おひとり様でも楽しめる福島名物・円盤餃子『山女』(福島市)

福島県

福島市の名物として知られているのが、丸く盛り付けられた円盤餃子。多数の専門店がある中で、今回は福島駅近くにある老舗「山女」に訪問。ハーフサイズもあるので、一人でも気軽に焼き立ての円盤餃子を楽しむことができます!

訪問日:2022/10/5(水)

福島名物・円盤餃子

餃子といえば宇都宮や浜松が有名ですが、餃子を名物としている地域は日本各地に存在しています。福島県福島市もそんな餃子シティのひとつ。

福島市の餃子の最大の特徴は、その盛り付け。お皿の上に丸く盛り付けられており、「円盤餃子」とも呼ばれています。また、他の地域と比較するとサイズは小ぶりで皮が厚く、具材は野菜中心といった点が個性的。

餃子専門店を中心に「ふくしま餃子の会」も結成されており、イベントの開催など積極的なPR活動も行われています。公式HPには、加盟店14店舗の詳細も掲載されているため、どこで食べていいか迷っている方は、こちらを参考にお店選びをするのが良さそうです。

ふくしま餃子の会

路地裏の人気店

今回私が選んだのは、福島市の中心部にある昭和39年9月創業の老舗「山女」。立地が良くて利用しやすく、また評判がとても良かったためここを選択しました。

メインストリートから一本入ったところにありますが、人気店のため行列ができることも多いようです。今回は平日の17:30頃と早い時間の訪問でしたが、多くの人でにぎわっていました。

店内はカウンターとテーブル席が数席。それほど広くありませんが、どうやら二階にも席があるようです。

山女の餃子メニュー

人気メニューはもちろん円盤餃子。基本は20個入りで一皿となっています。

今回は一人で訪問したのですが、20個も食べられるか不安・・・そう思っていたところ、一人用に半分サイズの10個でも円盤で仕上げてくるとの記載が!なんておひとり様に優しいお店なのでしょうか・・・!

なお、円盤餃子以外にも水餃子やイカ焼きも人気とのこと。また、生ビール or ハイボール、餃子(焼きor水)10個、みそやっこ、枝豆の「晩酌セット」というお得なセットメニューもあります。ただし数量限定と書かれていましたので、早めの来店が良さそうです。

ひとり用円盤餃子

今回はおひとり様なので、10個入りの円盤餃子を注文。

丸く盛られた焼き立ての餃子がやってきました!ふっくらぽってりとした姿がちょっとかわいらしい。

厚めの皮がカリッと焼きあがった餃子はとってもサクサク。野菜が7割、肉が3割なのでシャキシャキとした食感もプラスされます。

タレは、最初から席にセットされています。酢醤油系の味付けでとってもあっさり。餃子そのものもあっさりしているので、たくさんあってもぺろりと召し上がれます。男性の方でしたら、一人で20個くらい食べられていしまいそうです。

福島餃子の歴史

福島餃子は、戦後中国から引き揚げてきた人々が、現地で学んだ料理を再現したのがはじまり。元祖と言われているのが、1953年に満州から引き揚げた故菅野かつゑさんが創業した「元祖円盤餃子 満腹」。

満州で現地の人から学んだ中華鍋にぎっしりと並べて焦げ目をつける焼き餃子をフライパンで再現したのが、円盤餃子のはじまりといわれています。

円盤状にする理由としてはフライパンで一度により多くの餃子を焼くためとのこと。

なお、「戦後の大陸からの引き揚げ者が起源」というのは、他の地域でも同様。浜松も宇都宮も同時期に広まって行ったと言われています。これだけ日本で焼き餃子が普及したのは、戦争の影響が強かったのですね。

アクセスと駐車場情報

福島駅から徒歩5分と、非常にアクセスしやすい立地。ただし、日曜・祝日が定休日なので、旅行で訪れる際は注意が必要です。

営業時間 平日:17:30~L.O.21:30
土曜:17:00~L.O.21:30
定休日 日曜・祝日

※掲載の情報は2022年10月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

 

車の場合、提携している駐車場「大平ガレージ」ならば2,500円以上の飲食で1時間無料となります。もし、その金額に達しなくても30分100円と安めの設定なので、それほど気になりません。

この駐車場は自動ではなく有人タイプであり、管理人のおじさんから直接駐車券を受け取ります。また、営業時間は8:00〜21:00までとのこと。店舗の営業時間より短いため、夜遅めの時間に利用する際は注意が必要です。

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