神津島 Part 13 えんま堂から水配り伝説まで!村落周辺の見どころめぐり(伊豆諸島)

神津島

神津島は、港の徒歩圏内にも見どころがたくさん!えんま堂、水配り像、こんぴら様、おたあジュリア顕彰碑、流人墓地とめぐり、流人の島としての歴史や神話について学んでいきます。おまけで、お世話になったお店も載せてみました。

訪問日:2026/4/5(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

えんま堂

2泊3日の神津島。最終日は天気も良いので、村落から歩いていける範囲をめぐっていきます!

最初に向かったのはえんま堂。前浜港から10分ほど、山下旅館別館の隣にあります。

岩壁に深く開いた亀裂。その中に安置されているのは5体の石像。いずれも閻魔大王と、その同一の存在である地蔵菩薩のようです。

風化が激しいですが、中には微笑みを浮かべているような閻魔像も。離島の百科事典「SHIMADAS」によると日本に仏教が伝来したころのものとされているそうです。

この閻魔大王と地蔵菩薩は、無実であるにも関わらず罪人として島に流された人が嘆き祀ったという説や、罪人が己の犯した罪の重さに恐れて贖罪の証として祀ったという説があるそう。流人の島である歴史を感じるスポットでした。

前浜海岸と水配り像

神津島港(前浜港)のすぐそばには前浜海岸があります。白砂が美しいビーチ、海水浴にはまだ早い季節ですが、島の子どもたちがサーフィンをしていました。

おなじみの12星座ベンチもあります。ここは「やぎ座」です。

そんな前浜海岸に立つのが水配り像。立ち並ぶのは伊豆諸島の各島の神様。ここには「水配り伝説」という神話が残されています。

かつて神津島の天上山にある「不入ガ沢(はいらないがさわ)」に島々の神々が集まり、命の源である「水」をどのように分配するか会議を行いました。

翌朝、先着順に分けることになり、一番早く着いたのは「御蔵島」の神様。続いて「新島」「八丈島」「三宅島」「大島」の神様が訪れ水を受けていきますが、「利島」の神様は寝坊して一番最後になってしまったため水はほとんど残っていませんでした。怒った利島の神様は暴れ回り、水を撒き散らしてしまいます。そのため、神津島では島のいたるところで湧き水が出るようになったそう。

離島において「水」は貴重な資源。沖縄のサンゴが隆起した島などでは水不足に悩んでいたという話をよく見かけます。そんな中、湧き水が豊富な神津島は非常に恵まれた環境であったはず。利島の神様に感謝したくなる伝説です。

こんぴら様

前浜海岸から少し登った村落内にあるのが、こんぴら様という神社。木造の平屋のような社殿が建てられています。

ここは漁業者の信仰が厚い神社。大漁の日には魚を奉納し、新造船の船降ろしには、こんぴら様のそばの前浜沖を数回旋回して航海の安全と豊漁を祈願するそうです。

おたあジュリア顕彰碑

こんぴら様のすぐそばにある公園に建立されている石碑、こちらはおたあジュリア顕彰碑

おたあジュリアといえば、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に連れてこられたという女性、おたあのこと。キリシタン大名の小西行長のもとで洗礼を受けてジュリアと名乗るようになります。関ヶ原の戦いで小西行長が没すると、徳川家康に仕えるようになりますが、キリスト教を棄てることができず、島流しに。ここ神津島にたどり着き、人々に慕われていたそうです。

毎年5月に開催されているという「ジュリア祭」では、この顕彰碑の前でミサが開かれているそう。教会もなく、カトリック信者もいないという神津島ですが、このときは内地より司祭を招くようです。

流人墓地

町中にある流人墓地は、流罪となった僧侶などの墓が集まる場所。

奥に写る石造りの二重塔は、おたあジュリアを祀った墓碑であるそう。村民から慕われていたおたあジュリア、今もその墓碑は大切に守られています。

おたあジュリアは神津島を出て大阪へ移り、晩年は長崎で過ごしたという説もあるそうです。また、おたあジュリアの生き別れた弟は毛利家の家臣となったそう。萩博物館に関連する展示があるそうなので、いつか萩に行った際に探してみることにします!

(※「萩博物館」は神津島から帰って数日後に訪問することができました!これについてはきっと1ヶ月後くらいの記事に書くと思いますので覚えててね!)

おまけでお店シリーズ

最後に観光スポットとは異なりますが、神津島でお世話になったお店を紹介させていただきます!

■スーパーマルハン
村落内にある商店。入口は小さく見えますが奥行きがあり、都内のスーパーと遜色ないくらいの品揃えを誇ります。

惣菜コーナーではお寿司も売っています。おすすめは「炙り金目鯛寿司」。神津島産の金目鯛の刺身がのったお寿司です。肉厚で味のしっかり染みた金目鯛はめっちゃ美味しいです!

先日、食べた金目鯛炙り寿司が美味しすぎて、最終日に買って帰ろうとしたのですが、あいにく月曜定休でした。

■藤屋ベーカリー
離島ではレアなパン屋さんもあります。このあたりの道はびっくりするほど狭いので、徒歩での来店がおすすめ。

島感はあまりないのですが、チョコデニッシュがめっちゃ美味しい!初日の天上山トレッキングの日に買ったところ、その味が忘れられなくて最終日にも買ってしまいました。

■浜川精肉店
藤屋ベーカリーのすぐ近くにある精肉店。コロッケやメンチカツといった揚げ物や、お弁当の販売もあります。こちらもそこまで島感があるお店ではありませんが、貴重なお弁当販売スポットです。からあげも1個単位で買えるので、登山や海水浴のお供にもぴったりです!

■Can Do
コンビニを含む、チェーン店の一切ない神津島。かと思いきや、なんと100円ショップがあります!店舗はそれほど大きくありませんが、様々なモノがそろっています。

観光でわざわさ立ち寄るお店でないかもしれませんが、衣類やタオルなど旅行アイテムを手軽に補充ができるのはとってもありがたいです!


長々と書いてきた神津島の記事、次でついにラストです!ここまで読んでくれてありがとうございました!

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