「潜伏キリシタン」に関する記事一覧

「潜伏キリシタン」に関する記事一覧

1549年、イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルによって日本にもたらされたキリスト教。織田信長やキリシタン大名の庇護を受けるも、豊臣秀吉によって布教は禁止、江戸時代に入ると「禁教令」が敷かれ、キリシタン達への弾圧が行われるようになりました。

1637年、キリシタンが多く参加した日本最大規模の一揆「島原の乱」が勃発するも、幕府軍によって鎮圧。それ以降、キリシタン達は五島列島や天草諸島など、人里離れた集落でキリシタンであることを隠して生きる「潜伏キリシタン」へと姿を変えていきます。信徒たちは身を潜めていたにもかかわらず、一斉に摘発される「崩れ」はたびたび発生。1873年、明治政府によって禁教令が解かれるそのときまで、キリシタンに対する厳しい処罰は続いていきます。

2018年には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として、多くの教会堂や史跡が世界遺産に登録。五島列島や長崎を中心に、人々の関心を集めました。

大分県

隠された十字と異形の神像と『竹田キリシタン資料館』(竹田市)

多くのキリシタンが隠れ住んでいたと言われる岡藩。この資料館では、そんな信徒たちが残した多くの遺物を知ることができます。他の地域にはない羽の生えた異形の神像は、圧倒的な存在感を放ちます。 訪問日:2024/4/7(日) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです まちなかの資料館 武家屋敷が残り、歴史を感じさせる町並みが魅力の大分県竹田市。そんなまちなかにある竹田キリシタン資料館は、キリシタンや南蛮...
大分県

洞窟内部に遺された信仰の跡『キリシタン洞窟礼拝堂』(竹田市)

キリシタン文化が根付いていた竹田市。禁教令の時代に隠れて礼拝が行われた洞窟が、今も状態良く遺っています。静謐で神秘的な空気が漂うスポットであり、多くの人の想いを感じる場所です。
岩手県

東北山間部に残る信徒たちの強い意志『大籠キリシタン殉教公園』(一関市)

東北の山間部である大籠には、かつて多くのキリシタンたちが暮らしていました。なぜこの地にキリスト教が広まったのか、どのような信仰を続けていたのか、そして弾圧により命を落とした信徒たちの強い信仰心を知ることができる場所です。
長崎県

長い旅から帰還した潜伏キリシタンたちの信仰の証『浦上天主堂』(長崎市)

多くの教会が登録され、話題となった世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。この浦上天主堂はそこには含まれていませんが、潜伏キリシタンの歴史を語る上で外すことのできない教会です。この教会を望んだのはどんな人々であったのか?造られた経緯は?この場所が選ばれた理由とは?知れば知るほど非常に大きな意味を持つ教会であることがわかってきます。
長崎県

異国情緒と歴史が詰まったミュージアム『長崎歴史文化博物館』(長崎市)

貿易港として開かれた長崎。町の管理をしていた奉行所や、そこからもたらされたオランダ・中国の文化など、様々なテーマの展示が詰まったミュージアム。長崎くんちや潜伏キリシタンに関わる展示も豊富で、ココに来れば長崎の様々な姿を知ることができます。
長崎県

島原の乱の終焉の地『原城跡』(南島原市)

かつて勃発した多くのキリシタンを含む大規模な一揆「島原の乱」の中心地となった城跡。乱後すべて埋められてしまいましたが、近年発掘調査が行われ、世界遺産にも登録されました。城跡に静かにたたずむ謎の3体の石像についてもヒアリングしてみました。
長崎県

島原半島におけるキリスト教繁栄の歴史『有馬キリシタン遺産記念館』(南島原市)

島原半島にある、キリシタンの歴史や文化に焦点をあてたミュージアム。読み物パネルが多く、非常にわかりやすい展示内容となっています。世界遺産に指定された原城跡のすぐ近くにありますが、まずはこちらで学んでから行くのがおすすめです。
長崎県

灼熱の噴霧がモクモク!異世界が広がる『雲仙地獄』(雲仙市)

雲仙温泉を代表する観光スポット雲仙地獄。遊歩道が整備されており、ダイナミックな温泉地帯を散策することができます。噴気が噴き出す迫力のある地獄から、ちょっとユニークな地獄まで、様々なバリエーションがそろっています。
長野県

早朝の奈良井宿散策〜お手軽1時間コース〜(塩尻市)

まだ日の登りきらない早朝に訪れた奈良井宿。お店はどこもまだ営業していませんが、風情ある町並みは歩いているだけでも楽しいです。霧雨が煙る中、1時間ほど散歩してきました。
広島県

