離島めぐりの旅

「国内旅行はもうパターンが決まっていて飽きた!」

そんな方におすすめなのが離島めぐりの旅。内地から離れた街は、同じ日本とは思えないような独特な時間が流れる世界。独自の文化や風習、そこでしか見ることができないレアな生き物、珍しい食べ物や建築物など、一味違った旅行を楽しみたい方にぴったりです。

船や飛行機などの手段で海を越えて向かうのですが、中には「欠航ばかりでなかなか行けない」「週に2便しか船が無い」などアクセス難易度が高い島も多々あります。苦労を越えてたどり着いた島は、何もなくても感動できる・・・かもしれません。

このページでは、私がこれまで訪問した島々の記事をまとめました。サイト移転のため記事数はまだまだ少ないですが、徐々に追加していく予定です。

慶良間諸島

5つの有人島を中心に、大小20あまりの島からなる慶良間(けらま)諸島。座間味島、渡嘉敷島、阿嘉島を中心に、ツアーで訪問できる無人島など、様々な島が集まります。那覇から高速船・フェリーで向かうことができ、日帰り訪問も可能です。

魅力その① とにかく青い海


慶良間諸島最大の魅力は、なんといっても離島ならではの美しい海。これぞ南の島といったあざやかにグラデーションを描く青い海は「ケラマブルー」とも称されています。

魅力その② 豊富な海洋生物


シュノーケリングやダイビングの聖地としても知られる慶良間諸島。カラフルな熱帯魚をはじめ、マニアックな生き物にもたくさん出会うことができます。ウミガメが常駐しているビーチもあり、気軽にウミガメスイムも楽しめます!

魅力その③ 気軽に行ける無人島


気軽にアクセスできる無人島が多数あるのも慶良間諸島の魅力。座間味島から行く嘉比(ガヒ)島安慶名敷(アゲナシク)島ではワイルドな地形や魚群が広がるシュノーケルが楽しめます。さらに、那覇から行くナガンヌ島では時期によっては無人島宿泊も可能です!

慶良間諸島の記事一覧
那覇から西へ約40km、高速船に乗れば30~60分程度で気軽にアクセスできる慶良間諸島。とにかく青い海が魅力的で、ウミガメをはじめとしたたくさんの生き物に出会うことができます!

壱岐・対馬

長崎県に属する2つの離島、壱岐(いき)と対馬(対馬)。福岡県の博多港から向かうことができる2つの島です。

魅力その① あふれる古代ロマン


古代より人々が暮らしていた記録が残る島。島内には、古代遺跡や古墳、遥か昔より続く信仰などが残されており、深く知れば知るほど楽しめます。

魅力その② スケールの大きな自然


起伏が多い島ですが、その代わり展望台はとても充実しています。対馬の金田城や壱岐の岳の辻など、山頂からは壮大なパノラマが広がります。対馬の北部からは、海の向こうの韓国が見えることも・・・!

魅力その③ 気軽に見れる戦争遺跡


朝鮮半島と九州の間に位置しているため、古来より「国防の島」としての役割を担ってきました。特に見ごたえがあるのが、島内に多く残された戦争遺跡。簡単にアクセスできるものもあり、気軽に戦争遺跡を楽しむことができます。

壱岐・対馬の記事一覧
古代の遺跡が多く残る壱岐と、元寇や日本海海戦など国防の歴史と関わりの深い対馬。古墳や戦争遺跡など、歴史ロマンを感じることができる離島です。

五島列島

長崎県に属する大小150以上もの島からなる五島列島。福江島(ふくえじま)・奈留島(なるしま)・久賀島(ひさかじま)をメインとした下五島中通島(なかどおりじま)・若松島(わかまつじま)を中心とした上五島に分けることができます。また、そこに平戸諸島である宇久島(うくじま)・小値賀島(おぢかじま)・野崎島(のざきじま)も加えることが多いです。

魅力その① 神秘的な教会群

頭ヶ島天主堂2
五島列島最大の特徴は、何といっても教会群。禁教令により追われたキリシタンたちが潜伏していた歴史を持ち、全島合わせて51もの教会が建てられています。教会を巡っていると、そこに隠れた激しい歴史や文化を知ることができます。

