「鯛めし」というメニューは日本各地に数多く存在しますが、ここで食べることができる塩飽鯛めしは生卵を溶かしたタレでご飯と一緒に食べるタイプ。ありそうで無かったお刺身卵かけご飯のお味はいかに!?
定休日:火曜
アクセスと駐車場
セトウチたいにんぐは、ゴールドタワーと四国水族館のすぐ目の前にあります。
駐車場は1日600円ですが、ここで食事をすると割引が受けられるという理由で立ち寄りました。割引金額はどこにも記載が無かったのですが、実際に食事してみたところ200円分のサービスチケットがいただけました。
せっかく駐車場料金がかかるので、四国水族館やゴールドタワーとセットで訪問するのが良さそうです。
一風変わった塩飽鯛めし
こちらがたいにんぐの塩飽鯛めし(1,580円※税別)
鯛めしというメニューは日本各地にありますが、その多くは鯛を一匹まるまるご飯と一緒に炊き上げる「炊き込みご飯タイプ」。しかし、ここで食べることができる塩飽鯛めしは、それらの鯛めしとは異なるお刺身を使用したタイプなのです。
なお、「塩飽(しわく)」というのは、瀬戸内海に浮かぶ塩飽諸島のこと。讃岐広島や本島、瀬戸大橋を支える与島や岩黒島など、多くの有人島から成ります。古来より造船・操船に長ける人々が暮らしており、戦国時代には塩飽水軍として活躍、江戸時代には西廻海運に貢献してきました。
鯛めしの食べ方
塩飽鯛めしには食べ方があります。
まず醤油のタレに卵を溶きます。この卵は讃岐コーチンという香川県の地鶏のもので、赤みがかった黄身でとても濃厚な味わいです。そのタレに鯛の刺し身とネギ・海苔・ゴマの薬味を混ぜ、それをご飯にかけて食べます。
炊き込みタイプの鯛めしに比べて、刺身のままなので新鮮な鯛を味わうことができるメニュー。使用している鯛はその日の朝に獲れたもので、入口には漁師さんの名前も掲げられています。今日のタイは塩飽諸島の沖で獲れた森田さんのマダイです。
気になるお味
さて、初めての体験となるお刺身卵かけごはん。お刺身も卵かけご飯も大好きなメニューですが、組み合わせて美味しいのでしょうか・・・?
かきこむようにまずは一口・・・・美味しい!!!!
甘口で濃厚な卵ダレは旨味たっぷり!味は濃い目なので、これだけでもご飯が進みます。
鯛の刺身はさっぱりしているため全部タレの味になってしまうかと思ったのですが、意外と鯛の風味は残ります
そして、新鮮な刺身ならではの弾力のある食感がたまりません!瀬戸内海の魚は激しい潮流の中で生きているため身が引き締まっています。
スタッフのおばちゃん曰く、お刺身に付け合せのワカメも一緒に食べると良いとのこと。卵かけご飯に海藻というのも初めての組み合わせですが、不思議と違和感無く馴染みます。
また、付け合せのお吸い物も絶品!海が近い地域の汁物は風味が良くてとっても美味しいです。
最初はご飯の量が多いかなと思いましたが、そこは卵かけご飯なのでさらっと食べられてしまいました。足りない方は200円でご飯おかわりも可能です。
セトウチたいにんぐでは、鯛めしの他にも、かつて塩飽水軍の船乗りが船で食べていたお弁当を再現した鯛だしおにぎり「塩飽水軍にぎり」や、夏限定の「鯛そうめん」など様々な料理がそろいます。
また、1階部分はお土産屋&たい焼き屋。たい焼きがそのまま乗っかった「たい焼きソフト」などインパクトあるメニューも。食後のデザートはばっちりですね!
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