銀座のデジタルミュージアム『METoA Ginza』（銀座駅）

東急プラザ銀座の一角に併設された展示施設。デジタルテクノロジーを駆使した体験型のコンテンツがそろう、遊べるミニミュージアムです。オーストラリア風のおしゃれカフェが併設されており、ちょっとレアなパドルバーガーを食べることができます。

銀座のデジタルスポット

METoA Ginzaは2016年3月に銀座のまちに誕生したスポット。METoA(メトア)というのは「Mitsubishi Electric: Touch of Advancement」の頭文字。その名が示す通り、三菱電機によるテクノロジーで、未来にふれることができる施設です。

館内は1階がカフェとショップ、2階が展示＆イベントスペースとなっています。展示内容は時期によって異なっており、これまでは「デジタル収穫祭」や「ウォーリーと“人を想う街”」などかなりユニークな企画を行っています。入館料は無料というのもポイント。銀座に買い物に来たついでなど、気軽に立ち寄りやすいです。

イベントスペース

2階と3階はイベントスペースとなっており、無料で展示を楽しむことができます。訪問したときは「HOPE FOR UNIVERSE」という、宇宙開発をテーマにした内容でした。

大きなスクリーンが広がるシアター。日本初の宇宙ステーション無人補給機「こうのとり」がISS(国際宇宙ステーション)に補給物資を届ける姿がCGで映し出されます。縦2.7ｍ×横19.4mの大画面に映し出されるグラフィックは迫力万点！見ている人の動きに反応するデジタルアートもあって、いろいろと楽しめるコンテンツです。

こちらは自然光を再現した照明、「misora(ミソラ)」。会議室や治療室、地下など、太陽光が届かない場所にも青空を届けるために作られています。実際に下に立って見上げてみたのですが、実際の空と見紛うほどのクオリティ。

以前、21世紀美術館の「タレルの部屋」が、実際の空かデジタルで表現された空かわからず悩んだことがあるのですが、それに近い感覚でした。

最後には、こんな撮影スポットも。食べ物や本が浮かび上がり無重力を再現しているのですが、その雰囲気を出して撮るのはなかなか難しい！

カフェスペース

METoA Ginzaの1階にはオーストラリアをコンセプトにしたカフェが入っています。ガラス張りで明るく開放的な店内で、平日だったためか会社員らしき方が多く利用していました。

メニューは、エッグベネディクトやパスタなどのプレートメニュー、コース料理などがそろう。ニュースペーパーみたいなメニュー表がおしゃれ。

ユニークなのはパドルバーガー。バンズの直径がわずか7cmほどの可愛らしいハンバーガーで、6種類の味から選ぶことができます。

お好きな3種類のパドルバーガーが選べるセットメニュー「Pick Three」。今回はビーフステーキ、プルドポーク、そしてソフトシェルクラブにしました。ハンバーガー3つときくとボリューム満点に見えますが、一つ一つが小さいので余裕です。男性には少し物足りないくらいかもしれません。

ビーフステーキは薄切りの牛肉をコショウで焼いたもの。プルドポークは、ほろほろに煮込んだ豚肉をほぐしてBBQソースで味付けしたもの。いずれも肉の旨味たっぷりでとっても美味。

そしてソフトシェルクラブがインパクト抜群！まるっこいバンズからハサミが飛び出して、まるでモビルアーマーみたいです。気になるソフトシェルは、エビフライのしっぽよりも柔らかいため、なんの抵抗も無く食べられます。ほのかに感じるカレー風味が絶妙でした！

キュートなMELBot

館内で目に付くのは謎の白いロボットMELBot(メルボ)。誰か付き添いがいるわけでもなく独立して走行しており、エレベーターも使いこなしています。内部にはペンのようなものが入っていますが、どこかへモノを運ぶ仕事をしているのでしょうか？

2階にはフットペダルが設置されております。これを踏むと、なんと1階にいるMELBotを呼び出すことができるそう！さらにモニターには、MELBot目線のカメラ映像が映し出されています。

エレベーターが開くと、めっちゃ笑顔のMELBotの姿が！呼びかけに応じてわざわざ来てくれるなんて、とても愛おしく感じてきました。

そして、内部に積んでいるペンをくれました！そう、このMELBotは、来館者のもとにプレゼントを運ぶ役目をしていたのでした。

アクセスと営業情報

東京メトロ丸ノ内線・銀座線・日比谷線の銀座駅から徒歩2分ほど。JR線の有楽町駅からも徒歩5分ほどです。

新しい施設なので駅案内などはありませんが、「東急プラザ 銀座」に併設されているため、そちらを目指すと迷いにくいかと思います。