魅力その② のどかな雰囲気

大瀬崎灯台6
温暖な気候ですがリゾート化されていないため、日本の離島ならではの長閑な空気が残っているのも魅力的。アクセスが少々難しいため観光客もそれほど多くなく、のんびりと島めぐりを楽しめます。

魅力その③ 豊富なアクセス


博多からの夜行船「太古」や、長崎・佐世保から出るジェットフォイル&フェリー、福江島の五島空港への空路など、様々なアクセス手段があります。特に離島間航路も複数パターン存在するため、島めぐりを考えると様々な時刻表とにらめっこがはじまります。少々難易度は高いのですが、上手くプランが立ったときはとっても気持ちよいです。

五島列島
長崎県の西側に浮かぶ五島列島。無人島も含めると140もの島が集まります。深い信仰の歴史を持つ祈りの島は、静かな島時間を過ごすのにぴったりです。

天草諸島

九州の西側に浮かぶ熊本県と鹿児島県にまたがる離島。大矢野島(おおやのじま)、天草上島(あまくさかみしま)、天草下島(あまくさしもしま)の3島をメインに、御所浦島(ごしょうらじま)、獅子島(ししじま)、長島(ながしま)などの島が含まれています。

魅力その① 車でアクセス可能


熊本県の宇土半島から大矢野島、天草上島、天草下島とメインの島は橋で渡ることができます。レンタカーはもちろん、熊本駅からバスで向かうことができるため、リーズナブルであまり時間に縛られないシマタビが可能です。

魅力その② 生物との距離が近い


天草諸島といえば野生のイルカ!通詞島(つうじしま)の近海には200頭を越えるイルカが生息しています。ドルフィンウォッチングのクルーズ船が多数運行しており、1年を通してイルカに会いに行くことが可能。また、各集落にはネコがとても多く、猫の島と呼ばれる湯島もあります。

魅力その③ 名物グルメの多さ


養殖発祥の地であるクルマエビや有明タコ街道、ウニ丼などの海鮮はもちろん、地鶏の天草大王や天草黒牛、梅肉ポークといった山の幸まで幅広く美味しいメニューがそろっています。九州らしい天草ちゃんぽんもおすすめです。

魅力その④ 特異な歴史


五島列島と同じくキリシタンにかかわりの深い天草諸島。天草四郎や島原の乱といった歴史や、キリスト教とともに伝来した当時最先端の文化を知ると、また違った見方ができます。潜伏期における独自の信仰、そしてそれが発覚したときどうなったのか・・・。深く掘り下げると非常に味わい深いです。

天草諸島の記事一覧
「天草諸島」の記事一覧です。

奄美群島

鹿児島県の最南端、沖縄との境目に位置する奄美群島。奄美大島(あまみおおしま)を中心に、喜界島(きかいじま)、加計呂麻島(かけろまじま)、徳之島(とくのしま)、沖永良部島(おきのえらぶじま)、与論島(よろんじま)などの島が集まります。

魅力その① 静かで美しい海


それぞれの島に、沖縄と同等の美しい海が広がる奄美群島。華やかなサンゴ礁や色とりどりの熱帯魚など、まさに南の島といったイメージの海中世界が広がります。沖縄との大きな違いは、観光客の数。リゾートホテルなども少なく、静かな南の海を味わうにはもってこいのエリアです。

魅力その② レアな生き物大量


アマミノクロウサギやルリカケスをはじめ、他の地域では見ることができない様々な生き物が暮らしているも奄美群島の特徴。特に奄美大島には、金作原のような原生林や山岳部も多く、貴重な生態系が多く残されています。

魅力その③ 独特な文化


琉球と似ているけど少し違う文化の残る奄美群島。薩摩藩の支配を受けていたこと、流刑地であったことなどから本土の影響も色濃く受けております。奄美のFMラジオ「ディ!ウェイヴ」を聞いていると、「うがみんしょーらん」や「はげー」といった方言も聞こえてきます。

