巨大な切り株タワーとチョウザメ館『びふかアイランド』(美深町)

道北

キャンプ場や芝生広場を備えたびふかアイランドは、家族連れでにぎわうレジャースポット。チョウザメ専門の小さな水族館や、切り株の形をした大きな展望台、そして道の駅も備えているため、ドライブがてら気軽に立ち寄ってみても楽しい場所です。

2017/5/5(金)

いろいろ集まるびふかアイランド

北海道北部にある美深町(びふかちょう)。天塩川と三日月湖に囲まれた地帯にあるびふかアイランドは、キャンプ場やパークゴルフ、温泉などが集まった複合レジャー施設。芝生で遊ぶファミリーやキャンパーでにぎわってます。

入り口には道の駅びふかも設置されており、ドライブで立ち寄るのにもぴったりです。

ミニ水族館・美深チョウザメ館

キャンプ場の奥にあるこちらのとんがり屋根の建物は、美深チョウザメ館。チョウザメ専門の小さな水族館で入館料は無料!そして無人です!

開館時間 8:00~17:00
休館日 月曜
料金 無料

内部は2部屋だけの小さな水族館。最初の部屋には円形の水槽があり、そこにはチョウザメどっさり。

名前に「サメ」とつきますが、歯は無く砂や泥の中の貝や虫を食べるサカナ。軟骨魚類のサメとは異なり一般的なサカナと同様の「硬骨魚類」に分類されます。「サメ」とつくのは、体の形がサメに似ているから。そして「チョウ」は、背中のゴツゴツしたうろこが蝶の形に似ているからとのこと。

そして、1億年以上前に出現した古代種でもあります。カブトガニやシーラカンスと並ぶ生きた化石シリーズです!

お次の部屋には年代別にわかれた水槽が。泳ぎ回るチョウザメの稚魚たち。

チョウザメはサケに似た習性。普段は海に住んでいますが、産卵の時期には川を遡上してくるのです。ただちょっと違うのが、産卵しても命を落とさないというところ。そのため、数年おきに産卵することができるのです。

また、とても長生きするサカナとしても知られています。長いもので100年と、人間よりも長寿な魚なのです。

島を囲む三日月湖

ところで、なぜ美深でチョウザメ?

もともと美深町の天塩(てしお)川にはミカドチョウザメが住んでいました。しかし、環境の変化などで絶滅してしまいます。

このような歴史があることから、美深アイランドを囲むように広がる三月湖にチョウザメを放流しているそうです。

なお、この湖は、もともと天塩川でした。蛇行していた天塩川は、水害対策のため直線に河川工事が行われます。その結果、蛇行部分が本流から切り離され、湖として残ったのがこの三日月湖。

よく見ると、湖畔に古城のような建築物が見えます。詳しくはわかりませんが、どうやら天塩川に繋がる水門とその管理施設のようです。道の駅やチョウザメ館と同様にロマンチックな雰囲気の建物です。

 

巨大な切り株タワー

芝生で遊ぶファミリーやパークゴルフ場を横目に歩いていると、小高い丘の上に、折れた大木を見つけました!

こちらは桜づつみタワー。折れた斜めの分が階段になっており、上に登ることができるのです。

てっぺん部分は、びふかアイランド全体を見渡すことができる展望台。ゆるやかな丘に見えましたが、ここまで来るとなかなか高く感じます。

内部は螺旋階段で降りていくことができます。デクの樹様の胎内へ潜ると、そこに待つのは甲殻寄生獣ゴーマ・・・ではなくケポラ・ゲボラでした。いきなりの目力にちょっとびっくり。

こちらのタワーは老朽化が著しく、修繕にも多額の費用がかかるため、解体が計画されているようです。シンボルのような存在感があるので、無くなってしまうのはちょっと残念な気がします。

チョウザメが食べられるびふか温泉

チョウザメ館のすぐ近くにはびふか温泉があります。

和室・洋室を備えた宿泊施設ですが、日帰り入浴も行っています。利用時間は長めなので、思いっきり遊んだあとに入浴したり、キャンプ場利用者がお風呂として利用したりと利便性の高い入浴施設です。

開館時間 11:00~21:00(21:30退館)
料金 450円

また、こちらのレストランではチョウザメを食べることができます。刺身、チョウザメハムのサラダなど、他では見かけないレアメニューが並ぶ。

 

※写真は2017年5月のものです

チョウザメ料理は他ではなかなかお目にかかれません。今回は11日間の車中泊旅でお金がかつかつなので諦めてしまったのですが、「このとき食べておけばよかった」とめっちゃ後悔しました・・・!

もし訪問される方は、ぜひ私の分まで挑戦してみてください!

 

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