午前中に宇久島を観光したあとは、フェリーで小値賀島へ!雨にも負けずに自転車で島内観光に出発です!橋を渡った先にある斑島のポットホールや柿の浜海水浴場、姫の松原へ向かいます。
小値賀ってどんな島?
五島列島の北部に位置する小値賀島(おぢかじま)。
正確には宇久島とともに平戸諸島に属するらしいのですが、島の人と話した感じでも、五島列島として扱って良さそうです。
火山活動によってできた島ですが、そんなに高い山も無く比較的平坦な火山島。その面積は12.22km²と、五島列島の有人島の中ではかなり小さい方。
島内はコンビニやチェーン店も無く、古き良き日本の原風景を随所に残しています。観光スポットも、自然を感じる素朴なタイプが多く、とても穏やかな時間が流れる島です。
また、小値賀島のすぐ隣には、世界遺産に登録された集落跡と教会のある無人島、野崎島があります。渡船が発着するのが小値賀港であるため、野崎島へ行く際の観光拠点にもなります。
小値賀島へのアクセス
小値賀島へ行くに手段は船のみ。佐世保から九州商船の高速船で2時間、フェリーならば3時間ほど。
もしくは博多から23:45に出港する夜行のフェリー太古に乗れば朝の4:40に到着します。こちらを利用する場合は、早朝到着後に小値賀港のターミナルの仮眠室を利用することもできます。
私は今回は宇久島から渡りました。宇久島から小値賀島へ行く便は1日1本。宇久島13:05発→小値賀島13:50着のフェリーいのりのみ。
小値賀島までの所要時間は45分。運賃は570円。2019年5月12日にリニューアルしたフェリーいのりはとってもきれい。まるで外国のおしゃれなファーストフード店みたい。
雑魚寝の客席は、左右で宇久島乗船席と小値賀島乗船席にわかれています。
船内には各所にUSB充電ポートがあります。都内のカフェや夜行バスではおなじみの時代のニーズにあった設備ですが、こんな果ての離島の船に搭載されているのはびっくり。他にもファブリーズが設置されていたりと行き届いた設備が素敵すぎます。
台風の影響であちこちから欠航情報が流れてきていましたが、幸いこの離島間航路はセーフでした!
小値賀島での移動手段
小値賀港に到着しました!宿の人に連絡をすると「どうやって来たの!?」と驚かれました。
小値賀島は面積12.22km²とそんなに大きくありません。起伏もそこまで激しくはないので、自転車でも充分楽しめる島です。港の小値賀観光ツーリズムでもレンタサイクルがありますが、今回宿泊するゲストハウス島宿御縁で無料で貸してもらえました。
オレンジ色がイケイケの自転車。離島とは思えない新しい雰囲気のモデルです。午前中の宇久島に続いて、またもや自転車で島内観光に出発です!
橋を渡って斑島へ
雨足も弱まってきたので、島の西側から橋でつながっている斑島(まだらしま)へ向かいます。
港からは約5kmほど。自転車で30分ほどの距離です。宇久島に比べて起伏が少なめなので、電動ではない普通の自転車でも大丈夫。
立派な斑大橋を渡ります。天気が良いときは、青い海と白い橋のコントラストがさぞかしキレイなはず。
斑大橋の袂にあるアワビ種苗センターでは、飼育水槽のようなものが。ここでアワビの稚貝を育てているのでしょうか。
港でもウェットスーツを着た人を何人も見かけました。酸素ボンベも無くダイビングとは違う雰囲気だったので、もしかしたらアワビ漁に行ってきた方かも。
なお、この斑島は人よりもネコの数が多いらしい。
ポットホール(玉石様)とは・・・?
斑島で有名な観光スポットがポットホール。絵になり過ぎる、海辺に立つ白い鳥居。この先がポットホールへの遊歩道。
岩礁の中を進みますが、海が荒れているので少し怖いです。こんな天候の中でも気にせずトライしている数人の釣り人の存在が心強い。
親切な矢印に導かれてポットホール発見!またの名を甌穴(おうけつ)とも呼ぶこの穴は、石ころが海の流れで空けた穴。
中を覗くと、直径50cmほどの大きな玉石が。波が来るとこの玉石が回転し、周囲の壁面を徐々に削っていきます。
日本各地にポットホールは存在しており、ここ斑島より大きいものも複数存在します。しかし、内部にこれだけ大きな玉石が入っているのはとても珍しいのではないでしょうか。
なお、島の人はポットホールとは呼ばず、玉石様と呼ぶらしい。
開放的なウッドデッキ「柿の浜海水浴場」
お次は島の北部にあるビーチ、柿の浜海水浴場へ。
宇久島と同じく、ここにも屋根付きの休憩所が。開放的なウッドデッキは例え雨空でも居心地が抜群。しばらく海の音に耳を傾けてひと休み。悪天候時のビーチも悪くないですね。
松並木の街道「姫の松原」
小値賀島の中央部、南北に走る道路には、450mに渡る松の並木が続いています。こちらは姫の松原と呼ばれており、日本の名松100選にも選ばれているそう。
初めて聞く「日本の名松100選」。社団法人日本の松の緑を守る会という団体が選定しているそうです。
樹木が生い茂ってトンネルになっているおかげで、雨も凌げるスポットです。そして、小値賀島名物、「牛に注意」の看板も発見!
そろそろ雨と風が激しくなってきたので、島内観光はここまで。スーパーで食料を買って宿に戻ります。
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