田季野で食べる福島名物『輪箱飯(わっぱめし)』(会津若松市)

福島県

福島といえば郷土料理のわっぱ飯!わっぱ飯といえば田季野!山菜や海鮮など様々なタイプのメニューを楽しむことができます。美味しいご飯と、とても落ち着けるお部屋で、もうここから出たくなくなる魅力的なお店です。

訪問日:2017/10/14(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

わっぱ飯の名店

「わっぱ飯」をご存知でしょうか?福島県や新潟県などで親しまれている郷土料理で、「曲げわっぱ」という木の板で作られた円筒形の容器に入っているのが特徴です。

東京の友達と勢いでやってきた福島県。今回の目的は福島名物わっぱ飯!多数のお店がある中で、選んだのは「割烹 田季野」というお店。「わっぱ飯」で検索すると一番上に出るくらい有名で、ガイドブックでもおなじみの人気店です。

なかなかレベル高い門構え。もし私一人だったら絶対入れなかったと思います。

駐車場は店舗からは少し離れておりますが、案内板にしたがって進めばあまり迷わないで行けるかと思います。(後で知ったのですが、店舗の前にも数台駐車できるようです。)

歴史の重みを感じる店内

随所に歴史を感じる味のある建築。会津若松と日光を結ぶ下野街道の宿場に建っていた糸沢陣屋を移築復元した建物であるそう。

館内には多数の郷土品が展示されています。赤べこと並ぶ福島名物の「おきあがり小法師(こぼし)」も発見しました!

実は、猪苗代湖を出る前に電話で予約してあります。『彰羲の間』と呼ばれる部屋に案内されたのですが、まさかの完全個室!あぁ、旅館に来たみたいな気分。このまま泊まっていってはダメですか?

バリエーション豊富な輪箱飯

わっぱ飯には具材のルールは無いようで、かなりフリースタイル。『よくばり輪箱飯(ぜんまい・鮭いくら等)』や『鮭親子輪箱飯』、『けっとばし輪箱飯』など、様々な輪箱飯を食べることができます。

ささっと注文を済ませ、箸袋に書かれた著名人の言葉を見ながら待ちます。

20分ほどで着丼ならぬ、着わっぱ。わっぱからこぼれる美味しい香りが、空腹をがんがん刺激してきます。

私が頼んだのは『けっとばし輪箱飯』。けっとばしって何かわかりますか?ある動物の肉です。

けっとばして来そうな動物なんて・・・・そう、馬肉!!ニンニクと味噌で煮込んだという馬肉はしっかり味がついていてとっても美味!不思議なくらいずっとほかほかの状態を保っており、最後までアツアツで楽しむことができました。

ご当地感たっぷりなメニュー

友達がセットメニューを頼んでいたのですが、そのお蕎麦が「ネギで食べる蕎麦」!福島県の大内宿が有名ですが、まさかここでも食べられるなんて。わっぱ飯と合わせて、一度に名物を味わうことができて何ともお得な感じです。

さらにメニューをめくっていると、気になるものをみつけました。それは「山のあわび」。とりあえず注文してみたところ、やってきたのはコチラ。

その正体は、アワビの貝に添えられた肉厚なシイタケ。パプリカと貝殻の光沢が高級感あふれます。しっかりと味が染み込んでおり、口に含むとじゅわっと美味しさが広がります。

アワビのような味がするのかなと思ったのですが、肝心のアワビの味がわからないので、判断不可能でした・・・。

田楽はにしん・あつあげ・しんごろうの3種盛りです。「しんごろう」って何でしょうか!?

ノーマークでしたが、こちらも郷土料理。もち米ではなくうるち米をついて味噌焼きにしたものです。長野県や岐阜県などで見かける「五平餅」にそっくりなメニューです。名前の由来は、貧乏でもち米が買えなかった新五郎さんという方が生み出したためといわれています。

とにかく個室の居心地が良すぎて、食べ終わったあともかなーりのんびり過ごしました。くつろぎすぎて、もうこのまま寝てしまおうかという気分でした。

本当はこのあとさざえ堂に行きたかったのですが、田季野でのんびりしすぎて日が暮れてしまいました。ということで、さざえ堂はまた別の機会にとっておき、東山温泉新滝の湯で日帰り入浴して帰りました~。

アクセスと営業情報

営業時間 11:00~20:00(L.O. 19:00)※日曜はL.O.18:00、19:00閉店
定休日 年中無休
公式サイト http://www.takino.jp/

※掲載の情報は2023年9月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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