豊島 Part 1 早く着き過ぎた家浦港 爽快な早朝サイクリングへ(土庄町)

瀬戸内海の離島

朝イチの便でたどりついた豊島(てしま)。まだアート作品はオープンしていないので、港で借りた電動自転車で島内をまわってみます!24時間鑑賞できるパブリックアートに加えて、上り坂の先に広がる青い海、あちこちから出てくるネコなど早朝でもいろいろ楽しめる島です。

訪問日:2018/3/10(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

豊島ってどんな島?

豊島(てしま)は瀬戸内海に浮かぶ香川県の離島。直島諸島に属しており、面積は14.4㎢、約900人の人が暮らしています。

2010年より「瀬戸内国際芸術祭」の会場となったことから、島にはアート作品が点在。近隣の直島や犬島とともにアートの島と呼ばれ、人気の観光スポットとなっています。多くの作品は継続で展示されているため、芸術祭の開催時期以外に訪れても楽しめる島です。

豊島へのアクセス

豊島への船は2つの港から出ています。1つ目は香川県の高松港。飛行機で高松空港へ飛び、そこから約45分ほどバスに乗り高松駅へ。高松駅から徒歩5分ほどでアクセスできます。

2つ目は岡山県の宇野港。新幹線で岡山駅へ行き、そこからバスに50分ほど乗り宇野駅へ。宇野駅から徒歩5分ほどでアクセスできます。

高松港からはフェリー(約35分)が出ており、本数は1日4本ほど。宇野港からは旅客船(約25分)・フェリー(約40分)が出ており、本数は合計1日8本ほど。

直島を経由する便もあるので離島間の移動がしやすく、合わせて訪問することも可能!今回私は朝イチで豊島へ渡り、午後の便で直島へ移動するという「1日2島めぐり」をしてみました。この場合、豊島の作品の方が早く閉館するものが多いので、豊島→直島の順番がおすすめです。

高松港から豊島へ

豊島行きの船の始発は7:41。通常なら初日に利用するのは難しい早朝便ですが、今回は都内から高松まで夜行バスを利用しました!

高松駅に6:40に到着、そこから5分ほど歩いて高松港へとやってきました。カラフルなポールは『Liminal Air -core-』by 大巻伸嗣という作品。旅立つ人を見送るようにたたずむ作品は、アートの旅への期待を膨らませてくれます。

待合室でゆっくり朝の支度を整えて出発時刻を待ちます。

こちらが豊島(家浦港)行きの高速船「まりんなつ」。小型なので酔わないかどうか心配です。豊島までの所要時間は約35分、料金は片道1,350円。

8:16、幸い酔うことなく家浦(いえうら)港に到着。まだ早朝なので、観光客はほとんどいません。3月でしたが、それほど寒くなくて一安心。さすが瀬戸内海の離島です。

レンタサイクルがおすすめ

それなりに広さのある豊島。徒歩でめぐるのは少々厳しいので、レンタサイクルがおすすめ!

家浦港には5件ほどレンタサイクルのお店があります。今回私がお世話になったのは緋田石油。ガソリンスタンドが行っているレンタサイクル屋さんです。ここは8:00頃から営業しているので、始発で向かう人もそのまま待たずに自転車を借りることができます。

豊島は起伏だらけの島なので、レンタサイクルは基本的に全て電動。料金は4時間1,000円、1日1,500円。他のお店も同料金なので、島全体で統一されているようです。

今から借りると、帰りの船まで約5時間あります。1時間のために1日料金になってしまうのも少しもったいないので、少し時間調整してから借りようかな・・・躊躇していると、おじさんが「ん?あぁ、1,000円で良いよ」、レンタル受付の人も「13:35の船に乗るの?じゃあ1,000円だな」と。島の人のおおらかさを前に、急に自分がセコい人間に感じてきました。

早朝の爽快サイクリング

ただいまの時刻は8:45。各アート作品が開くのは10時過ぎからなので、時間に余裕がありまくりです。あちこちにいるネコと遊ぶのもほどほどに、自転車で島をまわってみることにしました。

島の南側の甲生(こう)地区まで行ってみよう。斜面だらけで自転車にはちょっと厳しい道ですが、そこは電動パワーで乗りきりました。

このエリアにもいくつかアート作品がありますが、3月は公開期間ではないので観賞することはできません。

途中見晴らしの良い展望台も発見!自転車で上った先に広がる青い海原は爽快そのもの。瀬戸内海の穏やかな海、やそこに浮かぶ島々を眺めていると、心が落ち着いてきます。

もう一つの港・唐櫃港

家浦港ともう1つの港、唐櫃港のある唐櫃(からと)地区に到着。港から少し進むと、24時間鑑賞可能なパブリックアート『勝者はいない─マルチ・バスケットボール』by イオベット&ポンズを見つけました。

6つのバスケットゴールが並ぶ、遊べる作品。上手い人なら1回のシュートで2つのゴールを通すダブルゴールとかも狙えるのかな。

こちらもアート作品でしょうか?つり上がった目は、まるでにせウルトラマン。

さあ、そろそろアート作品がオープンする時間です!まずは唐櫃地区の外れにある「心臓音のアーカイブ」から行ってみましょう!

アート作品の公開時期に要注意

豊島にはたくさんのアート作品がありますが、その多くが公開期間や開館時間が決まっています。豊島観光ナビに、それぞれの作品の開館カレンダーが掲載されていますので、確認してから計画を立てるのがおすすめです。

豊島観光ナビ
https://teshima-navi.jp/art/

乗船券と一緒にもらったマップをサイトに照らし合わせてチェック。本日見られるものに○、見られないものに×をつけて整理してみました。

今回訪問したのは3月。オフシーズンとなるため、見られるものはかなり少ないですが、「豊島美術館」「心臓音のアーカイブ」「豊島横尾館」など、メインとなる施設は通年開館しております。ただし、いずれも冬季は火水木が休館となっているので、曜日にはご注意ください。

コメント

  1. […] […]

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