伊豆旅行へ行くのに《電車+バス》or《電車+レンタカー》どっちが良い?

静岡県

動物園、博物館、美術館、温泉、みどころが詰まった伊豆半島へ行くには何が一番?悩みに悩んだ交通手段についてまとめてみました。《電車+バス》のフル公共交通か、《電車+レンタカー》の変則プラン、どちらがお得でしょうか。

訪問日:2019/10/4(金) 

車なしで行ける温泉探し

今回の旅はマイカーを使用しない温泉旅行!都会から離れたイメージが強い温泉ですが、公共交通機関で行ける関東の温泉はどれくらいあるのでしょうか。

電車で行ける温泉と言えば、箱根熱海鬼怒川などが代表的。バスを使えば伊香保草津四万など群馬勢も可能です。この辺りは既に訪問済みなので、もう少し他の場所を探してみることにしました。

候補となったのは、長野県の上諏訪温泉、山梨県の湯村温泉、そして静岡県の伊東温泉
どの温泉も周辺に見どころが多く、観光も合わせて楽しめます。迷っていたところ、「海鮮が食べたい!」というリクエストが入ったので、海の近い伊東温泉に行くことにしました。

伊東温泉は伊豆急行の伊東駅前に広がる温泉街なので、車が無くてもアクセスは良好。周辺にはシャボテン公園や大室山、アニマルキングダム、他にもマニアックな博物館・美術館など楽しそうな観光スポットがたっぷりあります。

便利でお得な「南伊豆フリーきっぷ」

伊藤温泉周辺で観光する場合、伊東駅~伊豆急下田駅を結ぶ伊豆急行がメインの移動手段となりますが、この電車は運賃がかなり高めです。また、伊豆の観光スポットのほとんどが駅から離れているため、いろいろとまわりたい場合はバスも多用することになります。交通費だけでかなりの金額になってしまう・・・。そんなときに見つけたのがお得な「南伊豆フリーきっぷ」

・伊東駅~伊豆急下田駅の伊豆急行が乗り放題!
・指定エリア内の東海バスが乗り放題!

シンプルな内容ですが、バスの指定エリアがかなり広い!シャボテン公園や熱川バナナワニ園はもちろん、下田海中水族館、河津七滝、天窓洞、ヒリゾ浜などなど、この切符で伊豆半島南部のほとんどの観光スポットを網羅できます。

お値段は新宿から6,270円、横浜から5,950円、小田原から4,490円と3段階。下田まで往復するだけでも通常料金より安くなるため、かなり利用価値が高いきっぷです。
新宿からの場合、特急料金をプラスすればスーパービュー踊り子号にも乗車できます。また、東京の西側に住んでいる場合は、小田急線で小田原駅まで行き、そこから利用すればかなり交通費を抑えることができます。

【南伊豆フリーきっぷ】
https://www.jrizu.jp/train/minamiizu.html
※指定席券売機や窓口にて購入できますが、当日購入はできません。前日までに購入しておく必要があるのでご注意ください。

問題発覚〜難易度の高い伊豆の時刻表〜

さて、南伊豆フリーきっぷを使う前提で旅の計画を立ててみよう!いざ、地図をみながらなんとなく予定を組んでみると観光スポット行のバスの発着駅がそれぞれ違うのがかなり響いてきます。
例えばシャボテン公園は伊東駅or伊豆高原駅、アニマルキングダムは伊豆稲取駅といったように、それぞれ行き先によって異なるためバス乗り継ぎがほとんど成立しません。

もし複数のスポットをまわるとなると、バス→電車→バスと乗り継ぎが必要。電車もバスも本数は、1時間に2本程度。上手く計算して行動しないと、1日のほとんどが待ち時間・・・なんて事態になってしまうかもしれません。
いろいろと試行錯誤したのですが、どう並び替えても「駅でバス待ち50分」みたいになってしまいます。さらに、荷物をどの駅のコインロッカーに預けるかも悩みの種。うーん、難易度高いです。

浮上する電車+レンタカー案

ここまでは一人旅想定で書いてきましたが、今回は2人で行く温泉旅行。

もしかして電車利用するよりもレンタカーの方が安くなるのでは・・・?

車ならばバスの待ち時間も無くなります。例えばシャボテン公園や大室山からアニマルキングダムへ向かう場合、電車とバスなら2時間近くかかってしまうところが車なら30~45分!そして荷物もずっと車に置いておけるのでコインロッカーも不要。駐車場代やガソリン代はかかりますが、それ以上のメリットがありそうです。

でも、東京からフルでレンタカーを借りると、渋滞などで移動時間がかかってしまうかも。

それを踏まえて、最初は電車で行き、途中からレンタカーに切り替えるプランはどうでしょうか?

小田原、熱海、伊東とどこでレンタカーを借りるか悩んだのですが、電車代を考慮すると小田原で借りるのが一番コスパが良くなりそう。ということで、小田原駅周辺のレンタカーを調べることにしました。

※小田原〜伊東間は長い渋滞が発生することも多いようです。お盆やGWなどピークシーズンに行かれる方は、伊東や伊豆高原まで電車で行き、そこでレンタカーを借りるのが良さそうです。

小田原駅のレンタカーを探せ!

