忽那諸島 Part 6 猫好きは注意!幸せすぎるネコの島『睦月島』(松山市)

忽那諸島

古来より商人の島として栄えていた睦月島、島内には島四国などの巡礼コースも設けられており徒歩で散策が楽しめます。そんなコンパクトな島ですが、近年は「猫の島」としても知られています。島猫たちはとにかく人懐っこく、あっという間に猫まみれという夢のような状況に包まれます。

訪問日:2021/12/13(月)

睦月島ってどんな島?

愛媛県の忽那諸島に属する睦月島。面積は3.82 km²というコンパクトな島で、200人ほどの人が暮らしています。

高速船(東線)に乗れば高浜港より18分。フェリーでも高浜港より30分、三津浜港からでも45分とかなり短時間でアクセスできます。ただし、便によっては睦月島を経由しないこともあるので、時刻表を確認する際は要注意。

<今回の行程>
8:30 高浜港発
高速船(下り)
8:48 睦月港着
⑤睦月島 2時間7分滞在
10:55 睦月港発
フェリー(下り)
11:12 野忽那港着

※今回私は2日間で7つの島をめぐる中で訪問しました。前回の中島はPart 5、全体の計画はPart 1の記事にて。

高浜港から睦月島へ

松山市駅7:58発の伊予鉄高浜線に乗り、8:20に高浜駅に到着。駅の目の前にある高浜港から8:30発の高速船に乗って睦月島へと向かいます!

やっぱり何もない睦月島の港。朝早いこともあり、人の姿もほとんどありません。

港には待合室があります。無造作に並べられた漫画雑誌。よく見ると2017年の電撃大王やGファンタジーの姿が・・・!おじいさんおばあさんの多い島でなんだか不似合いに感じますが、島内にファンがいるのでしょうかね?

レンタサイクルも2台ほどありますが、いずれもスポーツバイク。ふらっと観光で利用するよりも、がっつり島一周する人向けでしょうか。

かつては行商人の島

港にある睦月島の観光マップ。島内には東に高松山(たかまつやま)・西に幟立山(おりたてやま)という2つの山がそびえており、それぞれ西国三十三ヶ所めぐり(約7km)と島四国八十八ヶ所めぐり(約9km)というハイキングコースになっています。

面白そうなコースですが、今回は滞在時間がそれほど長くないためちょっと厳しいかも。ということで、港の近くを軽く散策してみることにしました!

港周辺にずらりと立ち並ぶ民家。「長屋門」と呼ばれる門構えの家屋が続いています。まるで武家屋敷のような立派な佇まいは、忽那諸島の中でもかなり際立つ光景です。

この島には、明治から昭和中期まで「伊予絣(いよかすり)」という織物の行商が多く住んでおり、行商の島として知られていたそう。「縞売り」と呼ばれた商人たちは、縞売り船という行商船に乗り、北海道から奄美大島に至るまで、幅広く商いを行っていたそうです。

現代はネコの島

集落を歩いているとおじさんが声をかけてきた!

『ネコ見に来たんかー?あそこに行けばいっぱいいるぞ〜』

実は睦月島はネコの島として知られています!農協の奥、睦月小学校目の前にある石の塔の近くにいるらしいので向かってみることにしました。

どこにいるのかな・・・いた!

こちらを監視するようにベンチの上で待機するネコ。特に左のネコ、めっちゃ睨んでませんか・・・?

監視システムが作動してしまったようで、気が付けばあちこちにネコの姿が。もしかして、囲まれてる!?

あっという間に猫まみれ

写真を撮っていると、次々と集まってくるネコたち。全部で27匹いるという茶トラたちは、人を恐れることはありません。

ベンチに座ると、すぐにヒザ上めがけて飛び込んできました。

次々と乗っかってくるネコ。エサも持っていないというのに、あっという間にこの状態。ゴロゴロと喉を鳴らすネコたちは、すっかり落ち着いてしまいました。

もう少し島内を散策しようと思ったのですが、このネコまみれ状態を放棄することなんてできません。

結局、船の時間までネコと遊んでしまいました。港へ移動中も追いかけてくるネコたち・・・。名残惜しいですが、高速船に乗り次の野忽那島へと向かいます!

私は特別ネコ好きというわけではないのですが、ものすごく幸せな時間を過ごすことができました。もし重度のネコ好きの方だったら、溶けてしまうのではないでしょうか?とにかく、ネコ好きには要注意な島でした。

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