福岡県を中心に、九州(＋山口)にチェーン展開するうどん屋さん。リーズナブルの価格と、ここでしか食べることのできないこだわりの味でファンの多いお店です。店舗数も多く営業時間も長いため利用しやすさも抜群です！
北九州のソウルフード
それは壱岐での出来事。同宿の方に翌日北九州市の方へ行くことを告げると、「そっちへ行ったら資さんうどんは外せない！北九州のソウルフード！」と教えてもらいました。
初めて聞く資さんうどん。東京には出店しておらず、旅行雑誌などでも見かけたことはありません。
せっかくなので北九州市出身の友だちにLINEしてみたところ「ケンミンショーでも紹介された、まさにソウルフードだよ」とのこと。
また、その後に会った小倉出身の人も「学生時代はお世話になったな～。今は東京に住んでるけど、あの味は忘れられない」としみじみと思い出を語ってくれました。
せっかく九州まで来たのだから、これは行っておこう！
どこにでもあるうどん屋さん
資さんうどんは、福岡県・佐賀県・大分県・熊本県・山口県の5県に合計53店舗出店しています。(※2021年5月現在の情報です)
そのうち、北九州市には26店舗と集中しています。教えてくれた方が「どこにでもあるからすごく行きやすい」と仰っていたのですが、まさにその通り。車で走っていると何軒も見かけることができました。
今回は、小倉城や水環境館への訪問ついでに、小倉駅近くの商店街にある「魚町店」にて。次々とお客さんが入っていく様子から、その人気っぷりが伺えます。
店内はいかにも定食屋といったカウンター席がメイン。次々と鳴り響く呼び出しベルのもと、おばちゃんたちが恐ろしいほどテキパキと働いています。
何となくトラック運転手の方の休憩スポットのような雰囲気もありますが、意外にも家族連れやカップルの姿も。幅広い世代に愛されているのは明白です。
豊富なメニュー
驚くべきはそのメニューのバリエーションの豊富さ。かけや月見に加えて、かしわうどんやカレーうどん、モツ鍋うどんなんかもあります。
さらに、うどんだけに留まらず、牛丼、カレー、カツ丼、天丼、おでんとご飯物もいろいろ揃う。鉄板に乗った目玉焼き付きの焼きうどんなんかもあります。北九州発祥とのこと
人気の肉ごぼ天うどん
今回は初めての訪問なので、一番人気と書かれた「肉ごぼ天うどん」にしました。注文後、あっという間に着丼。黄金色にかがやく出汁の良い香りが広がります。
1cm角の太めのゴボウが使用されたごぼ天。サクサクの衣はほんのり甘口。
甘く煮込まれた牛肉もたっぷり乗っており、肉の旨味が出汁にしみていきます。資さん印のかまぼこもインパクトあります。
クセになる美味しさ
気になるお味ですが、物凄く美味しいです！！！すっきりしているけどコクのある出汁がたまりません。
太めの麺も絶妙なお味。口当たりはふわっとしているのですが、噛むとモチっとしている不思議な食感。やわ麺をイメージしていたのですが、しっかりと歯ごたえが楽しめます。
なお、各テーブルには天かすととろろ昆布が置いてあり、いずれも架け放題。学生時代に利用していたという方は、この2つをたっぷり入れてかさ増ししていたそうです。
名物のぼた餅
さて、この資さんうどん、ぼた餅も人気とのこと。せっかくなので、うどんを食べ終わったあとに追加注文しました。
北海道あずき100％のあんこは甘さひかえめの粒あん。甘い物がニガテな人でも食べやすいお味です。
一つ一つお店で手作りしているそうで、ふっくらとした食感がポイント。聞いた話によるとこちらもファンが多いメニューらしく、わざわざぼた餅だけ買いに来る人もいるそう。
この味はぜひ東京でも食べたいです！ウワサによると、東京進出の話も挙がっていたが、コロナで中止となってしまったそう。
焼肉も扱う福岡のうどん屋チェーン「ウエスト」は既に関東進出を果たしています。資さんうどんもいつかは関東で食べられようになるかもしれません。
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