顔だけで残る『上野大仏』&異国を感じる『パゴダ』(上野駅)

東京都

上野に大仏様がいるってご存知ですか?そのお姿は、仏頭ですらない顔面だけ。このような姿になった背景には幾多の困難がありました。隣接するパゴダも独特な雰囲気が出ています。

営業時間:10:00~16:00
料金:無料
訪問日:2020/6/18(金)

上野にある大仏

上野大仏があるのは、上野公園の中にある「大仏山」の山頂。山といってもわずか数メートルの高さで、丘といった方がイメージに近いです。

この大仏山は入山時間が10:00~16:00と決まっており、時間外はロープで入り口が閉ざされてしまうのでご注意ください。

まさかの顔面だけ

こちらが上野大仏。

なんと顔だけです!!頭だけが落ちて残った仏頭が残されているケースは稀に見かけますが、こちらの上野大仏は顔面だけ剥がしたかのように安置されています。

真横からみると、奥行きが全くないことがわかります。まるで、そこだけ時空が歪んでいるかのようです。

本来の姿がコチラ。もともとは高さ6メートルの銅製の大仏で、江戸時代には大仏殿という建物の中に安置されていました。

なぜこんな顔だけのお姿になってしまったのでしょうか・・・・?

顔だけになってしまった理由

時は幕末、幕府軍と新政府軍の戦いである上野戦争が起こります。その際、戦場となった寛永寺では、多くの伽藍が焼失してしまいます。

上野大仏はこのとき幸い被害を免れたのですが、大正12年の関東大震災には耐えることができず、頭がおちてしまったのです。その後、復旧の目途が立たず、寛永寺にて保管されていました。

その後、またもや大仏に危機が訪れます。それは、第二次世界大戦。軍需金属資源として解体され、政府に献納されることになってしまいます。このときに顔面だけはなんとか守られました。

首がもげ、顔面以外は戦争の道具となってしまったなんとも悲しい歴史を背負っている大仏さま。でも、その表情はとても安らかです。仏の顔は三度まで・・・なんてことはないですね。

ここでは割愛しておりますが、実際には関東大震災以前にも地震や火災により何度も損傷しています。数々の苦難を乗り越えて、やっと安息を迎えているのです。

なお、「もう落ちない」ことから合格祈願のご利益があるらしいです!大仏様の周りには、受験や資格の合格祈願や就活祈願が書かれた絵馬が数多く並んでいました。

となりのパゴダ

上野大仏のすぐ隣にあるのはパゴダ薬師堂。「パゴダ」というのは、仏塔を意味する英語。日本の寺院でみかける塔とは異なる、異国情緒あふれる仏塔です。お祭りしているのは、人々を病から救ってくださる仏様・薬師如来。

このパゴダは、祈願の仕方が少し独特。まず絵馬を授かり、願いを書き込みます。それを合掌した手に挟み、正面で一礼した後、真言を唱えながらパゴダのまわりを時計回りに一周。最後にもう一度一礼したら絵馬をかけて完了となります。

周辺にはお化け灯籠

大仏山周辺には「お化け灯籠」と呼ばれる灯籠があります。すぐ近くなのでセットでの訪問がおすすめです。

自然と同化しながら、虚ろにたたずむ姿は、まるでお化けの様で・・・・というのは冗談。「お化け」の由来は心霊的な何かではなく、その大きさ。写真ではわかりづらいかもしれませんが、高さ6.06mもあります。

この灯籠は、京都南禅寺・名古屋熱田神宮の灯籠とともに、日本三大灯籠に数えられております。


上野公園寺社めぐりはまだ続きます!お次は東照宮へ。

この記事を書いた人
chihiro

国内旅行が大好き!車中泊やLCCを駆使して、離島と水族館は100以上・神社仏閣は300以上訪問。都道府県はあとちょっとで3周完了。スケジュール詰め込みがち。実はプログレとソウルが好きなベーシスト。

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