愛の国と幸福の狭間にあるのは・・・『愛国駅~幸福駅』(帯広市)

道東

廃線となった広尾線の愛国駅と幸福駅。かつてはテレビ番組の影響で大ブームとなったこともあり、今でも訪れる人は後を絶たない人気観光スポットです。さて、そんな2駅の間にもう1つ駅があったのをご存知でしょうか?

2017/4/30(日)

ラブリーな愛国駅

最初に訪れたのはこちらの愛国駅。ビビッドなオレンジ色の駅舎がかがやく、旧国鉄広尾線の駅です。

こちらは幸福ゆき切符のモニュメント。この切符は、愛国駅の先にある幸福駅ゆきの切符。テレビ番組『愛の国から幸福へ』の放映をきっかけに、4年間でなんと1,000万枚も売れたそう。

現代社会で「愛国」といいますと、偏った印象を持たれかねないコトバ。でも、間に『の』を入れて『愛の国』にすれば、とたんに素敵なイメージ。そこにいけばどんな夢もかなうというよ・・・。あれ、頭の中にガンダーラが流れてきました。

ちなみに愛国の名前の由来は、かつてこの地に開拓のための愛国青年団が入植していたからだそうです。

駅前だけ線路が残されており、そこには銀河鉄道999蒸気機関車が停まってます。乗り込んで記念撮影も可能! A journey to the starsのはじまりです! 

駅舎の中は鉄道記念館となっています。壁一面に貼られているのは「幸福ゆき切符」。そこまではわかるのですが、写真、プリクラ、名刺なども混ざってます。いったいどんな意図があって貼っているのかな?

駅前の広場には大きなハートの噴水があります。これはもしかして・・・

やっぱり恋人の聖地だ!愛し合う人がそこにいるだけで、心は花咲く楽園になりますよね。

ハッピーな幸福駅

愛国駅へ行った人は、こんなに広い世界の中できっとほぼ100%幸福駅へ向かうことでしょう。私もせっかくなので幸福へ!

愛国駅同様に駅舎が残されてます。入るとそこは・・・一面のピンクワールド!『幸福ゆき切符』が隙間なく貼られているのです!貼りきれず、山積みされた幸福も。

幸福というコトバをきくと、なんとなく宗教ちっく。ちょっと胡散臭く感じてしまいます。しかし、こちらの元々の地名は「幸震」。福井県からの移住者が多く、一文字とって幸福と呼ばれるようになったそうです。ということは、幸福の「福」は福井県の福なのですね!

こちらもザ・マリン・エクスプレス旧・広尾線車両があります。もちろん乗車可能で、deepest blueへといざなってくれます。

車窓からは雪の日高山脈。ここから見える景色、今も昔もあまり変わっていないのではないでしょうか。

そしてやっぱりこちらも恋人の聖地でした!

間にはさまれた駅

旧国鉄の駅順だと愛国駅の次は幸福駅ではなく一駅挟みます。愛と幸に挟まれているのはなんて駅でしょうか。夢とか自由といった綺麗な名前がついていたり・・・?もしくは、子供とか家族とかそんな心温まる駅名だったり・・・?

そんなビューティフルネームだったら、とっくに観光スポットとなっていることでしょう。

大正駅

これはかなり渋めの名前。駅周辺には観光的な要素はまったくなく、大正ふれあい広場という名の公園となっていました。愛国駅・幸福駅はにぎやかでしたが、ここには誰もいません。

大正ときくと3つ前の元号、大正時代が浮かびます。こちらも激動の明治と、エネルギーあふれる昭和に挟まれて少々陰が薄いイメージ。

ちょっと大正駅について調べてみると、大正駅~幸福駅の『たいそう幸福切符』という切符が人気だったらしい!ちょっと無理があるような気もしますが、そんな縁起切符もあったのですね。

周囲を見渡すと、味のある建物が。駅舎かと思いきや、「といれ」でした。

ちょっと大正駅周辺を散策してみたところ、カニの家を発見しました。

決してカニが住んでいたわけではありません。昭和40年頃、道内旅行に来ていた若者たちはみなリュックサックを背負っていたそう。その後ろ姿がカニに似ていたのでカニ族と地元の人は呼んだらしいです。今でいうバックパッカーですね。

そんなはるかな旅へ向かうカニ族のために作られた臨時宿泊施設が、このカニの家。さらに奥には天照大神を祭る大正神社もありました。

とても落ち着けて、意外と見所のある大正駅。お時間に余裕のある方は、愛の国から幸福の間にちょっと大正に寄ってみるのも良いのではないでしょうか。


 

うっすらと気づいている方もいるかもしれませんが、今回の記事にはゴダイゴの曲が7つ隠れています。タイトルだったり歌詞の一部だったりするのですが、全てわかりますでしょうか?

<正解はコチラ
ガンダーラ

マリンエクスプレス
銀河鉄道999
ハピネス
ビューティフルネーム
はるかな旅
カトマンズ

コメント

  1. […] 入るとそこは真っ黄色!!一面ピンクの愛国駅も凄かったのですが、それに負けるとも劣らない黄色い世界が広がります。 […]

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