安達太良山 Part 1 紅葉ど真ん中!混雑回避で平日登山(二本松市)

福島県

紅葉の名所として人気の高い安達太良山。歩きやすい道が整備されており、ロープウェイもあるためカジュアルに楽しめる山ですが、そのためシーズン中は恐ろしいほど混雑するとのウワサ。ということで平日の朝一番を狙って訪問しました!

登山日:2022/10/5(水)

アクセス良好な山

福島県の中央やや北寄りにそびえる安達太良山。標高約1,700mの成層火山で、日本百名山にも選ばれた立派な山です。

火山の作り出す景観や豊かな高山植物、冬場はスキー場としても人気と一年を通して楽しめる山ですが、一番人気があるのが紅葉シーズン。山を染め上げる色鮮やかな紅葉を一目見ようと、県外からも多くの人が訪れます。

今回はちょうど紅葉見ごろが予想される10月上旬に近くを通る予定があったので、訪問してみることにしました。

ロープウェイ乗り場および登山口までは、東北自動車道の二本松ICから車で約20分、ニコニコ共和国こと岳温泉からも約5km・車で10分ほどと近くです。

市街地からアクセスしやすい山ですが、そのため混雑することも。特に紅葉シーズンはあっという間に駐車場が満車となることも多いよう。できるだけ平日、土日祝日ならば早朝の訪問がおすすめです。

早朝のあだたら高原駐車場

いくつかの登山コースがありますが、初心者におすすめなのが「安達太良山周回コース」。時計回りにぐるっと見どころをめぐるコースで、「安達太良山山頂」はもちろん、「沼ノ平の爆裂火口」や「くろがね小屋」など一通り名所を見ることができます。所要時間はロープウェイ片道利用で約4時間と比較的短め。

ということで、平日の朝8:00頃、あだたら高原リゾート駐車場に到着しました。ここの駐車場は平日は無料ですが、紅葉シーズンの土日祝に限り有料となるのでご注意ください。

駐車場の目の前にある建物はロープウェイ乗り場ではなく、あだたら高原レストハウス

営業開始前でも館内の休憩スペースは利用可能。身支度や出発前の荷物整理、自販機で飲み物補充など、登山準備が整えられます。屋内型のウォシュレット付トイレもあります!

あだたら山ロープウェイ

レストハウスの奥にあるのが、あだたら山ロープウェイ山麓駅。屋外の階段を登った2階がチケット売り場、および乗り場となっています。紅葉シーズンの土日祝日は恐ろしいほど混雑するとのウワサですが、平日で朝一番だったのでほどほどの人でした。

平日の営業時間は8:30~16:30ですが、土日祝は7:30に運行開始していることもあるそう。また、天候次第で営業停止することもしばしば。最新情報は公式Twitterで確認することもできますよ。(もしロープウェイが運行していない場合でも、「安達太良山周回コース」は徒歩だけでも約5時間ほどでまわれます。)

料金は片道1,000円。往復割引もありますが、トレッキングする場合は下りは利用しないコースが一般的なので、片道だけで大丈夫です。

ロープウェイのゴンドラは定時運行ではなく、随時運行タイプ。回転率は良いので、多少並んでいてもそれほど時間がかからずに乗車できそうです。

山頂駅までは約10分。霧で何も見えない感じがしますが、細かいことは気にしません。

快適な道が続く序盤

8:40 登山開始。しばらくは整備されたウッドデッキの道で、息が上がるような箇所もなくサクサク進めます。ただし、道幅は細いためピークシーズンは登山客で渋滞することも多々あるそう。

山頂駅からすぐのところにあるのが薬師岳パノラマパーク。標高1,350mの地点から安達太良山連邦を一望できます。紅葉で色づく山容が良く見渡せますね~。このあとも展望スポットはたくさんあるので、ここはさらっと通過。

なお、このあたりまでは道も整備されており、普段着でもヨユウ。山歩き装備じゃない人や時間が無い人は「薬師岳パノラマパークだけ行ってロープウェイで下る」というお手軽プランも可能です。

少し歩くと、登山道らしい山道になってきます。岩も増えてきますが、手を使わずに進めるくらい。

9:10 登山開始から約30分で仙女平分岐に到着。この少し手前には、岩が並ぶ広場があるので休憩にもぴったりなエリアです。木々の背も低くなり、開放的な道。少々ガスっていますが、鮮やかに色づく安達太良山の山頂が見えてきます。

真っ白な山頂

ここを過ぎたあたりからは少々険しくなってきます。多少息が上がるようなポイントもあるので、焦らずゆっくりと進みましょう。

岩場にペイントマークが見えてきたら、山頂はもうすぐそこ!

9:50 ロープウェイ山頂駅から1時間10分で安達太良山の山頂に到着しました!

霧で何も見えません!!!

天気が良いと磐梯山や飯豊連峰、蔵王連峰など広く見渡せるそうですが、一面真っ白な世界・・・これはこれで嫌いじゃないのですが、紅葉広がる姿が見られないのはちょっと残念。

こんなことなら序盤の薬師岳パノラマパークでもっとちゃんと写真を撮っておけば良かったです!天気が変わりやすい山あるあるだと思うのですが、写真は撮れるときに撮らないといけませんねー。5分後には目の前の景色は無くなっているかもしれません。

乳首山と呼ばれる理由

安達太良山は「乳首山」と呼ばれることがあります。

その原因となっているのが、先ほどの山頂にある小さな岩山。遠くから山全体を見ると、こんもりとした山の上にこの岩山がぽちっと乳首のように見えることから、このような名で呼ばれるそうです。

この乳首は登ることができます。かなり急ですが、ハシゴや鎖が設置されているためグローブなどがあればさくっと登れます。

あっという間に乳首のてっぺんに到着しました。石でできた祠が建てられています。

やっぱり何も見えません!!!

ううむ、待っても霧は晴れる気がしません。しかも、かなり冷え込んできました。ということで、一息ついたら山歩き再開です。

つづく。

コメント

  1. […] […]

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