札幌から日帰りで流氷を見に行くことができるバスツアーの乗車記です。予約必須のガリンコ号Ⅱの乗船券&お弁当の昼食付き、そして紋別港でのフリータイムもある充実のコース。帰りにはライトアップした氷像が神秘的な層雲峡氷瀑まつりにも立ち寄ります。
札幌発のバスツアー
紋別のガリンコ号で流氷を見に行きたい!直接紋別まで行っても良いのですが、おすすめは札幌発のバスツアー。各催行会社が様々なツアーを打ち出している中で、私が選んだのはクラブゲッツの『流氷砕氷船「ガリンコ号II」乗船&層雲峡氷瀑まつりライトアップ日帰りツアー』。
片道4時間、丸1日かかる長時間コースですが、紋別でのガリンコ号II乗船券がセットになったプラン。ガリンコ号IIは、同じ流氷クルーズのおーろら号(網走港)に比べて定員が少なく、予約しないとなかなか乗れないと耳にしたことがあります。乗船券込みのバスツアーなら絶対乗れるので安心です!
さらに!こちらのコースは帰りに層雲峡氷瀑まつりにも立ち寄ります。さっぽろ雪まつり、支笏湖氷濤(ひょうとう)まつりに並ぶ北海道の冬まつりの1つで、まだ行ったことがなく気になっていたところ。これは一石二鳥です
さらにさらに!ガリンコ号II乗船後に紋別港でフリータイムあり。これは、以前紋別港まで行ったのに時間の都合で入れなかったオホーツクタワーにも行ける!そんなわけで、私にとってこの上ない魅力がつまったバスツアーを見つけてしまったのでした。
所要時間:約12時間
料金:12,300円(昼食、ガリンコ号乗船券込み)
では、細かくレポートしていきますね!
8:50 エクセルホテル東急出発
集合場所は、「ANAクラウンプラザホテル」「札幌ビューホテル」「エクセルホテル東急」の3ヵ所。それぞれ、札幌駅、大通駅、中島公園駅の近くなので、札幌に宿泊していたらどこかしら近くになるかと思います。
私はすすきのに宿泊しているのでエクセルホテル東急を集合場所にしました。すすきの交差点から歩いて15~20分くらい、Zepp Sapporoの後ろにそびえています。
8:50エクセルホテル出発でしたが、参加者のキャンセルなどがあり、9:05ごろ出発。添乗員さんによるツアー行程の案内、そして夕飯オプションの案内も。今回のツアーは、札幌に戻るのが22時頃。夕飯にお弁当を申し込んでおけば、帰りの車内で済ませるることも可能なのです。
どこまでも真っ白な雪原を両サイドに、バスは高速道路を進んでいきます。
10:15 砂川ハイウェイオアシスで休憩(約20分)
雪につつまれた宮殿のようなルックスのサービスエリアにて休憩タイム。
ここには豊富な品揃えのお土産屋さんが入っているのですが、試食が大充実!おかきやチョコやスナックなど、いろいろ味見していたら、それだけでお腹が落ち着いてしまいました。
ちなみにバス車内は、この後の下車観光地滞在中も座席に荷物を置いておけます。もしお土産を買う予定の方は、ここで買ってしまうのが良さげかも。
休憩の間に、座席にはお弁当が配られていました。これは、好きなタイミングに食べてOK。スタンダードなメニューですが、お米もおかずも美味しい。さすがは北海道!
12:30 道の駅 たきのうえ(約15分)
気がつけば高速道路を降りて一般道を走るバス。次の休憩場所はサービスエリアではなく道の駅。メジャーなお土産というよりは、道の駅らしく地元の特産品がメイン。
カウンターで販売しているコーンスープ(300円)がめっちゃ美味しい!つぶつぶのとうもろこしが物凄く甘いです!
ここで乗務員さんからの車内案内が。
「現地からの情報ですが、今日は流氷がよく見えるそうです!」
やった!!
