渋谷駅から少し離れたところに鎮座する氷川神社。夫婦神を祀ることから縁結び神社として信仰されており、多くの人が参拝に訪れます。境内の傍には土俵があり、江戸三相撲の歴史を今に伝えていました。
都心の中の憩いの場
渋谷という大都会に鎮座する渋谷氷川神社。渋谷ストリームから歩くこと約15分、駅から離れて少し静かになってくる辺りで、石の趣深い鳥居が見えてきます。

木々が立ち並ぶ参道を進みます。すぐ隣には氷川の杜公園があり、聞こえてくるのは子供たちの声。都会とは思えない落ち着いた雰囲気に心が穏やかになってきました。

石段の先にある狛犬は、高さ1m以上の大きさ。力強いデザインがとってもかっこいいです!

長い歴史を持つ古社
ここは非常に長い歴史を持つ神社。慶長10年(1605年)に記された「氷川大明神豊泉寺縁起」によると、景行天皇の時代に行われた日本武尊東征の時、当地に素盞鳴尊を勧請したと記録されているそう。

景行天皇の時代というのは、西暦にすると71年から130年頃。1900年の歴史があることになりますね!
そんな氷川神社のご祭神はこちらの4柱。氷川神社の御祭神である素戔嗚命に加えて、他の神様も合祀されています。
・稲田姫命(イナダヒメノミコト)
・大己貴尊(オオナムチノミコト)
・天照皇大神(アマテラスオオカミ)
現在の社殿は昭和13年(1938年)に造られたもの。太平洋戦争の空襲を免れ、この地を守り続けているのです。

拝殿の傍には、火産霊神を祀る秋葉神社と、品陀和気命を祀る八幡神社。

少し離れたところには、稲荷神社と厳島神社も並んでいます。狐の像が多数置かれていますが、周辺から集められたのでしょうかね。

縁結びの御利益
社務所には若い女性がたくさん!この渋谷氷川神社は「素盞嗚尊」と「稲田姫命」という夫婦神を祀ることから、縁結び神社としても知られています。ご利益を求めて、多くの女性が訪れる神社なのです。

ハート型の「縁結び絵馬」も扱っています。淡いピンク色のカラーと、縁に小さく描かれた赤いハートがかわいらしいデザイン。

また、毎月15日の15:15より縁結び祈願祭を開催。縁結び祈願書を配布、さらに当日限定の縁結び御朱印や縁結び御守もあるそうです。恋愛だけでなく、関わる人や仕事など良い御縁との縁結びも期待する方は、15日に訪ねるのが良さそうです。
江戸三相撲「金王相撲」
境内の側に広がる氷川の杜公園。そこには立派な土俵があります。

かつて9月29日の祭日にて「金王(こんのう)相撲」と呼ばれる奉納相撲が行われていました。本職の江戸の力士ばかりではなく、近くに住む若者も参加する、村のレクリエーションの場であったそうです。

金王の名前の由来となったのが「渋谷金王丸」という人物。平安時代後期の武将・渋谷重家の嫡男である渋谷常光は、金剛夜叉明王の化身として生まれたことで金王丸と称されていました。近くにある「金王八幡宮」には金王丸を祀る金王丸影堂があるそうです。
この金王相撲は、江戸三相撲にも数えられています。つい最近きいたワードだなと思い振り返ってみると、数日前に訪問した「世田谷八幡宮」の奉納相撲が江戸三相撲でしたね!残るは大森駅の近くにある「大井鹿嶋神社」です。そのうち訪ねてみようと思います。

アクセスと営業情報
各線の渋谷駅より徒歩15分~20分ほど。
| 参拝時間 | 24時間 |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
| 公式サイト | http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/shibuya/3272 |
※掲載の情報は2026年1月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。


コメント