今回の検索条件は10/27(土)10:00~10/28(日)19:00の2日間。車種はできるだけ安くしたいので軽~コンパクトで絞り検索しました。
※免責保証込みで料金出してます。

小田原駅前にあるのはニッポンレンタカー日産レンタカートヨタレンタカー。安定のラインナップですが、やっぱり高価。2日間のレンタルだと軽自動車でも12,000円以上してしまいます。

また、駅から少しだけ離れますが送迎可能なオリックスレンタカーがあります。そして今回初めて見かけるワンズレンタカー。赤い犬のような車のロゴがなんだか魅力的。ローカルな会社かと思いきや、全国展開しているみたい。
この2社だとお値段は9,700円~9,900円と1万円を切ります。

【オリックスレンタカー 小田原店】
https://car.orix.co.jp/shops/?shops_pk=345
【ワンズレンタカー 小田原駅東口店】
https://www.ones-rent.com/shop/detail.php?location_no=0125-002

熊本での経験を生かしてレンナビ・たびらい・じゃらんなど、複数の会社を比較して予約できるサイトも確認したのですが金額はあまり変わりませんでした。

小田原で一番安いレンタカーはここ!

もう少しねばって探してみると、さらに安いお店を見つけました!

【エコカーレンタカー】
http://ecocarmkt.com/odawara/

エコカーレンタカーは、24時間2,000円(税込)からレンタル可能な格安レンタカー。今回の2日間免責込みで見積もると、お値段は軽自動車で8,000円とどこよりも安くなります。ここを利用してみよう!

店舗は駅から少し離れていますが、小田原駅へ送迎があります。お迎えが来てくれるのは小田原駅西口。到着後電話すると「北条早雲像の前あたりでお待ちください」とのこと。

北条早雲像!?初めて降りる小田原駅の西口ですぐに見つかるのでしょうか。
駅前で辺りを見回すと、そこには巨大な武士の姿が。これぞ紛れもなく北条早雲!かなり大きいので見つからない方が難しいレベルです。渋谷のハチ公やモヤイ像のように、小田原駅ユーザーは北条早雲の前で待ち合わせしたりするのでしょうかね。

お迎えの車に乗り、店舗に到着。とても感じの良いスタッフさんで、気持ち良く手続きが進められました。なお、店内ではお子様が事務机にどっしりと座っていてとっても可愛らしかったです。

今回の車はコチラの日産モコ。地味に湘南ナンバーです。カーナビは付いておりませんが、スマホスタンドを貸してもらえるので全く問題なし。あとはGoogleマップにおまかせです。

小田原を出発した車は、真鶴、湯河原、熱海と観光地をぐんぐん抜けて進みます。
150円の真鶴ブルーライン、300円の熱海ビーチラインを抜けて、小田原から1時間30分で最初の目的地の大室山に到着しました。

 

レンタカーで行った場所

1泊2日の伊豆旅行、レンタカーで行ったのは大室山アニマルキングダム伊東温泉下田海中水族館kawazoo。時刻表に縛られることがなかったので、かなり自由に回ることができました!

360度のパノラマ広がる草のドーム『大室山』(伊東市)
お椀を伏せたような美しいフォルムの大室山。リフトで一気に山頂まで登り、火口のまわりをぐるっと一周。伊豆半島のパノラマを360°楽しめる爽快な展望スポットです。
動物に急接近!『伊豆アニマルキングダム』(東伊豆町)
広い敷地内で自由に暮らす動物たちに会える動物園。定番から少しマニアックな生き物まで様々なアニマルが暮らしています。動物との距離が近く、餌やりやふれあい体験を通して生き物を身近に感じることができるスポットです。
夜の伊東温泉さんぽ 〜東海館・七福神めぐり〜(伊東市)
お店や観光地が閉まった夜の伊東温泉。静かな街を散策に出発!海沿いの按針メモリアルパークから伊東駅まで、七福神めぐりや東海館の見学をしながら寄り道たっぷりに歩いてみました。
イセエビ・アワビ・金目鯛!リーズナブルに海の幸が楽しめる温泉宿『游心楼山へい』(伊東市)
豊富な海の幸の夕食、そして貸し切り温泉も楽しめる海辺の温泉宿。宿泊費は抑えたいけど、温泉宿の風情も楽しみたい方にぴったり。観光の拠点にも利用しやすい宿です。
アクティブなイルカと海に浮かぶ水族館『下田海中水族館』(下田市)
伊豆半島の南端の街・下田にある、海に浮かぶ水族館。ペンギンやカワウソ、アザラシなど人気な生き物だけでなくちょっとマニアックな生き物も揃います。イルカショーだけでなくイルカ体験メニューも豊富です。
ファインディング・カワズ!かえる専門動物園『KawaZoo』(河津町)
河津七滝のすぐ近くに誕生したカエル専門の動物園。ユニークなカエルがたっぷり飼育されているのですが、基本水槽内の物陰でじっとしています。草木に隠れたカエル探しのはじまりです。

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