サイハテノケシキ『トドワラナナワラ』(別海町)

北海道

北海道の東側、野付半島で見ることのできるトドワラとナナワラ。海に浮かぶ立ち枯れた樹木と、海中へと消えていく砂嘴が作り上げる光景は、まさに最果ての世界のような様相を示します。

2017/5/3(水)

野付半島の名所トドワラ

北海道東部、にある標津町と別海町にまたがる野付(のつけ)半島。海に細く伸びており、地図で見るとちょっと不安になる地形の半島です。

実際に車で走ってみると、意外にもしっかりした道が延びています。両サイドが海の気持ち良いシーサイドロード。

道路の終点には野付半島ネイチャーセンターがあるので、カーナビはここを指定するのがおすすめ。自然情報の展示やレストランもあるので、観光前の準備にぴったりです。

トラクターバス登場

自動車はネイチャーセンターまでしか進むことができないため、この先は徒歩。トドワラまでは約30分ほどの道のりとなります。

普通に歩くつもりでいたのですが、トラクターバスがあらわれた!

時間は決まってないようで、人数が集まり次第発車です。これに乗車すると、わずか10分でトドワラまでアクセスすることが可能となります。料金は片道500円。

歩いている人を横目に、トラクターはオフロードを進んでいきます。このトラクターバス、かなーり揺れます!スマホの文字が打てないくらいです。

ガタガタ進みながら、約10分で終点に到着。ここからトドワラ展望台までは300m。

バスはすぐ折り返さずに、しばらくここで停まってます。忙しい人は、トドワラだけさっと見て帰りもバスに乗ればかなり時短でめぐることができそうです。

トドワラ展望台

トドワラ展望台までは、木道が続いています。ところどころ曲がり角のあるウッドデッキは、なんだかワクワクします!

ついにやってきましたトドワラ。

トドワラとは『砂嘴の沈降で海水におかされ、枯木となったトドマツ林』のこと。砂嘴(さし)というのは、海に細く伸びた砂地のことです。(伸びて対岸にくっついたら、もしくはくっつきそうになると砂州と呼ばれるようになります)

海の真ん中で白く立ち枯れた樹木は、まるで白骨化してしまったかのようにも見えます。まさに最果てのような世界。

旅行雑誌やWebサイトで見た写真よりもずっと木が少ないです。ここもタウシュベツ橋梁と同じように、消え行く景色なのでしょう。

今日はとっても天気が良いので絶好のトドワラ日和!そう思ったのですが、ここは悪い天気も似合いそう。どんよりと曇った夕暮れ時なんてこの世の終わりみたいになるのではないでしょうか。カミナリなんて鳴り響いていたら、天変地異で滅びた世界みたいになるのではないでしょうか!

とはいえ、悪天候だとここまでたどり着くのに一苦労しそうです。

海の上を渡って桟橋へ

トドワラ展望台から少し戻ると、桟橋までデッキが延びています。海の中、どこまでも続きそうな道は、進むと違う世界に行ってしまいそう。

桟橋に向かう途中から見るトドワラ。海の上に朽ち果てた森が浮いているようです。

途中、遊歩道は砂浜に変わります。そのまま進んでいくと遊覧船の桟橋に到着!道はここで途切れています。

ここは遊覧船の発着所。遊覧船の運航は5月中旬とのことで、GWの本日はまだ運休中でした。

ところで、遊覧船ってここからどこへ行くの?調べてみると、トドワラの対岸の別海町の港とここを繋いでいるそうです。運行期間内だったら、船でトドワラにアクセスできるのですね。

他にも国後島クルーズなどの魅力的なコースがあうようです・・・!次来るときはタイミング合わせよう。

最果ての砂嘴

砂嘴は桟橋の先にも続いています。せっかくここまできたのだから、一番果てまでいってみることにしました。

まるで、干潮時だけ出現する小豆島のエンジェルロード!もしくは久米島沖の砂浜だけの島、ハテの浜!!!

きれいなビーチに見えますが、遠くに見える雪山たちが北海道だということを忘れさせません。

トドワラにいた人は数組。桟橋まで行く人は数人。ここまで来た人は私1人。

ここは私だけの世界。

いいえ、私と2羽の世界。

帰りは歩きで

行きはトラクターバスでガタガタときたので、帰りは歩いてみることにします。たくさんの野鳥や花が観察できる遊歩道ですが、まだ冬があけたばかりなので、少し寂しい印象です。

さくさく歩いて約20分、ネイチャーセンターまで帰ってきました。

桟橋行ったり、その先まで進んだりとかなり歩き回ったので、トータルおよそ90分くらいの滞在でした。トドワラ見るだけなら、ネイチャーセンターからの所要時間で60分あれば余裕かと思います。

トラクターバスのタイミングが合って、運良く往復で利用できれば最短30分くらいでもいけそうです。

ナナワラに寄り道

ネイチャーセンターに停めていた車に戻り、標津方面へと戻ります。野付半島のちょうど真ん中辺りにはナナワラというスポットがあります。

トドワラは立ち枯れたトドマツ林でしたが、ナナワラは立ち枯れたミズナラ林。トドワラほどは枯れていませんが、海蝕は進んでます。

日が沈むタイミングのナナワラもとってもキレイです。

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