直島 Part 1 超人気なアートの島へ!豊島と2島めぐりもおすすめ(直島町)

瀬戸内海の離島

美術館やアート作品が点在する、国内でも有数なアートの島。1本目となる今回の記事では、島の紹介や交通手段などを簡単にまとめております。豊島と合わせて日帰り2島めぐりのスケジュールも載せてみました。

訪問日:2018/3/10(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

直島ってどんな島?

瀬戸内海に浮かぶ直島(なおしま)。香川県に属する島で、面積は約14㎢、3,000人ほどの人が暮らしています。

近代以降は銅製錬所の建設を受け入れたり、本州四国連絡橋の候補から外れたりと苦難の歴史を歩んできましたが、転機となったのが昭和末期。直島町長・三宅親連と、福武書店(現・ベネッセコーポレーション)の創業社長・福武哲彦、そしてその後を継いだ福武總一郎らによって観光リゾート地へと姿を変えていきます。

1992年には美術館とホテルの複合施設「ベネッセハウス」がオープン。続けて「家プロジェクト」「地中美術館」「李禹煥美術館」と様々な作品が追加されてアートの島としての知名度を高めていきます。

直島へのアクセス

岡山県宇野港と香川県高松港どちらからでもアクセスできます。

■岡山県・宇野港から
宮浦港までフェリーで約20分、小型旅客船で約15分。直島・本村港まで小型旅客船で約15分。■香川県・高松港から
宮浦港までフェリーで約60分、高速旅客船で約30分

所要時間だけ見ると宇野港からの方がずっと近いので、直島だけで考えるならばそちらを利用するのが良さそう。ただし、高松港からは直島・豊島以外にも女木島、男木島、小豆島などの島へ行くことができます。日帰りで島めぐりするならばこちらの方が良さそうです。

日帰り2島めぐりも可能

すぐ隣に浮かぶ豊島(てしま)も直島同様にアートの島として人気の離島。離島間の航路もあるため、スケジュールを上手く調整すれば日帰りで2つの島をめぐることも可能です。

今回私は【午前豊島→午後直島】という日帰り2島めぐりで訪問しました。こちらがそのときのスケジュールですが、季節によって時刻表が変わることもあるので、参考程度にご覧ください。

<日帰り2島めぐりプラン>
07:41 高松港発
↓ 高速船
08:16 豊島着
豊島滞在:5時間19分
(心臓音のアーカイブ、豊島美術館、豊島横尾館、檸檬ホテル、昼食)
13:35 豊島発
↓ 高速船
14:00 直島着
直島滞在:5時間15分
(ANDO MUSEUM、ベネッセハウス ミュージアム、地中美術館、李禹煥美術館、夕食)
19:15 直島発
↓ 高速船
19:50 高松港着

夜行バスで早朝到着したため豊島行きの船の始発に乗ることができたり、直島が2回目なので目的がピンポイントだったというのがあったのでこのような旅程に。どちらも展示ボリュームが多い島なので、島を満喫するならばこのスケジュールはあまりおすすめしません!

なお、ほとんどの作品が16時までとなっている豊島に比べて、直島のアート作品は18時までやっているものが多いです。2島めぐりを考えている人は、豊島→直島の順番で回るのがおすすめです。

レンタサイクルがおすすめ

というわけで、14:00頃に到着した直島の宮浦港。海の駅なおしまもあり、まさに玄関口といった開放的な港です。

さて、直島をめぐる際に気を付けなくてはいけないのが島内での移動手段。直島はそれなりに広い島なので、徒歩でめぐるとかなりの時間を要します。

それなりにバスも運行していますが、おすすめはレンタサイクル。宮浦港周辺の宮ノ浦地区には数軒のレンタサイクル屋さんがあります。

今回利用したのはおうぎやレンタサイクル。400円のママチャリ、550円の6段変速付き自転車、1,100円の電動自転車などから選択可能。

先ほど豊島で電動に乗ってしまったので、悩むことなく電動を選択。もう普通の自転車に戻れないかもしれません。

瀬戸内国際芸術祭は要確認

さてさて、直島を訪問する際に必ず確認した方が良いのが瀬戸内国際芸術祭。2010年より3年ごとに開催されているトリエンナーレ形式の芸術祭で、第5回となる2022年は以下の日程で開催されていました。

■開催期間
春 2022年4月14日(木)〜5月18日(水)
夏 2022年8月5日(金)〜9月4日(日)
秋 2022年9月29日(木)〜11月6日(日)

会期中のみにしか展示されない作品もあるため、この期間に訪れるのがおすすめ!・・・と言いたいところですが、連休などは恐ろしいほど混雑します。

実は、以前直島へ訪れた際、たまたま芸術祭の期間になってしまいました。島へ向かうフェリーはほぼ満員、「地中美術館」や「李禹煥美術館」は整理券が午前中で終了となり見学不可、家プロジェクトの「南寺」は2時間待ち(整理券あり)、さらに島内をめぐるバスも信じられないくらい満員となかなかハードな島めぐりに。

もし期間中の連休に訪問予定の方は、「とにかくスケジュールに余裕を持たせる」「予約できるものはしておく」という点にご注意ください!

メジャーな作品の多くは期間外でも見学可能なので、ゆっくりアートや島じかんを楽しみたい方は、あえて時期をずらすというのもありです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました