復活のサケとどさんこフィッシュ『札幌市豊平川さけ科学館』(札幌市)

道央

札幌のサーモン事情を学ぶことができるミニミュージアム。サケの仲間をはじめ、様々な淡水生物を展示した水族館でもあります。北海道にしかいない生き物にもたくさん会えますよ!

訪問日:2026/7/17(金) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

札幌のサケ復活を記念した施設

札幌にある水族館といえば、老舗の「サンピアザ水族館」と、最先端の「AOAO SAPPORO」がよく知られていますが、これだけではありません!今回ご紹介する「札幌市豊平川さけ科学館」も、魚を展示した水族館。中心部から少し離れた、札幌市南区の真駒内公園内に建っています。

入館料は無料で、受付も不要。館内の展示ホールではサケの成長過程をパネルや模型で展示しております。

かつては多数のサケが遡上していた豊平川、戦後の人口増加による水質悪化により途絶えてしまっていました。下水道施設の整備により水質は回復、1978年の「カムバックサーモン運動」により稚魚が放流され、無事サケが復活。「サケのふ化・放流を続けるためのふ化場」、そして「サケについて学習するための施設」が求められ、建てられたのがこの科学館なのです。

サケマスの展示室

飼育展示室もあり、サケ、カラフトマス、ヒメマス(ベニザケ)、サクラマスなど、サケの仲間の稚魚が種類別に展示されています。

日本では珍しい種類もいます。カットスロートトラウトは北米に暮らすマス。喉が切れているという名前は、成長すると喉に赤いスジができることからつけられています。

カワサバは川に暮らすサバのなかまではなく、体の模様がサバみたいだから。サクラマスとアメマスの交配から生まれた雑種であるそう。

展示室のそばには採卵ふ化室もあります。サケの採卵受精作業や卵の飼育をする部屋で、ちらっと内部が見えるようになっていました。

池の中を覗ける観察室

階段を降りた地下通路にずらりと並ぶ水槽。ここは屋外の池の中を、窓越しに覗ける地下観察室です。先ほどの展示室は幼魚が中心でしたが、こちらは立派な成魚がメイン。天気が良いので日光を浴びてキラキラと輝いています。

4歳のマスノスケ、最大1.5mにもなるサケ属で最大の魚で、キングサーモンとも呼ばれています。北海道や東北の近海でも漁獲されることがあるそう。

アルビノのニジマスは、黄金に輝く。自然下では目立つため、生き延びられないというのも納得の目立ち具合です。

オショロコマは日本では北海道のみに暮らす魚。豊平川最上流に棲息しており、サケやマスの卵を食べるそう。真っ黒な姿がダークヒーローみたいでカッコいいです!

今回は夏場の訪問でしたが、冬から春にはサケ稚魚の群泳、秋には親ザケを展示しているそうです。

北海道限定の生き物

地下観察室を抜けた先に建つのがさかな館。ここはサケ科だけでなく、豊平川や札幌市内で見られる水辺の生き物約30種類を展示しています。カムルチー、モクズガニ、タイリクバラタナゴ、ヌマガレイなど、そのバリエーションは豊か。

集まってきてくれたヤチウグイ。北海道にだけ分布するどさんこフィッシュで、近年は目撃例が減っているそうです。

隠れているエゾトミヨ。こちらも北海道だけの魚で、同じく減少傾向にあります。トゲのあるイトヨ、イバラトミヨとあわせて「トンギョ」と呼ばれているそう。

エゾサンショウウオもまた北海道だけの生物。20cmにもなる大きめのサンショウウオで、成長すると水中だけでなく森の中にいることもあるそう。

エゾアカガエルも北海道だけに暮らすカエル。ウミネコみたいに「ニャーニャー」と鳴くそう。どんな声なのか気になりますね!


そんなわけで、コンパクトなミュージアム、見学所要時間はさらっと見て30分程度。推しの生き物が見つかっても、1時間くらい見ておけば充分な規模感でした。ちなみに今回の私の推しは、黒くてカッコいいオショロコマかなぁ。

これにて今回の旅の札幌はおしまい!この後は旭川に向かうのですが、その前に「北竜ひまわりの里」に寄り道していきます!季節は7月下旬に差し掛かる頃。はたして開花状況はどんな感じでしょうか?

アクセスと営業情報

開館時間 9:15~16:45
休館日 毎週月曜日(祝休日の場合は次の平日)、年末年始(12月29日から1月3日)
料金 無料
公式サイト https://salmon-museum.jp/

※掲載の情報は2026年7月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました