忽那諸島 Part 5 大規模なミカン畑が広がる最大の島『中島』(松山市)

瀬戸内海の離島

とにかく大きな中島は、様々な品種のみかん畑が広がる柑橘の島。忽那諸島や瀬戸内海ではおなじみの光景かと思いきや、そのスケールの大きさは圧倒的。冬場に訪れると、オレンジ色に彩られた山々を楽しむことができます。

訪問日:2021/12/12(日)

中島ってどんな島?

中島(なかじま)は、面積21.17 km²と忽那諸島で最も大きな島。3,000人ほどの人が暮らしており、人口も最大です。みかんをはじめとした果樹栽培やトライアスロンの大会が開催されることでも知られています。

定期船が入港する港は大浦港、神浦港、西中港の3ヶ所。大浦港は、高浜港からフェリー(西線)で約1時間、高速船で約25分ほどでアクセスできます。

今回は忽那諸島めぐりの中で、二神島、津和地島、怒和島とめぐったのち、神浦港へ上陸、帰りは大浦港から高浜港へ帰るというルートで訪問しました。

<今回の行程>
14:16 上怒和港発
フェリー(上り)
15:39 神浦港着
④中島 1時間51分滞在
17:30 大浦港発
フェリー(上り)
18:40 高浜港着

※前回の怒和島はPart 4、全体の計画はPart 1の記事にて。

移動手段は必須

怒和島からフェリーで神浦港に到着。これまでの島に比べて、圧倒的に人が多いです!

こちらが中島の観光マップ。広い島内には見どころが点在しています。そのため、徒歩でめぐるのはかなりキビシイ。

計画段階でどうやって島をめぐろうか悩んでいたところ、今回宿泊している松山のゲストハウスリッチハートのオーナーさんの友人が中島に暮らしており、案内を頼んでくれるとのこと・・・!

これは願ってもない提案!お言葉に甘えて港まで迎えに来てもらいました。というわけで、これからの内容は車で回ってもらったスポットになります!レンタサイクルなど個人でめぐるには行きにくいところも多いのでご了承ください。

神浦港ではレンタサイクルの取り扱いは無く大浦港のみに限られるようです。神浦港〜大浦港は連絡バスが運行しており、船の到着に合わせて発車します。大浦へ向かう方は船を降りたらすぐにバスへ向かうのが良さそう。(大浦は島で一番にぎわってます。)

島めぐりツアー開始

とりあえず神浦から島を時計回りに一周してもらうことに。島の西側では、斜面を埋め尽くす段々畑。他の島でも見かける光景ですが、規模の大きさはさすが中島。

ピンク色の花に見えるのは「せとか」という品種のみかん。温度を高めたり雨水から守るためにカバーをかけて栽培しているそう。他にも、「紅まどんな」や「甘平(かんぺい)」など、様々な品種の柑橘を栽培しているそうです。

ゲストハウスやお洒落な宿泊施設がある姫ヶ浜ビーチ。海辺に並べられた白い椅子が絵になります。

春はサクラ、夏はホタル、そしてアカテガニの産卵など四季に合わせて様々な見どころがあるそう。さらに、首無し武者の霊が出るという心霊スポットも教えてくれました!この情報は地元の人しか知らないやつですね。

彫刻が見どころの桑名神社

粟井地区にある桑名神社。高台に立っているため、境内へは石段を登っていきます。

社殿の中は入れませんが、窓から覗くことはできます。様々な絵が飾られているのが印象的。さらに、格子天井にはびっしりと家紋が記されています。

拝殿の奥には、総欅造りの立派な本殿の姿が。よく見ると、脇障子(後方に延びたついたての部分)には立派な彫刻が施されています。この彫刻は亀太郎という彫刻師と大工の長七という人物の合作で、愛媛県でも随一といわれています。

さらに、本殿の真裏までまわってみると、奉納された木舟「萬宝丸」を見つけました。このような奉納の形は初めてみたのですが、他の神社にもあるのでしょうか。案内板も無く、ネットで調べても詳細が見つからず・・・。詳しいことをご存じの方は教えてください!

パノラマ広がる高山

最後は大浦地区にある高山という山へ。周回道路があるため、車で登ることができます!とはいえ、すれ違いできない細い道。島の人でないと難しそうです。

斜面に植えられたいよかん。木々に実る柑橘は色あざやかでとってもキレイ!紅葉とのコラボレーションも素敵です。

さらに夕陽もキレイに見えます!夕陽を浴びて輝く温州みかんがお見事。離島とは思えない壮大な景色が楽しめて大満足です!

今回は12月の訪問だったのですが、様々な品種があるため11月頃から4月くらいまでは、果実が実る姿を見ることができるそうです。

大浦港から松山市街地へ

すっかり日も暮れたので、島めぐりもツアーもこの辺りで終了。最後は大浦港まで送ってもらいました。

大浦港の周辺は島で一番にぎわっています。待合所にはレンタサイクルがたくさん。なんと、カゴ付きのママチャリタイプもあるようです!これまで回ってきた島はロードバイクタイプしか無かったのですが、さすがは中島です。

真っ暗な中で光り輝くフェリー。高浜港までは約1時間の船旅です。

18:40に高浜港へ到着。港の目の前にある高浜駅から19:58の電車で松山市駅へ・・・と思ったのですが、18:43の電車に間に合ってしまいました。船→電車の乗り換えが3分でできてしまうのはスゴイ。

というわけで19:04に松山市駅に到着し、忽那諸島めぐり1日目もこれでおしまい。明日も引き続き島めぐり!睦月島、野忽那島、興居島をまわります。

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