山上の湖・榛名湖。美しい榛名富士を眺めながら、大きな白鳥の遊覧船でひとまわり。ロープウェイで榛名富士の山頂へも向かいました。
榛名湖＆榛名富士
山上の湖・榛名湖
赤城山・妙義山と並び上毛三山に数えられている榛名山。かつての噴火の跡のくぼ地であるカルデラ内に水が溜まってできた火口湖が榛名湖。湖の平均の深さは10m、最深部は20mとなっています。
湖畔にはホテルやレジャー施設、飲食店などが並んでおり、群馬県内でも人気の観光スポットの1つ。たくさんのボートが浮かんでおり、家族やカップルでワカサギ釣りを楽しむ人々でにぎわっています。
美しいシルエットの榛名富士
榛名湖畔にどっしりとかまえているのが、榛名山で3番目の標高である榛名富士。均整のとれたシルエットと広がる裾野は、まさに富士山といった姿をしており、榛名湖に映る姿がとても絵になります。なお、榛名山の最高峰である掃部ヶ岳(かもんがたけ)は榛名富士の後ろの方にあります。
日本各地には蝦夷富士や薩摩不二、津軽富士など〇〇富士という名で呼ばれている山が複数あります。これらの山々をまとめて「郷土富士」や「ご当地富士」と呼びます。全国各地の郷土富士をめぐる旅も面白いなと思ったのですが、全部で200以上もあるそう。なかなかハードになりそうです。
遊覧船はくちょう丸
山中湖、相模湖、猪苗代湖、諏訪湖など日本各地の湖にいる白鳥型の遊覧船。この榛名湖にも大きな白鳥型の遊覧船が運行しています。すらっと伸びた首、キラキラの瞳＆バッチリまつ毛がきれいな白鳥さん。カラフルな屋根がチャームポイントです。
料金：700円
所要時間：約20分
人数に注意！
榛名神社で参拝を済ませたあと、朝9:00頃訪問。
準備中のスタッフさんに尋ねてみると、出航時間は決まっていないらしく、大人5〜6人集まれば出発とのこと。
小型の足こぎスワンボートは30分1,500円。これならすぐ乗れますが、1人でボートに乗るのに抵抗があったので、人が揃うのを待つことにしました。
ということで、乗船券売り場のレストハウスへ。榛名湖名物のワカサギが食べたかったので、ワカサギ天ざるうどんで朝ごはん。揚げたての天ぷらとコシのあるうどんがたまらない美味しさ！
食べ終わったけどまだ人は集まらない。年配のご夫婦が1組来たけど、まだ3人。あと2人！
やっぱり先にロープウェイに行こうかと思ったのですが、そのご夫婦に「行っちゃうんですか？」と引き止められたので、一緒に待つことにしました。
諦めかけたそのとき、5人組のご家族が！これで乗船人数は8人。ついに出航だ！
聞いた話によると、朝イチではなくお昼ぐらいの方が人が集まりやすいそう。少数で朝から乗船予定の方は、別の観光地を先にまわった方が良いかもしれません。
爽快なクルージング
出港したはくちょう丸は榛名湖をぐるっと一回り。音声案内では、榛名山の情報や周辺の観光案内が流れる。榛名湖散策の前に乗船すると、いろいろ情報が入って楽しいのではないでしょうか。
はくちょう丸の1階は座席タイプ。屋内になっているので、寒い日でも安心です。
2階はスタンディング。暑い日は吹き抜ける風が心地よい！海と違って湖の風はベタベタしないので爽やかです。
約20分でクルーズは終了。あっという間でした！
榛名湖ロープウェイ
榛名富士の山麓から乗車できる榛名湖ロープウェイ。登山すると40分程かかる榛名富士の山頂へ、わずか2分50秒で連れて行ってくれます。運行間隔は不定期ですが、だいたい10〜15分おきとなっているそうです。
料金：往復840円
レアな2連ロープウェイ
こちらのロープウェイはめずらしい2連式のゴンドラ！私の知る限りでは、このタイプは他に徳島県の眉山ロープウェイくらい。けっこうレアなのではないでしょうか。
発車したゴンドラは、なかなかの急斜面をかけ登ります。足元を見るとちょっとゾクッとしました。
振り返ると先ほど遊覧船でめぐった榛名湖が見える！
なお、山頂から榛名湖はあまり見えません。榛名湖を上から眺めるなら、このタイミングがベストです！
榛名富士の山頂へ
ロープウェイの榛名富士山頂駅を降りると、榛名山頂への道が続きます。山麓よりも気温が低いので、夏場でも羽織るものがあった方が良さそう。
山頂駅から10分ほど歩くと、白と赤のコントラストがくっきりした富士山神社が姿を現します。木花咲耶姫をまつり、縁結びと安産のご利益があるそうです。
このあとは山を下りて伊香保温泉を通り、ハラミュージアムアークへ。
コメント