13:25 マルカイチ水産(約20分)
窓からは見える海、バスは紋別に到着しました。
紋別で最初に寄るのはマルカイチ水産。名前の通り海産物の直売所で、タラバガニ、ズワイガニ、毛ガニなどが卸価格で購入できます。
さすがにカニを買えるほど懐に余裕はないので、ここはさらっと見て早めに車内で。
私としては、ここの時間を少しカットして、次の紋別港フリータイムが長くして欲しかったです。でも、カニを買われている方も数組いたので、やっぱりニーズがあるのでしょう。バスツアーの難しいところです。
13:50 紋別港フリータイム(約60分)
ガリンコ号IIの乗船場所である紋別港へ到着!最初に乗船の案内などの説明があり、あとは乗船時間の15:00までフリータイム。港の待合所でもある海洋交流館で食事したり、たくさんのアザラシに会える「とっかりセンター」へ行ったりと過ごし方は人それぞれ。
私は、以前目の前まで来たのに開館時間に間に合わずに入れなかった念願のオホーツクタワーへ。
オホーツクタワーがあるのは港のはじっこ。ガリンコ号乗船場所からはちょっとだけ歩きます。無料のシャトルバスが2台体制で行ったり来たりしているので、利用した方が早く着けます。
不思議なフォルムのその施設は、海の中を覗くことができる海中展望塔。そしてミニ水族館でもあります。
実質館内にいられた時間は30分ほど。ガリンコ乗船の時間が決まっているのでちょっと急ぎ足でした。4Dシアターを見ることはできませんが、館内はそんなに広くないのでさらっと見るのは全然余裕。
個人的には、海底窓からの”生き物探し”をもっとじっくりしたかったなー。
15:00 ガリンコ号II乗船(約60分)
さて、このツアーのメインイベント、ガリンコ号IIの乗船時間がやってきました!通常は予約していないとなかなか乗れない人気の流氷クルーズですが、このツアーは乗船券込みなので安心です。
こちらのシールが乗船券替わり。
紋別港についたときに配られるのですが、私はうっかり無くしてしまいものすごく焦りました。乗務員さんに話たところ、親切な方が拾って届けてくれたらしく何とか乗船できました。シールなので、ちゃんとどこかに貼ってしまった方が良いです。
ガリガリと流氷を砕いて進むガリンコ号II。約60分の流氷クルーズのはじまりです!!
16:00頃、ガリンコ号IIは紋別港へ帰港します。15分ほどのトイレ休憩&ちょっとした買い物タイムを経て、16:15に出発。
18:10 層雲峡氷瀑まつり(約40分)
紋別港から約2時間、本日のラストスポット層雲峡氷瀑まつりへ。
ライトアップされたたくさんの氷像はとっても幻想的!階段で上に登ったり、内部に広がる氷の回廊を歩いたりとアクティブに楽しむことができます。
40分の滞在時間はちょっと短いかなと思ったのですが、会場はそんなに広くなく、さらっと見るだけなら充分な時間です。また、見ての通りここは氷の世界なので寒さが尋常ではありません。長期戦は厳しいため、これくらいの時間がちょうど良いです。
20:15 砂川パーキングエリア(約15分)
層雲峡から約1時間半、最後に休憩でパーキングに。
行きに寄ったハイウェイオアシスとは違うパーキング。もう売店などは閉まっているので、トイレと自販機のみです。
21:30 エクセルホテル東急に到着
砂川パーキングエリアから1時間、下車地であるエクセルホテル東急に戻ってきました。
もっと遅くなってしまうかと思ったのですが、意外と早く帰って来ることができました。紋別交通のドライバーさんの運転スキルはとっても高い!!
アクセスが難しい場所に一度に行くことができて、とっても充実したコース。乗務員さんも親切で、大満足のバスツアーです。乗車時間は片道4時間と長めですが、移動が苦に感じることはありませんでした。普段あまりバス移動で寝ることがない私ですが、快適な運転と真っ直ぐな道のおかげでほとんど寝てました。
お値段の検証
さて、気になるのはツアーのお値段。12,300円は、日帰りバスツアーとして見るとちょっと高く見えます。でも、ガリンコ号II乗船券も付いていることを考えると意外とリーズナブルなのでは。
気になったので調べてみたところ・・・・
・ガリンコ号II:3,500円
・お弁当:500~1,000円くらい
推定ですが、13,230~13,730円くらいのコースとなるため、値段的にもちょっとお得でした!
次回からは、バスツアーで立ち寄ったオホーツクタワー、ガリンコ号、層雲峡氷瀑まつりについて、細かくレポートしていきますね。
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