スナネコやハシビロコウなど、レアで人気の高い動物を多数飼育しいている動物園。自然に近い環境がつくられており、のびのびと暮らす動物たちに出会うことができます。良好なアクセス、さらに屋内がメインという快適さもポイントです。
充実のラインナップ
神戸花鳥園をルーツに、2014年にオープンした神戸どうぶつ王国は、いわゆる都市型の動物園。園内には多数の生き物が飼育・展示されています。
まずは大人気のハシビロコウ。温室内に生い茂る森にいるため、しっかりと探さないと見つからないこともあります。
ワオキツネザル、カンガルー、リスなどそれぞれが放し飼いとなっているケージの中を歩けるような仕掛けも。動物との距離の近さもポイントです。
小動物がメインかと思いきや、シンリンオオカミ、クーガー、ピューマ、スマトラトラなど大型の肉食獣も多数飼育されています。
さらに、屋外エリアでは、ゴマフアザラシ、オットセイ、ケープペンギンなど水族館では定番のいきものまでそろっています。コンパクトな動物園ですが、バリエーションはとっても豊かです。
夜行性のいきものたち
2023年4月21日にオープンした新展示場「モモンガの夜~夜の動物たちの世界~」は、薄暗い建物内に夜行性の動物がたくさん。
体長は30cmにも及ぶかなり大きなネズミ、ウスイロホソオクモネズミ。フィリピンの固有種であり、樹上など高い場所に棲むことから「雲」という名を冠しています。
長い尾が印象的なフクロシマリス。シマリスと付きますが、コアラやカンガルーと同じく育児嚢を持つ有袋類。オーストラリアやニューギニアに生息しています。
他にも、とことこ歩き回るマタコミツユビアルマジロや、かわいらしい姿のショウガラゴなど、様々な夜行性生物がたくさん。赤いライトがあるため、肉眼ではしっかり見ることができますが、写真はかなり撮りづらいです!もちろんフラッシュはNGですのでご注意くださいね。
ねこ好きには天国
多数の動物の中でも人気の高いのはスナネコ。砂漠に棲息しており、砂漠の天使とも呼ばれるいきものです。飼育している動物園は少なく、2023年7月時点では、「那須どうぶつ王国」、「長崎バイオパーク」、「ネオパークオキナワ」、「埼玉県こども動物自然公園」と5ヶ所のみ。
スナネコと並び人気なマヌルネコ。高山などに暮らす野生のネコであるため、毛が長くモフモフとした姿が特徴です。2匹飼育されており、じゃれあったり追いかけたりととっても活発。案内によると、繁殖目的もあるそうです。
ネコやイヌとふれあうことができるスペース、「ワンタッチニャンタッチ」もあります。さわれるのはいわゆるイエネコですが、エリア内で気ままに過ごすネコたちと自由に遊ぶことができます。
ただし、利用できる人数が決まっています!土日祝日などに訪れる場合は整理券が出ていますので、入園したら最初に入手しておくのが良さそうです。
激レアなどうぶつも
北アメリカ原産のシマスカンク。敵から身を守るために悪臭を放つことでも知られる動物です。
実はスカンクに会えるのは「那須どうぶつ王国」、「長崎バイオパーク」、そして神戸どうぶつ王国から送られた「上野動物園」の合計4ヶ所のみ!名前は有名ですが、意外と見ることができない動物です。
砂漠の妖精とも呼ばれるグンディ。西日本初とのことですが、他は「埼玉県こども動物自然公園」のみ。かなり珍しい生き物です。ちなみに、その姿から「きなこ餅」と呼ばれることも・・・!
世界一小さなシカであるプーズーも非常にレア。グンディ同様に西日本初とのことで、他はやっぱり「埼玉県こども動物自然公園」のみ。
利便性の高い動物園
動物園といえば広い園内を歩き回ってめぐるのが一般的。坂道だらけで歩いているだけで疲れたり、雨が降ってきてびしょびしょになってしまったり、さらには夏の日差しで体力を奪われたりと、意外とハードなスポット。
しかし、この動物園のメインは屋内。雨が降っていても、暑い季節でも快適に園内をめぐることができます。
さらに三宮駅と神戸空港駅を結ぶ「ポートライナー」の計算科学センター駅のすぐ目の前。駅から階段を降りると、ほぼ直結で入り口があります。
その立地から、神戸空港利用と合わせての訪問にもぴったり!ただし、動物に夢中になると時間が溶けてしまうので、フライトまでの時間調整に利用する際は要注意です。
休憩スポットも多数
神戸どうぶつ王国のさりげない魅力のひとつが、休憩スポットの多さ。広いスペースに多数のイスとテーブルが設置されているため、園内をめぐって疲れても気軽にひと休みができます。
ワンプレートランチなどのメニューがそろったレストラン「花のキッチン」や、ドリンク&軽食の「アルパカフェ」もあるため、昼食をとったり、カフェタイムを過ごすこともできます。
こちらは人気メニューの「ハシビロコーヒー」。ハシビロコウがデザインされたカップホルダーがユニークです。
甘いモノが食べたいときは、「アルパカシュー」もおすすめ。ふんわりとしたクリームがアルパカみたいでとってもかわいらしいメニューです。
アクセスと営業情報
「三宮駅」からポートライナーで約14分の「計算科学センター駅」すぐ目の前。
2023年4月1日~2024年3月31日の期間限定で、「入園券」と「三宮〜計算科学センターのポートライナー往復乗車券」のセット券が2,200円にて販売しています。入園券単体でも2,200円なので、ポートライナー往復580円が実質タダという計算に・・・!当日、ポートライナー三宮駅の窓口で購入できますので、利用しない手はありません。
開館時間 | 10:00~17:00 |
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休館日 | 木曜 |
料金 | 2,200円 |
公式サイト | https://www.kobe-oukoku.com/ |
※掲載の情報は2023年7月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
コメント
[…] この動物園、実は以前よりずっと気になっていた場所なのです!以前訪問した神戸どうぶつ王国で見たレア動物を調べていると、その多くが埼玉県こども動物自然公園という場所でも見られることを知り「埼玉県に凄い動物園がある・・・!」と。今回やっと訪問することができました。 […]