博物館網走監獄に併設された監獄食堂では、「監獄食」を誰でも食べることができます。他では食べることのできないレアなメニュー、果たしてそのお味は・・・?
博物館前の食堂
突然ですが、「網走」ときいて何を思い浮かべますか?
旅行好きな方は「流氷」が出てくる可能性もありますが、きっとほとんどの人は「網走監獄」と答えることでしょう。市内には網走刑務所の旧建造物を保存・公開した「博物館網走監獄」があり、人気の観光スポットとなっています。知られざる監獄の内部や歴史ある建築はもちろん、囚人たちが従事した過酷な北海道開拓の物語も見どころです。
そんな博物館の目の前には監獄食堂という非常に強い名前のレストランがあります。博物館の受付の外にあるため、入館料を払わなくても利用可能です。
今回3度目の訪問となる網走。網走監獄は過去2回でたっぷりと堪能したので今回はパスしようかなと思っていました。しかし、前回訪問時に監獄食堂の営業時間とかみ合わず、断念したことを思い出しました!せっかくここまで来たので、食堂だけ立ち寄ってみることに。
▶博物館網走監獄についてはコチラの記事をご覧ください。

The食堂の雰囲気
ラーメン・うどん・そば・カレーライスといった食堂らしいラインナップのメニューが揃う監獄食堂。そんなスタンダードなメニューの中で異彩を放つのが「監獄食」。
この監獄食というのは、現在の網走刑務所で提供されている食事を再現した定食。他では食べることのできない、非常にレアなメニューなのです。
注文は入口に置かれた券売機による食券制。購入すると自動でオーダーが入るため、あとは好きな席で待っていると番号で呼び出されます。
選べる監獄食
監獄食にはAとBの2つのパターンがあり、それぞれ少しだけメニューが異なっています。
監獄食Aのメインは「サンマ」。そこに「麦飯」「味噌汁」「春雨」「切り干し大根」という、ちょっと渋めなメニューが付いています。
監獄食Bのメインは「ホッケ」。加えて「麦飯」「味噌汁」「ヤマイモ」「フキの油炒め煮」という、こちらもまた渋めなメニューがそろいます。
飾りっけの無い器が、いかにも食堂といった雰囲気です。ちなみに麦飯は「麦3:白米7」の割合であるそうです。
※本来の監獄食では、味噌汁ではなく番茶が出されているとのことです。
食べてみた感想
さあ、どんなお味なのでしょうか・・・?
びっくりするほど素朴な味わいです!!!
なんでしょうか、外食というよりは海辺の民宿で食べる朝食といった感じ。全体的にさっぱりとしており、とってもマイルドです。(おかずの量に対して、麦飯はちょっと多く感じました。)
なんだか大人の給食といった印象の定食。ここでしか食べられないメニューではありますが、ここでしか食べられない味というわけではないかも・・・?気になる方は、網走監獄訪問記念にぜひ挑戦してみてくださいね。
アクセスと営業情報
JR網走駅からバスで約10分。車の場合は網走駅より約7分、女満別空港より約20分ほど。駐車場は無料ですが、駐車場から博物館入口および監獄食堂までは斜面になっています。
すぐ近くには「オホーツク流氷館」や「北方民族博物館」などもあります。合わせての訪問がおすすめです~。
営業時間 | 11:00~14:30 ※ラストオーダー14:00 |
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公式サイト | https://www.kangoku.jp/lunch.html |
※掲載の情報は2023年10月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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