世界各地の様々な鳥が集まる動物園。普通の動物園に比べて鳥と人の距離が近く、がっつりとふれあいも楽しめます。1日3回のバードショーでは、目の前すれすれを飛ぶ鳥に思わず声が出ます。ヘビクイワシのショーはここでしか見ることができません!
鳥が放し飼いの空間
園内は温室のような屋内型となっており、様々な鳥が飼育されています。そのうち多くの種類が檻などのない放し飼い。広々とした空間でのびのびと暮らす鳥たちは、あちこちからバサバサッと飛び立ってきたり鳴き声をあげたりと元気いっぱい。
カラフルなコガネメキシコインコやワカケホンセイインコなどへエサやりも楽しめます。うっかり肩に乗ってくる、なんてこともあり、気軽にふれあいが楽しめるスポットです。
レアな鳥が大集合
色とりどりのオウムやユニークなフクロウなど珍しい鳥がたっぷりな花鳥園ですが、個人的にインパクトが強かった何種類かをご紹介します!
ギンガオサイチョウ
真っ黒い体に黄色の突起がインパクト抜群の鳥。まるで恐竜のような力強い顔つきをしています。人に育てられたため人馴れしていますが、男性には厳しく、女性には優しいらしいです。
エミュー
ダチョウについで世界で2番目に大きな鳥。時速50kmで走ることができます。園内にあるエミュー牧場は、放し飼いにされたエリアに入ってふれあいが楽しめる・・・・のですが、ただいまの期間は感染症対策のため、休止中でした。
キムネチュウハシ
オオハシという鳥にそっくりですが、サイズはとっても小さい。ぴょんぴょんと跳びはねる姿がかわいらしいですが、何事にも動じず肝が据わっている感じも漂わせています。
ハシビロコウ
堂々とした出で立ちは完全にこの花鳥園のラスボス。妙に高い位置に留まっており、人々を見下しているようにも見えます。滅多に動かないのですが、たまにバサバサっと飛び上がることも。ちなみに、名前に「コウ」と付きますが、コウノトリの仲間ではなくペリカンの仲間です。
クラハシコウ
黒・赤・黄という、ジャーマンなカラーリングの大きな鳥。クチバシの黄色い部分が馬の背につける鞍(くら)のようなカタチをしているため、このような名前がついています。脚を折り畳んだ不思議な座り方をしており、ハシビロコウよりも動かないそう。その姿勢から、どうやって立ち上がるのか気になるところです。
ヘビクイワシ
まるで恐竜のようなこちらの鳥はヘビクイワシ。スラッとした抜群のスタイルと、長いマツゲ、シックなカラーリングで「世界一美しい鳥」とも呼ばれています。
ちょうどスタッフさんが檻の外に連れ出して餌やりを行っていたので、近くで撮影させてもらいました。スタッフさんがとても親切で撮りやすいように誘導してくれたり、いろいろ情報を教えてくれたりとサービス抜群です。
このヘビクイワシは10:30の回限定でバードショーにも登場します。詳しくは後ほど。
迫力のバードショー
10:30、13:00、15:00と1日3回バードショーを開催しています。それぞれ出演する鳥と内容が異なっているため、お目当てがある方は公式HPで確認して時間を合わせてから行くのがおすすめです。
今回見学した10:30の回は、ヒメコンドル、ハリスホーク、ラナーハヤブサといった猛禽類が中心。広々とした屋外で空高く飛び舞う姿は迫力満点です!
そして、必見なのがヘビクイワシ!この鳥のショーが見れるのは日本でおそらくココだけ。しかも10:30の回だけということで、がんばって早起きして訪問しました。
会場近くの檻からスタスタと軽快に登場するヘビクイワシ。スタッフさんが用意したヘビ(おもちゃ)を見つけると、踏む踏む踏む!!頭だけを的確に狙って、ひたすら踏み続けており、ある種のダンスのようにみえます。
さらに、スタッフさんがヘビの頭を持ち上げコブラモードにすると、今度は羽を広げてジャンピングキックを披露!万が一ヘビに咬まれても羽ならダメージがほとんどないためこのような態勢をとっているそうですが、その姿はあまりにも美しいです。
ちなみに、これまで蹴ってきたものはラグビーボールやショーの途中で見かけたバッタ、そして担当スタッフなど多岐に渡ります。(蹴られたスタッフさんは、一週間ほどアザが引かなかったそうです・・・)
カラフルな花景色
花鳥園という名の通り、花もたくさん。天井から吊るされているカラフルなインパチェンスは、パラダイス感をこれでもかと演出してくれます。
こちらは多肉植物のエケベリアたち。肉厚の独特の質感と、ぼんやりとしたカラーリングがとっても可愛らしい。
こちらはブラジリアンエーデルワイス。崖に生えるため、「断崖の女王」という変わった別名をもつ植物。毛がびっしりと生えた葉っぱに、モールのような花がついています。
温室ではスイレンの花がぽつぽつと咲いています。スイレンの花って白やピンクのイメージだったのですが、ここでは海外産のものや品種改良されたものなど、バリエーション豊富な花を見ることができます。
アクセスと営業情報
JR掛川駅より徒歩10分ほど。車の場合は東名高速道路の掛川ICから約5分ほど。いずれにしてもアクセスは非常に良好です。近くには、「掛川城」や「ステンドグラス美術館」、「炭焼きレストランさわやか」もあります。セットで訪問して満喫するのもおすすめです。
開館時間 | 9:00~16:30 ※土日祝17:00 |
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休館日 | 年中無休 |
料金 | 1,300円 |
公式サイト | https://k-hana-tori.com/ |
山梨県の富士宮市にある富士花鳥園もかなりたっぷりとふれあいが楽しめます!
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