かんがえてみようたけしまもんだい『竹島資料室』(松江市)

島根県

今なお領土問題の最中である島のひとつ「竹島」。松江市内には、そんな竹島に関連する資料を集めた施設があります。領土問題はもちろん、竹島がどんな島か知ることができるので、離島好きにもおすすめなスポットです。

訪問日:2026/4/30(木) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

領土をめぐる竹島問題とは

竹島は日本海の南西部、日本の隠岐諸島と韓国の鬱陵島の間に浮かんでいます。

竹島といえば、日本人なら知らない人はいないと思いたい「竹島問題」。まずはAIに聞いてみます!「竹島問題を知らない人に伝えるため、できるだけフラットに、簡潔にまとめて」

竹島問題は、竹島(韓国名:独島)の領有権をめぐる、日本と韓国の対立です。

■基本情報
・日本海にある小さな岩礁の集まり
・島自体はほぼ無人で、現在は韓国が実効支配(警備隊を常駐)
・日本と韓国の双方が「自国の領土」と主張

■竹島の重要性
島そのものは小さいですが、周囲の海がポイントです。島がどの国のものかで、周囲の海(排他的経済水域=EEZ)の扱いが変わります。漁業(魚・カニなど)、海底資源(天然ガスの可能性など) など生活や経済に関わるため、無視できない要素です。

また、一度主張を認めると、今後ほかの領土問題にも影響する可能性があるため、国家としてのスタンスが問われます。

そんなわけで、現在進行形の領土問題。ほとんど岩場である小さな島に、国同士の様々な思惑がかかっているのです。

松江市内にある資料室

そんな竹島に関する資料を集めているのが、松江市にある竹島資料室。松江城山公園のすぐ近く、第3分庁舎の中に入っています。訪問時は外壁改修工事中でしたが、問題なく内部には入ることができました。

館内は2階が資料室。イメージしていたよりもポップな入口で、入りやすい雰囲気。とってもキレイなお姉さんが受付してくれました。

ここは「竹島問題研究会」の研究成果と収集資料を公開し、広く利用してもらうため、そして竹島問題についてより一層の啓発活動を行うための施設。室内には様々な資料がたっぷりと展示されています。

領土問題に関する展示

日本の施設であるため、「竹島は日本の領土」それを示す内容の資料が中心。

日本は17世紀半ばには竹島の領有権を確立、1905年日本政府が自国領と再確認します。サンフランシスコ平和条約にて日本が占拠した韓国の領土を放棄する際、韓国は竹島を放棄すべき島と主張するも、アメリカは認めなかったという経緯があるそう。

もちろん韓国側の主張も掲載されています。それぞれの主張に対する問題点も合わせて併記されており、読んでいくと「なるほど」と思う内容です。

室内には竹島に関連する書籍を集めたコーナーも。図書館のような感覚で、知識を深めることもできます。

「マンガで解説!竹島問題」なるフリーペーパーも。描かれているキャラクターの「りゃんこちゃん」は、かつて竹島に生息していたニホンアシカがモデル。かつて竹島は「りゃんこ島」と呼ばれていたことに由来しているそうです。

このりゃんこ島という名称は、かつて竹島がフランスの捕鯨船リァンクール号により「リァンクール島」と名付けられていたことに由来するそうです。

■竹島に住んでいた「りゃんこ大王」
りゃんこ大王は、かつて竹島に生息していたニホンアシカ。体長2.88m、体重は750kgと推定されるかなり大型のアシカであり、人を恐れず漁場を荒らすため、漁師から恐れられていたそう。詳しくは、コチラの記事にて。

竹島の豊かな自然

領土問題を差し引いた、単純に竹島に関する情報も扱っています。こちらは竹島の1/1500模型。女島(東島)、男島(西島)と呼ばれる2つの小島と、その周辺の総計37の岩礁からなり、その総面積は約0.21km²。

こうして俯瞰してみると、ほぼ岩場で農地などの利用も難しく、人が住むには険しい地形をしています。よく見ると桟橋のような構造物も見えますね。

壁に貼られているのはワカメ!竹島周辺では3mものワカメが獲れたそうです。

VR体験もあり、「イマーシブツアー島々の記憶 北方領土・竹島・尖閣諸島」という約8分間の映像を見ることができます。

たぶん初めて体験するVR!空を飛んで島をめぐる感覚は、島好きにはたまらないです!しかも、北方領土・竹島・尖閣諸島と通常は渡ることができない島々なものだから、その感動は大きい。カツオドリ、アシカ、オサガメ、カジキマグロなど、海辺の生き物もたっぷり登場して、生き物好きも楽しめる内容でした。


そんなわけで、竹島問題について考えつつ、竹島がどんな島なのかも知ることができるスポット。少々重いテーマではありますが、松江散策の合間に組み込んでみてはいかがでしょうか。

もし都内近郊にお住みの方は、港区虎ノ門にある『領土・主権展示館』もおすすめです!

日本の領土について考える場所『領土・主権展示館』(港区・虎ノ門)
日本の領土に関して起こっている問題にフォーカスをあてた少々特殊なミュージアム。北方領土、竹島、尖閣諸島という3つのエリアについて、日本の領土である歴史や、問題となった経緯などがわかりやすく展示されています。

アクセスと営業情報

開館時間 9:00~17:00
休館日 火曜日、年末年始
料金 無料
公式サイト https://www.pref.shimane.lg.jp/admin/pref/takeshima/web-takeshima/takeshima03/

※掲載の情報は2026年4月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました