地上・海上・山上の3方向から見る『天草五橋』(宇城市~上天草市)※動画あり

天草諸島

天草諸島をつなぐ、異なるデザインで造られた5つの橋。この橋が完成したおかげで、車で気軽に島へのアクセスが可能となりました。地上から、船で海上から、山上の展望台からと3つの視点でその魅力に迫ります。

訪問日:2019/10/5(土) 

天草五橋とは

天草五橋とは、熊本県の宇土半島から大矢野島、永浦島、大池島、前島、そして天草上島を繋ぐ5つの橋の総称。1966年の9月に開通したこの橋のおかげで、天草諸島の交通は格段に向上し、島の生活や産業は大きく変わりました。

船を使用せずアクセスすることが可能なため、熊本市内からでも天草諸島へ気軽に訪れることができます。なお、真珠の養殖が盛んなことにちなみ、一号橋~五号橋の間のルートは天草パールラインとも呼ばれています。

地上から見る天草五橋

それぞれ個性的なデザインをしている天草五橋。せっかくなので、1つ1つ渡りながら見学していくことにしました。

1号橋・天門橋


まず1つ目の橋は天門橋(てんもんきょう)。宇土半島の宇城市から大矢野島へ向かう長さは502mのこの橋は、天草諸島への入り口。「天門」という名前も、天草への門という意味合いではないでしょうか。この1号橋は、他の4つの橋からはかなり離れた位置にあります。

橋を渡ってカーブを曲がった直後に、天門橋展望所という駐車場があります。車を停めて近づいてみると、周囲を鉄骨に囲まれているためまるでトンネルみたい。連続トラス形式という、三角形が組み合わさった都会的なスタイルの橋です。

天門橋の隣には、もう1本別の橋が架かっています。こちらは新天草1号橋とも呼ばれる天城橋(てんじょうきょう)。三角大矢野道路という2018年5月に開通した新ルートです。「天城」と聞くとすごく崇高なイメージですが、おそらく「天草」と「宇城(うき)」を結ぶところからきているのではないでしょうか。

2号橋・大矢野橋


2つ目の橋は大矢野島と永浦島をつなぐ大矢野(おおやの)橋。ディメトロドンのような半円形のアーチが印象的な、クリーム色でかわいい橋です。長さは249.1mで、工法はランガートラス式というらしい。

大矢野橋を渡る手前の左側に2号橋公園があり、そこに駐車場があります。そこで天草五橋のミニチュア模型を見つけました。島に見立てたプランターを繋ぐように設置しており、橋の雰囲気が上手く再現されています。

3号橋・中の橋


3つ目は永浦島と池島を結ぶ長さ361mの中の橋。この橋は他の橋と違い、島の名前や地名を冠しておりません。もしかして、真ん中だから中の橋なのでしょうか。

形式はラーメン橋という、いわゆる最もシンプルな橋。橋の上にアーチなどの構造が何もないので、走り抜けるととっても爽快な橋です。ちなみにラーメンというのは麺類のことではなく、枠や額縁などを意味するドイツ語Rahmenのことです。

橋を渡ったところ右手に「休憩所」というロードパークがあり、ここに車をとめて歩いて見に行きました。

4号橋・前島橋


4つ目は池島と前島の間に架かる前島橋。3号橋をさらに大きくしたようなタイプの橋で、長さは510mと天草五橋で最長を誇ります。

4号橋を渡った先の前島は、リゾート感あふれる商業施設リゾラテラスや海中水族館シードーナツ、パールセンターなどの観光地が並ぶレジャースポット。この辺りは駐車場も多く、見学場所に困ることは無さそうです。

5号橋・松島橋


最後の橋は前島から天草上島へと渡る松島橋。天草五橋で一番目立つ、真っ赤なパイプアーチ橋です。

この橋を眺めるのにおすすめの場所は松島温泉の龍の足湯!オーシャンビューの足湯に浸かりながら松島橋を見ることができます。

私は朝の9:00頃訪問したのですが、ちょうど掃除が終わってお湯を張っている最中でした。掃除を終えて休んでいるおじさんが色々周辺の情報を教えてくれました。

海上から見る天草五橋

個性的で景観の良い天草五橋ですが、海上からめぐるクルージングもあります。このコースを運行しているクルーズ船は2つ。

■天草五橋クルージング(株式会社シークルーズ)
料金:1,600円
所要時間:約30分
出港時刻:9:20/10:20/11:20 13:20/14:20/15:20/16:20(4~9月)
■天草五橋めぐり遊覧船(パールライン観光)
料金:大人1,500円(水族館とセットで2,500円)
所要時間:約30〜40分
出港時刻:9:50/10:50/12:50/13:50/14:50/15:50
※2名以上で催行となるため、一人旅の方はご注意ください

パールライン観光は1号橋以外の4つまでしか見れないのに対し、シークルーズは五橋全てめぐります。しかし、もともと海中水族館シードーナツへ行く予定だったため、セット券のあるパールライン観光のクルーズを利用しました。

海の上に浮かぶ水族館、シードーナツにある船着き場から出港します。船内はカーペットタイプなので、お子様連れでも過ごしやすい雰囲気です。船長のおじさんも、子供を最前列に座らせてあげたり、船乗りの帽子をかぶせてあげたりとサービス精神旺盛。私は子連れではありませんが、見ていてほっこりしました。

水族館を出た船は、真っ赤な5号橋から順番に次々とめぐっていきます。海上から見上げる橋は、地上からみるよりもずっとずっと迫力満点。通常は見ることができない、裏側が見れるのもポイントです。

2号橋には水上バイクのチームが。水上バイクのことをジェットスキーと呼ぶこともありますが、ジェットスキーはカワサキの登録商標。日本語で全体を指す場合は水上バイクと呼ぶのが適切みたいです。

展望台からみる天草五橋

天草上島には松島展望台や千厳山展望所などのいくつかの展望台があります。もし天草五橋全てを一度に見渡したいならばこちらの高舞登山(たかぶとやま)がおすすめ。

国道266号線から、案内板に従って細い山道へ。すれ違い困難ですが、交通量はあまりなさそうです。800mほど進むと、トイレ付きの駐車場に到着しました。

ここからは徒歩で登ります。駐車場から約3分で山頂の展望台に到着。

高舞登山は標高117mという小さな山ですが、そこから見える景色は爽快そのもの。2〜4号橋はばっちり、1号橋も遠くにぼんやりと見ることができます。
前島、中島、樋島といった島々が浮かぶ多島美、そして島をつなぐ橋、遠くに見える大きな火山の雲仙普賢岳。この景色は天草ならではでしょう。

せっかくなので動画も載せてみます!5号橋、4号橋、3号橋、2号橋と順番にクローズアップしていったのですが、最後の1号橋だけはすぐに見つからずに戸惑ってしまいました。終盤手前に見える2連アーチの橋ではなく、奥の方にうっすらと見えるアーチ橋の手前が1号橋です。

ここは夕陽スポットでもあるらしい。この絶景がオレンジに染まる様子は、きっと例えようがない絶景になるのではないでしょうか。


地上から、海上から、展望台からと3つの視点で天草五橋を眺めてみました。どれか1つ選ぶなら、やっぱり展望台からの眺めが一番ではないでしょうか。

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この記事を書いた人
chihiro

国内旅行が大好き!車中泊やLCCを駆使して、離島と水族館は100以上・神社仏閣は300以上訪問。都道府県はあとちょっとで3周完了。スケジュール詰め込みがち。実はプログレとソウルが好きなベーシスト。

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