上五島 Part 4 レンタカーでめぐる奈良尾・若松島・有福島・日島 (新上五島町)

五島列島

前々回に続きレンタカーを利用して上五島をまわります。中通島南部の集落・奈良尾や、橋で渡ることができる若松島、そしてそこから陸路で行ける有福島と、その先にある日島へ。

訪問日:2019/7/21(日)

重厚なレンガ造りと資料館『旧鯛ノ浦教会』

有川港から少し南に下った鯛ノ浦(たいのうら)。そこにある旧鯛ノ浦教会は、1903年に造られたレンガ造りの教会。青砂ヶ浦教会と同じくイギリス積みです。

旧鯛ノ浦教会

後ろから見てみると瓦積みの屋根が印象的。和洋折衷で不思議な感じがします。1948年に改築されたの際、原爆で崩壊した長崎・旧浦上天主堂の被爆レンガを用いた鐘塔が造られたそう。

旧鯛ノ浦教会2

この旧鯛ノ浦教会の内部は資料館となっており、実際に使用されていた「踏み絵」も見ることができます。潜伏キリシタンたちは、絵を踏んでしまった足を洗い、その水を飲むことで許しを乞うていたそう。

教会そばに茂る木々の中には小さな川が流れており、せせらぎの音が心地良い。ルルドもあります。
旧鯛ノ浦教会3

すぐ手前には現在の鯛ノ浦教会が。祈りの場としてはこちらが機能しているようです。
鯛ノ浦教会

巨大アコウの股くぐり『奈良尾神社』

長崎からのジェットフォイルやフェリーが寄港する、上五島中通島南部の集落、奈良尾(ならお)。港のすぐ近くにある奈良尾神社には巨大なアコウの木があるとのことで見に行きました。

神社の参道を進むと嫌でも目に入るアコウ。参拝者を出迎えるように、参道にまたがって立っています。

奈良尾神社
アコウの巨樹は、九州以南ではそう珍しくはありません。しかし、このようなロケーションに生えているのはとってもレア。力強くそびえる様は、悪しきものを神域に入れない門番のようです。
奈良尾神社2

このアコウの樹齢は650年。この数字が正確なら、南北朝の時代からこの地に根付いていたのでしょうか。奈良尾神社3

橋を渡って向かう『若松島』

続いて向かうのは若松島。五島列島の中でも4番目に大きい島で、中通島からは若松大橋で繋がっています。500mのトラス橋で、環境に配慮したライトグレーのカラーリング。橋の下を船が行き交っています。
若松大橋

とりあえず若松港へ。福江島から五島旅客船が運行するフェリーや高速船が寄港する港です。有川港ほどではありませんが、しっかりした待合所や売店もあります。

若松港

若松港2

若松港から300mほどの所には、浄土宗のお寺・極楽寺があります。7世紀頃に作られたとされる阿弥陀如来立像を本尊として祭っているのですが、あいにく閉まっており拝観することはできませんでした。

極楽寺

若松島には、明治期に迫害を受けた信徒が隠れ住んでいたというキリシタン洞窟があります。陸路では行くことができない位置にあるため、若松港で船に乗るしかアクセス手段はありません。料金は1〜2名までは8,000円、3名以上は1人3,000円となります。

キリシタン洞窟
1人旅だと8,000円となるため、予算が厳しく諦めてしまいました。今振り返ると、無理してでも行っておけば良かったなと少し後悔してます。(この写真は、知人からお借りしました)

堤防を越えて『有福島』へ

若松島を奥へ進むと、堤防道路で繋がる有福島(ありふくじま)へ渡ることができます。距離は短いですが、海の上を走っているようで不思議な感覚の道路です。
有福島

この島にある有福教会は真っ白でかわいらしい雰囲気の教会。

有福教会

海を見下ろす絶好のロケーション。教会めぐりをしていると、五島列島の教会はかつて信徒達が隠れていた場所に建てられているとの話を耳にしました。この人里離れた場所も、きっとかつてはキリシタン達が潜伏していた場所なのでしょうね。
有福教会2

 

石塔立ち並ぶ『日島』

中通島、若松島、有福島と渡ってきましたが、まだ島は続きます。中通島から見ると一番奥の島、日島(ひのしま)へと渡ってきました。
日島

古来より四国や大陸とも交易のあった島であり、烽火によって船の来島を知らせる観測所が置かれていたこともあるそう。その烽火から「火島」と呼ばれ、それが転じて「日島」になったともいわれています。

ここ日島には石塔群があります。たくさん並ぶ石の塔は、鎌倉時代後半から室町時代前半にかけて造られたとされる五輪塔や宝篋印塔。

石塔群

このような石塔は日本各地で見ることができるようですが、ここまで密集しているのは日島だけ。どことなく恐山のような霊場を思わせる、独特な雰囲気のある場所でした。
石塔群2

ここから中通島北部のニコニコレンタカーまでは1時間以上かかります。返却時間に間に合わなくなりそうなので、そろそろ帰路につきます。

作り込まれたデザイン『大曾教会』

最後に1箇所だけ。フェリー太古が寄港する青方港の近くにある大曾(おおそ)教会へ。大曾教会1
1879年に造られたレンガ造りのずっしりとした外観の建築。こちらも鉄川与助によるもので、現在の教会は1916年に造られた2代目です。
大曾教会2

レンガの組み方が細部までデザインされていて見応えがあり、なんだかレゴブロックを思い出します。よく見るとレンガそのものの濃淡を上手く利用してトーンが調整されています。
大曾教会3

撮影禁止なため写真はありませんが、内部に広がるサクラの花びらがデザインされたステンドグラスは圧巻です。


ニコニコレンタカーへ無事時間内に返却完了。朝7:00から12時間走りまわってガソリン代は1,034円。

返却後は本日宿泊の宿、青方にある素泊まりの宿しらはままで送ってもらいました。
明日利用するバスの時刻が分からないと困っていたところ、送迎してくださったスタッフさんがバスターミナルに立ち寄ってくれました。上五島の人はなんて優しいのでしょうか。

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この記事を書いた人
chihiro

国内旅行が大好き!車中泊やLCCを駆使して、離島と水族館は100以上・神社仏閣は300以上訪問。都道府県はあとちょっとで3周完了。スケジュール詰め込みがち。実はプログレとソウルが好きなベーシスト。

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