鞆の浦と尾道の間の海に浮かぶ百島。常石港からわずか9分でアクセスできる、気軽に日帰り訪問できる島です。まずは簡単な島の紹介から、訪島計画、そして常石港からのフェリー乗船記などを書いております。
百島ってどんな島?
広島県尾道市にある離島、百島(ももしま)。広島県と愛媛県の間に浮かぶ芸予諸島のひとつであり、田島・横島とともに備後群島でもある島です。
かつては桃の木が多かったことから「桃島」と呼ばれていましたが、いつしか「百」の字に切り替わったそう。
島内には「日章館(旧百島東映劇場 )」「 旧支所」といった歴史を感じる建造物が残っております。また、「ART BASE MOMOSHIMA」というアートスポットも。こちらは日曜のみオープンなので、もし島に訪問するならば日曜日がおすすめです!
島へのアクセスと訪島計画
備後商船が運航する百島行きの船は、「常石港」「福田港(百島)」「満越港」「戸崎港」「歌港(向島)」「尾道港」と様々な港を通ります。
高速船とフェリーが交互に運航しております。フェリーならば車ごと乗船できるので、「常石港から乗り、百島で降りた後、歌港からしまなみ海道へ入る」などの通り抜けルートも考えられます。どのルートで行くか非常に悩んだのですが、今回はシンプルに常石港から往復にすることに。
夕方の訪問で滞在時間も短めなので、軽く島内を歩けたら良いかな。
とっても静かな常石港
常石港にやってきました!自販機を備えた待合室があります。駐車場は港の目の前に無料のものが用意されてました。
待合室や周辺にトイレは見当たらず。近くにファミリーマートがあるのでそちらで済ませておくのが良さそうです。
待合室は無人で、チケットは自動券売機タイプ。
ボタンがめっちゃたくさんあります!!
前述の通り、この航路は寄港する港が多数。なおかつ、車両がサイズ別にボタンが分かれているため、それはそれは選択肢が多くなります。
今回利用する「常石港から百島まで乗客大人」のボタンがなかなか見つからず苦戦しましたが、一番左下にありました。時間ギリギリに来たら焦って探せない可能性があるので、余裕を持ったスケジュールがおすすめです。
到着時、待合室は無人。桟橋に停泊している船の近くにもスタッフさんらしき人がおらず、もしかして港を間違えたのかもと不安になってきました・・・。近くで立ち話しているおじさんに尋ねたら優しく教えてくれました!
高速船ニューびんご
こちらが今回乗船する高速船「ニューびんご」。揺れに強いカタマラン船(双胴船)です!
乗船開始は10分前から。きっぷは乗船時に見せてスタンプを押してもらうタイプです。
2021年に就航した船なので、船内はとってもぴかぴか!座席にはコンセントとUSBポートも備えています。
屋外席には自転車のスタンドも!2階席もありますが、午前中に雨が降っていたためか封鎖されていました。
乗客は、私含めてわずか4人ほど。祝日でしたが、午後ということもありとっても静かです。
福田港に到着
百島が近づくと、しっかりと船内アナウンスが流れます。下船時にチケットは港の人に渡しますので、なくさないようにご注意を!
こちらが百島の福田港。小さな待合室とアーティスティックなトイレがあります。
大きな案内マップもあります。一周できるルートに加えて、33ヶ所ものポイントが記された非常に充実した内容。隅々まで歩きたくなりますが、今回は滞在時間が短いので港周辺だけを散歩することにしました。
無人でキャッシュレスな商店
百島の福田港の近くには田中屋というお店があります。
島らしい商店かなと入店してみると、凄く違和感。人がいないまでは離島のお店あるあるなのですが、なんとレジがありません!!
ここは無人の売店。お金は料金箱に入れるか、PayPayなどのQR決済で支払います。
飲み物やお菓子、レトルト食品などラインナップは豊富。ポットと電子レンジもあり、さらにお箸、おしぼり、使い捨てのカレー皿、食べ残し用のバケツなどびっくりするくらい行き届いた設備。
屋外にはテラスシートもあります。こちらは金土の12:00〜20:00頃、たまに日曜祝日営業しており、ドリンクやフードメニューがあるそうです。
壁には「とびだしちゅうい」の貼り紙が。
待って、君はそういうカエルじゃないはずだ!!
つづく。
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