鶴居村のタンチョウスポットのひとつ、鶴見台。11~3月に訪れれば、無数のツルが集まる姿を見ることができます。開園時間など無く、24時間自由に見学することができるのもポイントです。
多数のタンチョウ観察スポット
タンチョウが棲息していることで知られる釧路〜阿寒エリア。釧路市や鶴居村にはタンチョウを見ることができるスポットが複数あります。
②鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ
③阿寒国際ツルセンター
④丹頂鶴公園
今回1月末に訪問してこの順番でまわってきたので、それぞれ記事にしていきます。ということで、今回は①鶴見台から。
たっぷり集まるタンチョウ
釧路市湿原展望台から北に12km(約15分)ほど進むと、道路沿いの左右に駐車場があります。
どこが鶴見台かなと思い辺りを見渡すと、人が集まっているので一目瞭然でした。ここは特に営業時間などはなく、自由に見学することができます。
かなりたくさんのタンチョウが集まっています!辺りに響き渡るのは、大きな鳴き声。タンチョウは長い気管を持っており、それが管楽器のように働き、大きな声を出すことができるそう。
頭が赤くないのは、去年の春に生まれたまだ子どものタンチョウ。最初の冬を越える頃、親は子どもを攻撃して追い払い、子別れがはじまります。生まれてからたった1年で大きく育ち、親離れまで果たすというタンチョウの成長速度、恐るべし。
1日2回の給餌タイム
よく見るとエサをまいている人の姿が。餌付けときくと観光向けなイメージを持たれるかもしれませんが、実はこれが物凄く重要なところ。かつてタンチョウはエサ不足などの要因で数が減少してしまっていましたが、餌付けなどの保護活動の結果、ここまで数を増やすことができたのです。詳しくは次回と次次回の記事にて書きますね!
給餌の時間は朝9:00頃と、昼の13:00〜14:00頃が目安。この時間に向かうとより多くのタンチョウを見ることができます。ただし日によっては1日1回となったり、時間が変更になることもあるそうです。
また、この鶴見台では人が観察するポイントがタンチョウの飛翔ルート。そのため、タンチョウが頭上を飛ぶこともあるそうです。翼を広げると2mを超えるツルが飛び交う姿はきっと凄い迫力でしょうね。
向かいにはカフェも
道路を挟んで向かい側にはどれみふぁ空というお店があります。10:00〜16:00火曜第3水曜定休とのことですが、朝9:00頃既にオープンしていました。
店内ではシマエナガやタンチョウグッズを販売。「ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト」で金賞を受賞したというチーズも扱っています。
さらに生乳ソフトにラズベリーソースの乗った「丹頂ソフト」や、黒米と赤いドライフルーツで色付けされた「丹頂カレー」といった食事メニューも。タンチョウを見た後のひと休みにぴったりなスポットです。
他にも見られる野鳥
店内の窓からは、手入れされたお庭が見えます。ここも実は野鳥観察ポイント。
私が訪問した際は、スズメ、シジュウカラ、カラスなどのポピュラーな鳥に混じり、まさかのアカゲラが!
タンチョウと同じく頭の赤いキツツキ。木をつつきながらあちこち飛び回っていました。他にもシマエナガやオオワシが見られることもあるそうです。ここに来たら、ぜひタンチョウだけではなく様々な野鳥探しもお楽しみください!
アクセス情報
JR釧路駅より車で約45分、釧路空港より車で約30分。
途中には「釧路市湿原展望台」が、少し先には「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」があります。合わせての訪問もおすすめです!
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