スタジオツアー東京② 魔法の世界の舞台裏とバタービール(練馬区)

東京都(23区)

ハリー・ポッターの映画の世界に入り込んだような気持ちになれるスタジオツアー東京。雰囲気を味わうテーマパークだけでなく、撮影のテクニックや造形の工夫を知ることができるミュージアム的な側面も。2本目となる今回の記事では、そんな裏側部分に焦点を当てて書いてみますね。

スタジオツアー東京① ハリー・ポッターの世界へ潜入!(練馬区)
としまえん跡地にできた、ハリー・ポッターの世界を体感することができるテーマパーク。劇中に登場する「ホグワーツ魔法学校」や「禁じられた森」などが、そのままのセットで再現されており、魔法の世界に迷い込んだような気持ちになれます。1本目の今回は、「世界観を体感」という視点で書いてみようと思います!
訪問日:2024/12/15(日)、12/22(日) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

魔法の世界の舞台裏

映画で使用されたセットがまるまる再現されたスタジオツアー東京。まるで魔法の世界に入り込んだような気持ちになれる、ファンタジックなテーマパークです。

写真に撮ると魔法の世界ですが、このように舞台裏が見えるようになっているのが「スタジオツアー」ならではのポイント。

模様を描いて造る大理石風のテクスチャー、磁器タイルに見える軽量のファイバーボード、木材を古く見せるエイジング加工などなど、特殊な技術がたっぷりと紹介されています。この辺りは、さながら博物館のような気持ちで楽しめるエリア。

音響効果についての紹介も。布をはためかせた音を使用したドラゴンの羽音、各呪文の効果音へのこだわりなどが、音響担当者によって語られます。実際のシーンも上演されているので、イメージしやすくとっても面白いです。

クリーチャー解説

ハリー・ポッターやファンタスティック・ビーストといえば、個性的な魔法動物たち。そんなクリーチャーのデザインや制作へのこだわり、撮影方法なども解説されています。

ファンタスティック・ビーストに登場したニフラーは、カモノハシとモグラを合わせたような魔法動物。光りモノを探して歩き回るいたずら好きな性格で、かなり重要なキャラクターでしたね。

こちらもファンタスティック・ビーストのクリーチャー、キリン。終盤にストーリーの鍵を握る超重要な生物です。複雑な動きは、1〜3人で操作していたそう。

面白かったのはタレント動物紹介コーナー。ヘドウィグ役のフクロウ、クルックシャンクス役のネコたちが紹介されています。「撮影期間10年の間に動物も成長して新しい芸を身に着けた」といったエピソードも。

なお、タレント動物の中には、「代役として控えていたが出演機会はありませんでした」「脚本の変更により出番を失いました」といったちょっぴり切ない動物も。

体験&特殊撮影コーナー

デジタル技術を使用した体験も多数あります。動く階段の側では、撮影したショート動画が壁一面の肖像画に混じって現れるというユニークな撮影コーナーも。

闇の魔術に対する防衛術の教室では、実際に授業が行われております。杖を振って失神の呪文「ステューピファイ」を唱えると、照明の変化と音響効果が響き渡ります。

禁じられた森では、自分の守護霊を呼び出すことも。楽しいことや良い思い出を頭に浮かべて「エクスペクト・パトローナム」と唱えて杖を振れば、光輝く守護霊が飛び出します。

終盤にある最後の体験が「ほうき体験」。グリーンバックに置かれたほうきにまたがり、まるで飛んでいるような映像を撮影することができます。

個性的な食事メニュー

館内を進むとちょうど中間くらいにあるのがバックロットカフェ。ここでは、各寮をイメージした4つのプレートメニューがあります。

ローストビーフがメインの「グリフィンドールプレート」は、ハリー・ポッターがホグワーツで最初に食べた晩餐がモデル。フィッシュパイがメインの「レイブンクロープレート」はパイに問題が書かれており、その答えがパンの裏にあるという知的な内容。バンガーズ&マッシュの「スリザリンプレート」は、秘密の部屋のバジリスクをイメージしたソーセージが。ローストチキンの「ハッフルパフプレート」は薬草学の授業の温室をサラダで再現しています。

プレート以外のメニューもあります。ひときわ個性的なのはマンドレイクチョコレートトライフル。植木鉢に埋まったマンドレイクのデザートプレートで、チョコ仕立てのマンドレイクはもちろん、土も葉っぱも全て食べることができます。引っこ抜いても悲鳴は聞こえてこないのでご安心を。

絶品のバタービール

バックロットカフェの隣にあるバタービールバーでは、劇中に登場する謎のドリンク、「バタービール」を実際に飲むことができます。ハリーやハーマイオニーたちが美味しそうに飲んでいるシーンを見て、いったいどんな味なのか気になっていた方は多いハズ!

気になるお味はバニラ風味の炭酸ドリンク。思っていたよりも甘過ぎず爽やかな口当たりです。

これめっちゃ美味しいです!!

例えるならルートビアから薬草風味を抜いて、フロートにしたような感じのお味でした。1,250円となかなかのお値段ですが、タンブラーは持ち帰り可能。カップを洗う水道もあり、持ち帰り用のビニール袋ももらえます。

ボリューム満点のショップ

ツアーが終わると、入口近くのショップに帰ってきます。びっしりと並ぶ様々なグッズ、4つの寮のローブやマフラーは人気アイテムです。

ずらりと並ぶのは魔法の杖。棚に雑に積まれた箱が劇中の杖屋のイメージ通りです。ここでは様々なキャラの杖が揃っており、ファンタスティック・ビーストのジェイコブ・コワルスキーの杖までありました。

劇中に登場したやたらと印象深かった「百味ビーンズ」も販売しています。「Vomit」「Booger」「Earwax」といったありえないような味も。実際に食べてみたのですが、かなり強烈でした。

一番インパクトがあったのが、一緒に行った友達が購入を決めていたこちら。

マルフォイタグ!!!

ドラコ・マルフォイの顔が印刷されたタグプレート。何に使うのかは不明です・・・!

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