風情あふれる港町!あなたはどう過ごす?『鞆の浦』(福山市)

日本で最初の国立公園に指定された鞆の浦は、昔ながらの港町の雰囲気が残る風情あふれるエリア。街を歩いたり、常夜灯で写真を撮ったり、海鮮料理やカフェメニューを味わったりと様々な楽しみ方ができます。
伊豆大島

伊豆大島 Part 3 黒砂が広がる月の砂漠とノスタルジックな波浮港で食べる鯛焼き

午前中は雨が強かったため屋内型スポットをまわりましたが、雨足も弱まってきたので午後からは屋外スポットをまわっていきます。真っ黒な砂が広がる「月と砂漠」やどこか懐かしい情緒あふれる「波浮港」などをまわりました。
天草諸島

キリシタンたちの戦いのストーリー『天草四郎ミュージアム』

上天草市大矢野島にある、キリシタンの歴史を今に伝える博物館。ジオラマや実写の映像で再現された戦いのストーリーに、一気に引き込まれます。最後には神秘的な瞑想空間が広がります。
天草諸島

キリシタン潜伏の歴史が残る世界遺産の集落『崎津集落』

世界遺産に登録された崎津集落は、表向きは神道であることを装った潜伏キリシタンたちが暮らしていた小さな漁村。崎津教会、諏訪神社、資料館みなと屋などのスポットをめぐり、独自の信仰とその歴史を探ります。
天草諸島

最先端の文化はキリスト教とともにやってきた『天草コレジヨ館』

キリスト教の伝来とともに伝わった南蛮文化に焦点を当てたミュージアム。当時最先端だった印刷機や楽器などが展示されており、宗教とともに広がる文化について考えさせられる施設です。
天草諸島

天草崩れで摘発された潜伏キリシタンはどうなったのか『天草ロザリオ館&大江天主堂』

天草・島原の乱以降、天草の信徒たちは潜伏キリシタンとして信仰を繋いで行くことになります。そんな潜伏キリシタンに関連する資料を、シアターやジオラマでわかりやすく展示しているミュージアムです。
天草諸島

天草とキリスト教の深い関係『天草キリシタン館』

伝来、禁教、潜伏と天草諸島におけるキリスト教の一連の流れをつかむことができるミュージアム。天草観光の序盤に訪問すると、その後の島めぐりで見えるものが変わります。
五島列島

福江島 Part 3 レンタルバイクでめぐる福江島《前編》 堂崎天主堂・魚津ヶ崎公園・遣唐使ふるさと館へ (五島市)

丸1日かけて福江島をレンタルバイクで反時計回りに一周します!教会めぐりやビーチめぐり、行きたいところはたくさん。前編は堂崎天主堂や遣唐使ふるさと館など、島の歴史にふれるスポットを中心にめぐります。
五島列島

久賀島 Part 3 アクセス難易度高め!森を抜けて『旧五輪教会堂』へ (五島市)

久賀島の奥地にある旧五輪教会堂へのアクセスは一筋縄では行きません。田ノ浦港とは反対側の海岸に位置するのですが、そこまでの道のりは細く険しい山道。福江島から運んだレンタルバイクと徒歩で、約40分かけて向かいました。
五島列島

久賀島 Part 2 命を懸けても守りたかったもの(五島市)

福江島から運んできたレンタルバイクでまわる久賀島。田園風景の中を走り、まずは浜脇教会、潜伏キリシタン資料館、牢屋の窄殉教記念聖堂の3つのスポットへと向かいます。激しいキリシタン弾圧の歴史を目の当たりにする場所です。
五島列島

奈留島 Part 2 江上天主堂とビーチロックと”うに男”(五島市)

電気自動車COMSを利用して奈留島島内散策へ。約3時間半の滞在時間で、江上天主堂、ビーチロック、ノコビ浦の防風堤、ユーミンの歌碑をめぐります。奈留島非公認のゆるキャラ・うに男も魅力的です。
五島列島

上五島 Part 4 レンタカーでめぐる奈良尾・若松島・有福島・日島 (新上五島町)

前々回に続きレンタカーを利用して上五島をまわります。中通島南部の集落・奈良尾や、橋で渡ることができる若松島、そしてそこから陸路で行ける有福島と、その先にある日島へ。
五島列島

上五島 Part 2 レンタカーでめぐる青砂ヶ浦教会・海童神社・鯨賓館・頭ヶ島天主堂(新上五島町)

昨日の夜に無事入島した上五島の中通島。今日は早朝からレンタカーで島内観光へと向かいます。北部の曽根教会からスタートし、青砂ヶ浦教会、海童神社、鯨賓館、頭ヶ島天主堂までぐるっとまわりました。