羽田空港内の宿泊施設『FIRST CABIN』に泊まってみた（羽田空港第1ターミナル）

羽田空港周辺に宿泊して朝に余裕を持ちたい・・・そんなときにおすすめなのがこちらのFIRST CABIN(ファーストキャビン)。羽田空港第1ターミナル内にあるカプセルホテルなので、空港チェックインのぎりぎりまで睡眠をとるとこも可能！実際に利用してみた宿泊記と感想をまとめてみました。

早朝便は前乗りが楽

今回は、ちょっとしたご招待をいただき北海道へ行くことに！航空券も手配していただき、非常にありがたいです。

ただし、ここで1つ問題が。それは、出発時刻が羽田空港7:05発ということ。私の家から羽田空港までは1時間ほどかかります。遅くとも出発の1時間前には着いておきたいのですが、そうすると家を出るのが5:00頃。ざっくり4:00起床が予想されます。これは初日からなかなかハード。

ということで羽田空港周辺で宿泊してみることにします！どうせ前乗りするならできるだけラクしたいもの。そんなときに、羽田空港内にFIRST CABIN(ファーストキャビン)という宿泊施設があったことを思い出しました。

試しに一ヶ月ほど前に公式サイトでお値段を見てみると「ビジネスクラスキャビン」で7,000円。支払いもクレカ以外に現地払いも選択できたので、とりあえず勢いで予約してしまいました。

チェックインと共有ラウンジ

ファーストキャビンがあるのは第1ターミナル、航空神社や郵便局のすぐ近くにあります。JALやスカイマークを利用する際、チェックインカウンターまでは3分もかかりません。驚くほど利便性が高いです。

注意すべきはチェックイン時間が19:00からと少し遅めの設定ということ。仕事終わりに前乗りする想定な感じがしますね。

受付には歯ブラシ、ボディタオル、イヤホン、耳栓などのアメニティはフロントの横に置いてあります。

受付でカードキーを受け取ると、男性は右側、女性は左側へ。受付から先のフロアは完全男女別となっています。受付の横にはラウンジがあり、そこは男女共用スペース。キャビンで食事はNGなので、何か買ってきて食べる人はここで。ちなみに女性フロアには女性専用ラウンジもあります。

ラウンジにはカップ麺、お菓子、アイスの自販機と喫煙所もあります。GEORGIAのコーヒーマシーンもあるので、少し早く起きて優雅な朝を過ごすのもおすすめです。

ちなみに、19:00頃チェックインしたところすいすいでしたが、22:00頃は受付に列ができていました。仕事帰りなどで向かう人が多いのか、遅めの時間の方が混み合うようです。

快適なキャビンルーム

時間帯を問わず薄暗い照明となっており、落ち着いた雰囲気のフロア。多数のキャビンがずらりと並んでいます。

キャビンには館内着、バスタオル、フェイスタオル、使い捨てスリッパ、ティッシュ、靴ベラがあります。足元に個別なゴミ箱があるのも嬉しいポイント。館内着は上下別のジャージタイプ。パンツにはポケットも付いており快適です。

枕側から足元を見上げると液晶テレビも付いています。枕元にイヤホンジャックがあり、フロントに置いてあるイヤホンで音を聴くことができます。

ベッドサイドには黒いサイドボードがあり、小物を置くのに便利。また、この中は鍵付きの貴重品ボックスにもなっています。

広々とした大浴場

このファーストキャビン、なんと大浴場があります！サウナや露天はありませんが、足を伸ばして入れるお風呂はありがたいです。朝ちょっとだけ早く起きて朝風呂で身体を起こす、なんてこともできます。

大浴場と一緒に、個室タイプのシャワールームも3基ほどあります。シャワーでささっと済ませたい派の方、他人に裸を見られてくない方はこちらを選ぶこともできます。

大浴場とシャワールームの脱衣所には洗面台がずらり、ドライヤーに加えてヘアアイロンまで備えているという、至れり尽くせり。アイロン持ち歩いていないけど、ちょっと寝ぐせが気になる、なんてときにはありがたいですね。

大浴場の近くにはコインランドリーもあります。1回200円、乾燥機は30分100円。旅行の最初か最後に宿泊することが多いため利用ケースは少なそうですが、何かあったときにすぐ洗えるのは安心です。

夜の空港散策

せっかく夜の空港に来たので、ちょっと第1ターミナルを探検してみることにしました！

人の少ない空港はテンションが上がります。出発口へ向かう方や、到着口から京急線や東京モノレールへ向かう方々を高見の見物・・・。謎の優越感に浸れます。

日が落ちて暗くなってからの展望デッキはロマンティックな雰囲気。滑走路に灯るカラフルなライトや、次々と離着陸していく飛行機を眺めて過ごすのもなんだか優雅な気分。

空港内にはレストランもたくさんあるため、夕食に悩むことはありません。

そう思っていたのですが、営業時間が意外と短いです！18:00までのところも多数あり、時間が進むにつれて選択肢がどんどん減って行きます。

悩んだ末に出た答えがこちら！

せっかくならば空港らしいものを、なんて気持ちももちろんありましたが、マックの誘惑には勝てませんでした。ちなみに羽田空港第1ターミナルのマックはテイクアウトオンリー。空港内の椅子で食べましたが、天気が良ければ展望デッキの屋外スペースで食べるのも良い雰囲気。

泊まってみた感想

成田空港のカプセルホテル「9h(ナインアワーズ)」に比べるとお値段が高いかなと思ったのですが、ほぼ個室のキャビンであり、設備もしっかりしているため損したような気分はまったくありません。なんといっても第1ターミナルとの距離感がチートレベルです。

いくつか注意点もあります。まず、キャビンの入り口はスクリーンタイプのカーテン。さらに一番下までは降り切らない仕様となっております。そのため、外の物音はなかなかよく聴こえます。耳栓はありますが、それでも完全に防ぐことは難しいかと思います。

また、「ビジネスクラスキャビン」だと荷物置き場がありません。小さい荷物ならばベッドの端に置いて添い寝できますが、大きいスーツケースだと困難。辺りを見ると、キャビンの外に置いている人を多数みかけましたが、セキュリティ的にちょっと気になります。ロッカーもありますがそれはそれでちょっと手間です。

こちらの「ファーストクラスキャビン」だとベッドの幅も少し広く、さらにサイドテーブルとスペースがありちょっと広々した感じ。

モーニングコールサービスもあったようですが、2023年9月時点では中止となっていました。そのため、遅めの出発の方は、他の宿泊者の目覚まし音が気になるかもしれません。チェックイン時にアラームはバイブレーションでとお願いされますが、全員が必ず守れるとは限りませんので・・・。

翌朝は朝5:00起床！そこまで熟睡できませんでしたが、朝風呂のおかげでなんとなく回復したような感覚に。ゆったりと支度を済ませたら7:05発の便へ向けて搭乗手続きへ！

北海道のどこへ向かうかは次回のお楽しみです。