奄美群島
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トカラ列島

鹿児島県の南部、屋久島と奄美大島の間に浮かぶ小さな島々がトカラ列島。口之島中之島諏訪之瀬島平島悪石島小宝島宝島の7つの有人島が属しています。

魅力その① 困難なアクセス


各島をめぐるフェリーは、なんと週2便しか運航しておりません。通常便で7つの有人島すべてを巡るにはかなりの時間を要します。そのアクセスの悪さから憧れを持つ離島好きは多く、「行く」こと自体が目的に成り得る島です。「苦労してたどり着いた分、達成感もひとしお」というコトバを体現したような離島です。

魅力その② 圧倒的な秘境感


アクセスの悪さに加えて人口も少ないため、日本の離島の中でも屈指の秘境感を味わうことができます。普段の生活で当たり前になっているモノが無い暮らしは非常にレアな体験。コンビニはおろかお店もほとんど無く、自販機ですらわずかしかありません。

魅力その③ 雄大な火山


トカラの島々は、全て火山活動によってできた火山島。多くの島には山がそびえており、中には今でも噴煙を上げている活火山もあります。起伏の多い地形や、火山の副産物である温泉が楽しめるのも魅力の1つです。

トカラ列島の記事一覧
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伊豆諸島

東京都に所属する島で、八丈島(はちじょうしま)、三宅島(みやけじま)、御蔵島(みくらじま)、伊豆大島(いずおおしま)、神津島(こうづしま)、式根島(しきねじま)、新島(新島)、利島(としま)、青ヶ島(あおがしま)の9つの有人島があります。

魅力その① 東京からアクセス良好


青ヶ島を除く全ての島は、東京都の竹芝桟橋から船でアクセスできます。夜行の大型船がメインですが、次期によっては伊豆大島・神津島・新島・式根島・利島にはジェットフォイルが就航することも。

魅力その② 火山の作り出す絶景


もれなく火山によって形成されている伊豆諸島。火山が作り出した壮大な絶景が見ることができるのは伊豆諸島ならではのポイント。伊豆大島の三原山に広がる砂漠や、新島の白ママ断崖など、圧倒的な迫力の景色が広がります。

魅力その③ 個性派揃いの温泉


火山の島ということは、もちろん温泉が豊富!それぞれの島にとてもユニークな温泉がそろっています。崖の谷間にある式根島の地鉈温泉や、オーシャンビューの新島の湯の浜露天温泉、カルデラの中にある青ヶ島のひんぎゃのサウナなど、内地では見ることのできないレアな温泉が勢ぞろいです。

 

伊豆諸島
八丈島 青ヶ島 三宅島 御蔵島 伊豆大島 利島 神津島 式根島 新島

淡路島

瀬戸内海で最大の面積を誇る淡路島。国産み神話において一番最初につくられた島「おのころ島」伝説と深い関わりを持ち、日本のはじまりの島とも呼ばれています。中世より続く伝統芸能人形浄瑠璃、名産のタマネギ、淡路瓦、戦争遺跡、うずしおクルーズなど、様々な楽しみ方できる離島です!

魅力その① 悩むことのないアクセス


兵庫県の神戸市と徳島県の鳴門市の間に浮かぶ淡路島。両サイドから橋が架かっており、島の中心を神戸淡路鳴門自動車道という高速道路が通抜けています。車があれば、ドライブ感覚で遊びに行ける島なのです。

魅力その② はじまりの島


国産み神話によると、イザナギ・イザナミの神様は最初に「おのころ島」をつくり、そこに降り立ち日本列島の島々を次々と産みだしていきます。そんな中で一番最初につくられたとされるのがこの淡路島。さらに、おのころ島の候補とされる場所も複数存在しています。

魅力その③ タマネギへの愛情


淡路牛やハモなど様々な名産品がある中で、とにかく熱量がスゴイのがタマネギ。あわじ島バーガーやオニオンスープなど、タマネギの旨味がたっぷり詰まったメニューがたっぷり。さらには巨大なオブジェも設置され、フォトスポットとしても人気です。

淡路島の記事一覧

瀬戸内海で最大の面積を誇る淡路島。国産み神話において一番最初につくられた島「おのころ島」伝説と深い関わりを持ち、日本のはじまりの島とも呼ばれています。中世より続く伝統芸能人形浄瑠璃、名産のタマネギ、淡路瓦、戦争遺跡、うずしおクルーズなど、様々な楽しみ方できる離島です!

 

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