シンプルすぎる見た目の”うずめ飯”を食す『みのや』(津和野町)

島根県

津和野地方に伝わる郷土料理、うずめ飯。全国的にはあまり知られていない、謎多きご当地グルメ。見た目はとってもシンプルでご当地感がありませんが、その中には・・・・。

訪問日:2026/5/1(金) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

謎のグルメうずめ飯

多数のご当地グルメのある山口県。津和野などの石見地方には「うずめ飯」という名のメニューがあるらしい。

うずめときいて、真っ先に浮かぶのが天之鈿女命(アメノウズメノミコト)。日本神話において、天岩戸に籠もった天照大御神(アマテラスオオミカミ)を誘い出すために舞いを踊った神様。現在も芸能の神として信仰されています。

そんなウズメの名を冠したグルメ、きっと華やかなごはんに違いありません!!

ということで、お店探しスタート。うずめ飯を提供しているお店は多数あります。メインメニューとは別に、サブ的な感じで扱っているお店が多い気がします。

山小屋風の落ち着いた雰囲気

今回訪ねたのはみのや。津和野駅のすぐ近く、「安野光雅美術館」のすぐ目の前にあります。

店内は山の中のお蕎麦屋さんみたいな雰囲気。上部に飾られた甲冑や火縄銃が良い味出してます。

メニューは具がしこたま入った「しこたまうどん」などのうどん・そば系がそろっており、ますます山小屋感があふれます。

牛肉を卵でとじた「他人丼」、「自家製ふき飯定食」、棒に鶏肉が刺さった「山賊焼き」など、個性的なメニューがたくさん。「栗ぜんざい」「よもぎ団子」「わらび餅」などの甘味もそろっています。

いろいろ気になるメニューが多いですが、ここはもちろん「うずめ飯定」食でいきます!

シンプルな見た目のメニュー

さあ、うずめ飯定食がやってきました!!

あれ!?

白いご飯に刻み海苔と出汁がかかっているだけの質素なメニュー。これって素うどんならぬ素茶漬けじゃないですか?せめてネギとあられが欲しいです!!

このうずめ飯、具材はご飯の下に隠されています。店舗により内容は異なりますが、みのやでは鶏肉、にんじん、しいたけ、かまぼこ、三つ葉、ネギというラインナップ。様々な風味や食感がミックスされて楽しいお味です。

気になる「うずめ飯」という名称ですが、具材をご飯に「埋める(うずめる)」ことからその名が付いたメニューなのです。

ウズメノミコトはまったく関係ありませんでした!!

そもそもなぜわざわざ具材を隠しているのでしょうか?これには諸説ありますが、贅沢を禁じられていた江戸時代に贅沢であることを隠すためや、来客に粗末な食事に見せかけておもてなしをするために生まれたとされています。

ご当地感たっぷりの付け合わせ

このうずめ飯定食は、うずめ飯だけでなく付け合わせも珍しいメニューがそろっています。自家製酢味噌を使用した刺身こんにゃくは、さっぱりとした甘さが食べやすい一品。

こちらは赤天。魚のすり身に唐辛子を練り込み、パン粉をまぶして揚げたピリ辛の練り物で島根県のソウルフードといわれております。

津和野銘菓・源氏巻もついてます。薄いカステラ生地でこし餡を巻いた長細い和菓子。江戸時代、吉良上野介への賄賂の代わりに小判を隠して贈ったという忠臣蔵の逸話に由来する縁起物だそう。

先ほど書いた通り、うずめ飯以外にも美味しそうなメニューがたくさん。おなかストレージがもっとあれば、もしくは誰かと一緒に来てたらシェアできたのに!

アクセスと営業情報

JR線の「津和野駅」から徒歩2分ほど。

営業時間 10:00~15:00
定休日 水曜、木曜
公式サイト https://www.instagram.com/minoya_tsuwano/

※掲載の情報は2026年5月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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