かつての平家の伝説が残る鍾乳洞。一般観光コースはバリアフリーであるため、気軽に洞窟探検を楽しむことができます。武将にちなんだ名前が付けられた鍾乳石が続く・・・と言いたいところですが、途中から思わぬ方向へと切り替わっていきます。
キャンプ場にある鍾乳洞
景清洞(かげきよどう)は、山口県の美祢市にある鍾乳洞。壇ノ浦の戦いで敗れた平家の武将・平景清が潜伏していたと伝わる洞窟であり、国の天然記念物にも指定されています。
近くにはキャンプ場とトロン温泉があり、とってもにぎやかな雰囲気。そんな中を進むと受付が見えてきました。

受付でチケットを購入すると、おばちゃんがもしこの後「秋芳洞」に行くなら「三洞共通券」がおすすめと教えてくれました!

洞窟周遊チケット「秋吉台三洞物語」は、「景清洞(1,300円)」「大正洞(1,300円)」「秋芳洞(1,350円~1,900円)」の3つの洞窟に入れるチケット。お値段は3,000円なので、秋芳洞含む2洞でモトが取れます。有効期限は1年間!
秋芳洞は以前訪問したことがあるのですが、それは遠い過去の話。せっかくなので3洞めぐりすることにしました!
広々とした洞窟内部
コースは「一般観光コース」が700m。その先に、300円追加で真っ暗闇の世界が体験できる「探検コース」もありますが、今回は3洞めぐりするため時間の関係でパスすることに。真っ暗な洞窟は何度も入ってるもんね。
橋を渡った先にあるのが入口。

入るとそこはひろーい空間。奥にある鉄のフェンスは威圧感あります。もしこれがダンジョンならば、この先には強力な魔物が封印されていそうです。

ここには生目八幡という神社があります。平景清が負傷した目を洞内の雫で洗い傷を治し、その恩に報いるために生目八幡を祀ったそう。

フェンスの先もとにかく広く、道は平らでとっても歩きやすい。この一般観光コースはバリアフリーとなっており、車いすでも入ることができます。

快適な道ですが、前日の雨の影響か、雫が垂れまくってました。
気になる英語表記
ルート上には側道があり、景清支洞につながります。この鍾乳洞は往復タイプ。こういう脇道は後にしようか悩みますが、忘れそうなので先に入ることに。
観光鍾乳洞といえば、鍾乳石や奇岩に名前が付けられているのが一般的。「蓬萊山」や「羅漢」など仏教にちなんだ名称が多いですが、ときには独創的なネーミングで楽しませてくれる鍾乳洞も。
ここで見かけたのは「千人切り」とかっこいい名前が付けられたポイント。下には英語表記が添えられています。千人切りの英語表記は“Battle Field”。日本語でも英語でもかっこいい!

行き止まりは「敵落し」。英語表記は“Trap”とシンプルなネーミングです。おそらく平景清にちなんで、武士らしい名称が選ばれたのでしょうね。

ウリ科のオンパレード
景清支洞から再び本洞へ。先へ進むとさらにもうワンランク広くなる洞窟。思わず「わぁお」と声が出ちゃいます。

メインの道は平坦ですが、脇道に階段をのぼるポイントもたくさん。道は逸れないので、同じグループでも異なるルートが選択可能。
次に見つけたのは「へちまかべ」というポイント。すっかり英語表記が楽しみになっていますが、ここは残念ながら記載ナシ。「へちま」って英語で何て言うんだろ。“Wall of Huge Cucumber “で良いかな??(※念のため調べたところ、”loofah”というらしいです)

なんて考えていたら、次のポイントは「胡瓜畑」。英語表記は“Cucumber Field”、”Battle Field”とはうってかわって平和な世界です。

お次は「メロン天井」。手前のドームのことかと思いきや、天井の網目模様のことかもしれません。英語表記はありませんが、そのまま訳すなら”Melon Ceiling”かな。

強力な魔物どころか、ヘチマ、キュウリ、メロンと続く怒涛のウリ科ラッシュ。こんな統一感のあるネーミングの鍾乳洞は初めてです!
続く植物系のネーミング
広さはそのままに、徐々に低くなる天井。まだまだ普通の鍾乳洞に比べたら広いのですが、少しずつ圧迫感を感じてきました。

次に登場するのは「かぼちゃ岩」。英語表記はありませんが、きっと“Pumpkin Rock”で良いはず。頭の中に「Today is a greatest day」という歌が流れてきました!

あれ、まだウリ科が続いてますね。つぎは何ウリ?スイカかな?オクラかな?
天井から下がる赤い岩。これも絶対植物系の名前が付けられているハズ!その名は「あけびの実」。さらりとウリ科から離れましたね。

ちょっぴりシリアスな終盤
お次は「景清の緞帳」と、一気にかっこいい雰囲気に。英語表記は“Thick Curtain of Kageliyo”。緞帳(どんちょう)は舞台にかかる幕ですね。

続く竜神の森。英語は“Forest of Dragon God”とこれまたかっこいい。しかもなんだかドラマチック。

黒い穴が2つ空いているポイントは「どくろ岩」。薄暗く、不気味な雰囲気あります、英語にするなら“Skull Rock”かな。

「かくし舟」は、景清の隠した舟的な意味でしょうかね?まるでアート作品みたいな佇まい。そろそろ英語の語彙力がなくなってきました。

終点で折り返し
さて、この先は真っ暗闇の「探検コース」となります。今回は「一般観光コース」でチケットを買っているためここまで。折り返して入口へと帰ります。

帰り道、耳を澄ませるとキューキューという鳴き声が!天井をじっくり観察すると、もぞとぞと動くコウモリがたくさん!確実に存在しているのですが、暗いためあまりよく見えず。大東島の後に購入したライトを持ってきていたのに、車に置いてきてしまいました。
たどり着いた出口。往復の所要時間は35分ほどでした。

さあ、次は大正洞だ!ちゃんとライト持っていこう!つづく。
アクセスと営業情報
| 営業時間 | 9:00~16:30 |
|---|---|
| 定休日 | 年中無休 |
| 料金 | 1,300円 |
| 公式サイト | https://karusuto.com/spot/kagekiyodo/ |
※掲載の情報は2026年5月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。



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