遊覧船で上陸した中島。湖の森博物館や天満宮、アイヌの伝説が残る御神木などの見所を巡っていきます。帰りの船からは、湖上に浮かぶ謎の三重塔も見えました!
湖の森博物館
桟橋を降りると、そこは芝生広場。天気が良くて気持ち良いですが、ちょっと暑すぎます。

その奥にあるのが湖の森博物館。入館料200円のミュージアムです。

コンパクトな展示室では、洞爺湖有珠山ジオパーク、洞爺湖や中島の形成、中島の自然などを紹介しています。

こちらは中島散策マップ。中島(大島)は1周7.6kmの大きな島。島内には散策路があり、3時間コース、120分コース、45分コースと分かれているそう。入山受付もこのミュージアムで行います。

ここには自販機、トイレ、そしてメロンクリームソーダやフォンダンショコラがそろうカフェもあります。島で唯一の屋内休憩スポットでもあるのです。
祀られる3つの神社
湖畔にそびえ立つのは赤い鳥居。どうやら島には神社があるようです。

参道には赤いウキがずらり。中をのぞくと、木彫りの仏像が納められています。ウキは全部で12基あり、それぞれ干支を表しているようです。


奥には3つのお堂が並んでいます。手前から恵比寿堂、天満天神宮、大黒堂。恵比寿と大黒はなんとなくわかる気がしますが、人の住んでいない島になぜ学問の神様である天満宮があるのでしょうか。

そばに立てられていた手書きの難読案内板を読み取いてみたところ、徳川幕府の役人が文字のないアイヌのために、文筆の神として菅原道真を大島に祀った祠があったというのがルーツらしい。その祠発見のエピソードがしっかりと記されていました。

ウンクルセトナの木
芝生広場のそばに生えるのは、立派なカツラの木。よく見ると2本が合わさった姿をしています。

こちらは御神木。そこにはアイヌに伝わる伝説が残されていました。
アイヌの青年ウンクルは、洞爺湖に住む美しい娘セトナと愛し合っていました。ウンクルは1669年におきたアイヌ最大の蜂起「シャクシャインの乱」に参加するも、撃たれてしまいます。なんとかセトナのもとに戻るも、死期を悟ったウンクルは洞爺湖に身を投げてしまうのです。そしてウンクルの後を追い、セトナは洞爺湖にて入水してしまいます。
それを見ていた番(つがい)のオシドリは、ウンクルの首飾りとセトナの耳飾りを探して中島に埋めます。そこから芽吹いたのが2本のカツラ。コタンの人たちはウンクルセトナの木と呼んでいたそうです。
帰りの船は「羊蹄山」
帰りの船は「羊蹄山」。定員151名と、往路で乗った「エスポアール」よりも小型の船。

座席はイスが並ぶシンプルなタイプ。エスポアールよりもエンタメ要素は控えめです。

船首部分にはラグジュアリーな一等室があります。利用料は乗船料とは別におとな800円(コーヒー付き)。

島に降り立つ場合は約20分、降り立たない場合は約50分という、ショートクルーズ。いったいどういう人が利用するんだろう。
船から見える景色
右手に見える大きな山は有珠山。そして左手の岩山は昭和新山。立ち並ぶ火山を前に、この辺りが火山地帯であることを実感します。

帰りもやっぱりオオセグロカモメの群れが登場。翼を広げると1m以上ある姿は迫力あります。

湖を眺めていると、目に入るのは三重塔。島の陸地ではなく、湖上に浮かぶ姿はとってもミステリアス。これ、いったい何なのでしょうか。

この塔は昭和34年に洞爺湖の発展と事故を防ぐ願いを込めて建設されたもの。この塔には洞爺湖の守り神である「白龍神」が祀られているそう。なお、龍神様は常に祠の中にいるわけではなく、湖を巡回しているらしいです。今も巡回しているのでしょうかね。
おまけで湖底線路
洞爺湖遊覧船に乗ったら、乗り場のすぐ近くにある湖底線路への立ち寄りもおすすめ!

湖に伸びるレールは絵になりすぎる光景。幸い晴れており、風も弱かったので、良い感じの写真が撮れました!

このあとは、すぐ近くにある「火山博物館」へ。1977年と2000年に噴火した有珠山、その歴史を学びます!



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