広大な釧路湿原を見渡すことができる展望施設。不思議なデザインの建造物は、釧路湿原に付いて学べるミニミュージアムでもあります。周囲には遊歩道が伸びており、自然の中を散策しながらサテライト展望台へと向かうこともできます。
いきなり記憶力テスト
5日間の道東の旅もそろそろおしまい。最後のスポットとして選んだのは釧路湿原。
これまで何度も訪れており、さらに「冬の湿原ってあまり見応えないのでは」という気持ちから今回は見送るつもりでしたが、釧路に来たのに湿原に行かないのはもったいないという思いがすくすく育ってきたので、結局行くことにしました。
釧路湿原にはいくつかの展望台があります。今回立ち寄ったのは湿原の西側にある釧路市湿原展望台。
まるでジオン軍のモビルスーツみたいな外観は、ヤチボウズをイメージしているそう。前々回の記事にて書いたヤチボウズ覚えてますでしょうか。忘れてしまった方のために、後ほどまた書きますね!
そしてこの建築を手掛けるのは毛綱毅曠氏。さぁ、この名前も覚えていますでしょうか!?19日前の「釧路市立博物館」や17日前の「フィッシャーマンズワーフMOO」の記事にも登場した建築家です。
「覚えていてくださいね」と念を押しておいたので、もちろん覚えててくれてますよね?
何て読むんでしたっけ!!???
まさかの書いた本人が覚えていないパターンです。正解は「もづな きこう」さんでした。ちゃんと覚えてなくて本当にすみません。
自然が学べるミュージアム
そんな展望台の館内、1階ショップは無料ですが、2階からは有料エリア。今回は「しつげん55 PASS」を使って入館しました。2階へ続く階段は雰囲気抜群です。
釧路湿原の歴史や、タンチョウの剥製と生態解説などが展示されています。
日本最大の淡水魚であるイトウは生態展示もされています。釧路湿原のシラルトロ沼や阿寒川では2mを超えるサイズが捕獲されたとの伝説も。
こちらの草のかたまりみたいなもの、これこそがこの建築のモデルとなったヤチボウズ。スゲの仲間が集まって30〜40年かけてできあがるそう。アリやクモなど様々な生き物の棲家になっております。次回登場は未定ですが、せっかくなので覚えていってくださいね!
最上階は屋外展望台となっています。釧路湿原はもちろん、遠く市街地まで広く見渡せる展望台。今日はなかなかの強風で、長くは居られませんでした。
周辺に広がる遊歩道
この展望台からは、1周約2.5kmの遊歩道が伸びています。サテライト展望台や丹頂広場、さらには北斗遺跡・北斗遺跡展示館までも続く分岐も。1kmほどは木道が整備されております。
そんな遊歩道ですが、冬季は半分以上が閉鎖されており、サテライト展望台までの往復コースのみとなります。往復2.4km、30〜40分ほどのルート。せっかく来たので行ってみることにしました!
展望施設の裏側に、遊歩道入口があります。
サテライト展望台から見る湿原
サテライト展望台までの道は、ほぼ全て木道が整備されております。木道は歩きやすい・・・と思いきや、木が露出している部分は氷っていることが多く、とっても滑ります。端っこの雪が積もっている部分の方がずっと滑りにくいので、足首くらいまであるブーツがおすすめ。
15分ほどでサテライト展望台に到着。目の前に広がるのは広大な釧路湿原。人工物の無い自然の風景は、見ているだけで不思議とすっきりした気持ちになってきます。
意外にも積もっている雪は少なく、黄色い景色。以前5月上旬に訪れたときと似ています。
ヤチボウズらしきふくらみもたくさん見ることができます。
実はこの写真、エゾシカが写っています!
こんな広い湿原でエゾシカ見つけられた私すごくないですか?(たまたま)
なお、湿原の西側に位置しているため午後は影になってしまいます。夕陽を拝むなら湿原の東側にある「細岡展望台」が超おすすめ。ただし、ここから細岡展望台までは車で45分ほどかかります。
展望台の移動で45分!!!
この移動距離、湿原のスケールの大きさを最も実感した瞬間でした。
さーて、釧路湿原も拝んだのでそろそろ帰りの時間。釧路駅のニコニコレンタカーに車を返却、釧路駅から釧路空港行きのバスに乗ります!
アクセスと営業情報
JR釧路駅より車で約30分、釧路空港より車で約18分。
開館時間 | 4月~9月:8:30~18:00 10月~3月:9:00~17:00 |
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休館日 | 年末年始 |
料金 | 480円 |
公式サイト | https://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/3639/ |
※掲載の情報は2025年1月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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