レア動物たっぷりな屋内動物園『神戸どうぶつ王国』(神戸市中央区)

兵庫県

スナネコやハシビロコウなど、レアで人気の高い動物を多数飼育しいている動物園。自然に近い環境がつくられており、のびのびと暮らす動物たちに出会うことができます。良好なアクセス、さらに屋内がメインという快適さもポイントです。

訪問日:2023/7/1(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

充実のラインナップ

神戸花鳥園をルーツに、2014年にオープンした神戸どうぶつ王国は、いわゆる都市型の動物園。園内には多数の生き物が飼育・展示されています。

まずは大人気のハシビロコウ。温室内に生い茂る森にいるため、しっかりと探さないと見つからないこともあります。

ワオキツネザル、カンガルー、リスなどそれぞれが放し飼いとなっているケージの中を歩けるような仕掛けも。動物との距離の近さもポイントです。

小動物がメインかと思いきや、シンリンオオカミ、クーガー、ピューマ、スマトラトラなど大型の肉食獣も多数飼育されています。

さらに、屋外エリアでは、ゴマフアザラシ、オットセイ、ケープペンギンなど水族館では定番のいきものまでそろっています。コンパクトな動物園ですが、バリエーションはとっても豊かです。

夜行性のいきものたち

2023年4月21日にオープンした新展示場「モモンガの夜~夜の動物たちの世界~」は、薄暗い建物内に夜行性の動物がたくさん。

体長は30cmにも及ぶかなり大きなネズミ、ウスイロホソオクモネズミ。フィリピンの固有種であり、樹上など高い場所に棲むことから「雲」という名を冠しています。

長い尾が印象的なフクロシマリス。シマリスと付きますが、コアラやカンガルーと同じく育児嚢を持つ有袋類。オーストラリアやニューギニアに生息しています。

他にも、とことこ歩き回るマタコミツユビアルマジロや、かわいらしい姿のショウガラゴなど、様々な夜行性生物がたくさん。赤いライトがあるため、肉眼ではしっかり見ることができますが、写真はかなり撮りづらいです!もちろんフラッシュはNGですのでご注意くださいね。

ねこ好きには天国

多数の動物の中でも人気の高いのはスナネコ。砂漠に棲息しており、砂漠の天使とも呼ばれるいきものです。飼育している動物園は少なく、2023年7月時点では、「那須どうぶつ王国」、「長崎バイオパーク」、「ネオパークオキナワ」、「埼玉県こども動物自然公園」と5ヶ所のみ。

スナネコと並び人気なマヌルネコ。高山などに暮らす野生のネコであるため、毛が長くモフモフとした姿が特徴です。2匹飼育されており、じゃれあったり追いかけたりととっても活発。案内によると、繁殖目的もあるそうです。

ネコやイヌとふれあうことができるスペース、「ワンタッチニャンタッチ」もあります。さわれるのはいわゆるイエネコですが、エリア内で気ままに過ごすネコたちと自由に遊ぶことができます。

ただし、利用できる人数が決まっています!土日祝日などに訪れる場合は整理券が出ていますので、入園したら最初に入手しておくのが良さそうです。

激レアなどうぶつも

北アメリカ原産のシマスカンク。敵から身を守るために悪臭を放つことでも知られる動物です。

実はスカンクに会えるのは「那須どうぶつ王国」、「長崎バイオパーク」、そして神戸どうぶつ王国から送られた「上野動物園」の合計4ヶ所のみ!名前は有名ですが、意外と見ることができない動物です。

砂漠の妖精とも呼ばれるグンディ。西日本初とのことですが、他は「埼玉県こども動物自然公園」のみ。かなり珍しい生き物です。ちなみに、その姿から「きなこ餅」と呼ばれることも・・・!

世界一小さなシカであるプーズーも非常にレア。グンディ同様に西日本初とのことで、他はやっぱり「埼玉県こども動物自然公園」のみ。

利便性の高い動物園

動物園といえば広い園内を歩き回ってめぐるのが一般的。坂道だらけで歩いているだけで疲れたり、雨が降ってきてびしょびしょになってしまったり、さらには夏の日差しで体力を奪われたりと、意外とハードなスポット。

しかし、この動物園のメインは屋内。雨が降っていても、暑い季節でも快適に園内をめぐることができます。

さらに三宮駅と神戸空港駅を結ぶ「ポートライナー」の計算科学センター駅のすぐ目の前。駅から階段を降りると、ほぼ直結で入り口があります。

その立地から、神戸空港利用と合わせての訪問にもぴったり!ただし、動物に夢中になると時間が溶けてしまうので、フライトまでの時間調整に利用する際は要注意です。

休憩スポットも多数

神戸どうぶつ王国のさりげない魅力のひとつが、休憩スポットの多さ。広いスペースに多数のイスとテーブルが設置されているため、園内をめぐって疲れても気軽にひと休みができます。

ワンプレートランチなどのメニューがそろったレストラン「花のキッチン」や、ドリンク&軽食の「アルパカフェ」もあるため、昼食をとったり、カフェタイムを過ごすこともできます。

こちらは人気メニューの「ハシビロコーヒー」。ハシビロコウがデザインされたカップホルダーがユニークです。

甘いモノが食べたいときは、「アルパカシュー」もおすすめ。ふんわりとしたクリームがアルパカみたいでとってもかわいらしいメニューです。

アクセスと営業情報

「三宮駅」からポートライナーで約14分の「計算科学センター駅」すぐ目の前。

■ポートライナーとのセット券がお得!
2023年4月1日~2024年3月31日の期間限定で、「入園券」と「三宮〜計算科学センターのポートライナー往復乗車券」のセット券が2,200円にて販売しています。入園券単体でも2,200円なので、ポートライナー往復580円が実質タダという計算に・・・!当日、ポートライナー三宮駅の窓口で購入できますので、利用しない手はありません。

開館時間 10:00~17:00
休館日 木曜
料金 2,200円
公式サイト https://www.kobe-oukoku.com/

※掲載の情報は2023年7月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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