆばを気軽に楽しむことができます。広くてきれいな店内は、ゆったりとひと休みするのにもぴったりな場所です。

訪問日:2023/3/26(日) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

老舗の半兵衛麩

半兵衛麩といえば、創業元禄2年という老舗。西暦になおすと1689年となり、300年以上の歴史を持っています。

そんな半兵衛麩の本店、これまでの店舗より少しだけずれた場所に移転。2023年3月19日に新店舗にてお麩・ゆば専門店による“食”の複合型施設としてリニューアルオープンしました。

五条大橋に面したところにそびえるこちらが本店。一面ガラス張りの姿がモダンな出で立ちですが、入口に掲げられた暖簾とロゴマークに歴史を感じます。

そんな本館の3階に入っているのが、今回ご紹介いたします「Cafeふふふあん」。半兵衛麩の味を気軽に楽しむことができるカフェです。

穴場のおしゃれカフェ

エレベーターで3階に進むとおしゃれできれいなカフェが広がります。約70席と席数も多く、大きなガラス窓からは鴨川に架かる五条大橋を眺めることができます。

五条大橋を渡る人や、眼下に伸びる川端通りを行き交う車を眺めていると、謎の優越感に浸ることができます。

日曜日の13:30頃に訪問したところ、お客さんは数組。実は祇園で何件か行きたいお店があったのですが、いずれも長蛇の列。どこか並ばなくてもすぐ入れるお店は無いかと思い、たどりついたのがここでした。

オープンしたばかりということもあるためか、まだ穴場な様子。店内は広々としており、ゆったり過ごすにはぴったりな場所です。

お麩を使ったメニュー

メニューは「麩まんじゅうとお抹茶」のセットや「生麩の黒蜜きなこ」「生麩のおしるこ」など、自社商品をふんだんに使用した和風スイーツが中心。

おからと焼き麩の粉を使った「Fufuマフィン」、生麩と祇園辻利の抹茶アイス、あんこ、生クリームがのった「FuFuぱふぇ」など、和洋折衷なメニューも。

10:00~11:00まではモーニングメニュー、11:00~13:30まではランチメニューとタイミングによって食事系のメニューもあります。

モーニングは「豆乳サラダサンド」と「FuFuマフィンセット」の2パターン、ランチメニューは洋風の「牛若丸」と和風の「弁慶」と2パターンがあります。

湯葉とお麩がたっぷりのランチ

さて、今回はぎりぎりランチに間に合いました!ということで、和風な「弁慶」を注文してみました。

メインとなるのは「半兵衛ご飯」。なま麸と生ゆばのあんかけが乗った丼です。

小鉢には「汲み上げゆば」、付け合せの小皿には「季節野菜の糀漬け&昆布の佃煮&漬物」が添えられています。さらにデザートとして「豆乳きなこプリン」も。

税込1,760円(※2023年3月時点)とそれなりのお値段ですが、本店の奥にある別店舗・茶房「半兵衛」が4,400円と高級志向なので、これは非常にリーズナブル。

クセになる生麩の食感

まずは「半兵衛ご飯」!小麦粉ともち粉でつくられる生麩は、とにかくもっちもち!!弾力がやばいです。

さらに、「ぶぶあられ」も付いています。のせることでカリッとした食感と風味がプラスされて味変します。

「汲み上げゆば」はとろりんとした食感が魅力。もはや飲み物に近いです。

最後は可愛らしいカップに入った「豆乳きなこプリン」。香ばしくてとっても美味で、極上の御褒美でした・・・!

アクセスと拝観情報

最寄り駅は京阪本線の清水五条駅。2番出口を出ると、目の前が入口です。

営業時間 10:00~17:00(L.O.16:30)
定休日 水曜
公式サイト https://cafefufufuand.studio.site/

※掲載の情報は2023年3月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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