「恐怖のお堂」そう聞いてどんなものを想像するでしょうか。今回紹介するスポット左下り(さくだり)観音堂は、恐怖に満ちたスリル満点のまさに恐怖のお堂です。恐怖に耐えながら幸せを求めて”柱探し”に挑戦してみました。
スリルを求める方におすすめ
福島県の会津には、「会津三十三観音」という巡礼コースがあります。今回紹介する左下り観音は、その第21番札所。県の重要文化財にも指定されています。
さて、この左下り観音、普通のお堂ではありません。スリルを求める方に胸を張っておすすめしたいスポットです。
駐車場から観音堂までは、軽めの山道をちょっとだけ歩きます。何もない山の中は少々不安になりますが、すぐ着くのでご安心ください。
インパクト抜群の掛造り
山道にいきなり現れる大きな3階建てのお堂。柱が組まれて、まるで岩と合体したかのような造りをしております。
このように急な崖や岩場に埋め込まれるように造られた建築を「懸造り(かけづくり)」といいます。京都の「清水寺」や鳥取県の「三仏寺投入堂」など、日本各地の寺院で見ることができます。
まるで砦か要塞のような雰囲気がして、見ているだけでわくわくしてしまいますね。
この左下り観音堂は、自由に中に入ることができます。お堂の傍につくられた石段を登った先、3階部分が入口となっています。せっかく来たので中に入ってみましょう!
この恐怖に耐えられるか
一見すると情緒あふれる木造建築ですが、堂内に一歩踏み入れるとあることに気が付きます。
床が薄いです!!!
この薄さの板は、いったいどれくらいの重さに耐えられるのでしょうか。さらに、薄いだけでなく確実に老朽化も進んでおります。一歩間違えれば踏み抜いてしまいそうです。
そんな足元の不安を解消してくれるのが、手すり。こちらに掴まって進めば安心です!
手すりがぐらっぐらです!!!
不安定であるため、全く体重を預けることができません。人を支えるどころか、手すり自身が落ちないように鎖にすがっている状況です。
地上へと下るコース
なんとか梁の上を中心にそろりそろりと歩きます。まるで人の手の入らなくなった廃墟を歩いているような気分。
奥へ進むと、お堂から岩肌に掘られた洞窟へと繋がります。そのまま進んでみることしました。
洞窟を抜けた先はがけっぷち。
観音堂へ飛べない距離ではありませんが、ジャンプした先の床は、私の体重を受け止めてはくれない気がします。
仕方ないので洞窟を引き返し、物凄く急な階段を降りて下のフロアへ。
相変わらず床は薄く、さらに隙間が目立ちます。でも。地面に近くなってきたので少し安心。そのまま次の階段も下り、なんとか地上へとたどり着くことができました。
柱探しにチャレンジ
そういえば、案内板にこんな記載があるのを思い出しました。
ごく小さい柱!?せっかくなので探してみることにします。3階建てとはいえ、そんなに広くない観音堂。探すにはそんなに苦労しなそう・・・・いえ、そろりとしか歩けないので、探索には時間がかかります。
くまなく探すも全く見つかりません。
私の前に進んでいたファミリーが『これで幸せになれるね!』と言っていたので、もしかしたら彼らは見つけることができたのかも。聞いておけば良かった・・・・。
結局見つけることはできませんでした。Google先生も教えてくれないので、悔しいけど諦めます。
そもそも”柱”とはなんでしょうか?3寸というのは、わずか10cm。柱と呼ぶには小さすぎるような気がします。もしかして、一般的に想像する柱とは違うものなのかもしれません。他に柱という言葉が意味するものといえば「神様」。もしかして仏像とかそういった類いのものだったりするのかも。
あ、もしかしてこれかな!?
目につきにくいところに、人形のようなものがぶら下がっています。ちょうど三寸(約10cm)くらいだし、これが探すべき柱に違いない!(たぶん違います)
とにかくスリル満点の左下観音堂。会津へ行くときは、ぜひ挑戦してみてください!そして、万が一私が見つけたものとは違う”柱”を見つけることができたら教えてほしいです。
アクセスと営業情報
芦ノ牧温泉駅より車で8分ほど。
駐車場は県道23号線(会津高田上三寄線)沿いにもあり、そこから徒歩10分ほど。
坂道を登った先にも駐車場があり、そこからならば徒歩5分ほど。少々傾斜が急な道ですが、歩きたくない方は車で奥まで進むのがおすすめです。
見学時間 | 見学自由 |
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料金 | 無料 |
公式サイト | http://aizu33.jp/cultural_assets/287/ |
※掲載の情報は2023年9月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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