来島群島① 島めぐり計画編 3つの島を効率よくまわるには?(今治市/芸予諸島)

芸予諸島

今治市に属する来島・小島・馬島の来島群島。しまなみ海道をとりまく離島ですが、車ではアクセスできないため波止浜港より船で向かうことに。同じ航路上にありますが、時刻表の確認はお忘れなく!

訪問日:2023/5/3(水) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

個性的な来島群島

しまなみ海道周辺には非常にたくさんの島があります。もし何度か訪れているならば、メインルートから少し外れて周辺の離島をめぐってみるのも楽しいです。

そんなエキストラコースの中でも見応え抜群なのが、来島群島。かつて村上水軍の本拠地の一つである「来島(くるしま)」、多数の戦争遺跡が残る「小島(おしま)」、来島海峡大橋へ上るエレベーターがそびえ立つ「馬島(うましま)」と、それぞれ非常に個性的な島がそろっています。

なお、「来島群島」という呼び方はあまり一般的ではなさそうですが、便利なので使用させていただいております。

■さらにディープな比岐島も
来島群島には3島から少し離れた「比岐島(ひきじま)」も加えるようです。ただし、こちらは定期船が無いためチャーター船でしか向かうことができません。行ったことがある方はかなりのツワモノです。

3島へのアクセス

この3つの島は同じ航路で結ばれているため、船を途中下船しながら3島めぐりが可能。愛媛県今治市の波止浜(はしはま)港より発着しています。

本数は1日10便ほどとそれなりにあります。所要時間も、終点馬島まで波止浜港より20分、離島間も5~10分ほど。比較的気軽に訪問することができます。

来島と小島は架橋されていませんが、馬島だけはしまなみ海道が通る島。「来島海峡大橋に馬島ICが設置されているため車でアクセスできるのでは?」と思ったのですが、この馬島ICは島民専用となっているため一般車は利用不可。

エレベーターは一般でも利用可能ですが、歩行者と自転車・原付バイクのみ。車で訪れても橋に駐車スペースはないため素通りするしかありません。従って、馬島に行くには徒歩、自転車、原付、路線バス、船という車以外の手段を選ぶ必要があるのです。

3島めぐりの計画

さて、ここからは3島めぐりの計画について書いていきます。先ほど1日10便と書きましたが、運行間隔は均等ではありません。また、馬島まで行かない「小島停まり」の便も。よく時刻表を見ながら計画を立てないと、各島での滞在時間が思い通りに行かなくなってしまいます。

滞在時間の目安ですが、来島は小さい島なので【30分】、小島は戦争遺跡をめぐるので【1時間30分】、馬島はエレベーター見学がメインなので【1時間】を最低ラインに計画。

様々なパターンで時刻表を見比べたのですが、3つの島にバランス良く滞在するにはこちらがベストという判断になりました。

7:05 波止浜港発

7:10 来島着
①来島 55分滞在
8:05 来島発

8:10 小島着
②小島 2時間10分滞在
10:20 小島発

10:30 馬島着
③馬島 1時間30分滞在
12:00 馬島発

12:20 波止浜港着

7:05発なのでなかなかの早起きプランですが、午前中だけで3島巡ることができます!しかも、各島の滞在時間が理想的。他の便を選ぶと、来島が長すぎたり、小島が短すぎたりしてしまうのです。

なお、馬島からは船に乗らず、バスで今治駅に戻るという方法もあります。さらに体力に余裕がある方は来島海峡大橋を徒歩で渡るという方法も。波止浜港までは1時間、今治駅までは1時間30分ほどなので、気合があれば不可能ではありません。

波止浜港から来島へ

こちらが船の発着地となる波止浜港。車を停めるスペースはそこそこあります。石燈籠のようなものは、「灯明台」。海上安全を祈願したものであるそう。

待合室は小さいけれどとってもきれい!トイレも屋内型でかなりきれいに掃除されています。待合室およびトイレは船の出港に合わせて開くため、早朝や夜間は利用できないのでご注意ください。

チケットは待合室内の自動券売機で購入できます。離島間のチケットも買えるので、一度に買ってしまっても大丈夫。ただし、片道や往復、島の名前が間違えやすいのでご注意ください!私は盛大に間違えました!!!

待合所にスタッフさんはいないため、払い戻し方法はわからず・・・。とりあえず船に進むことにしました。

くるしま丸で出港!

乗船する船は、こちらの「くるしま丸」。2019年から運航している船なので、ぴっかぴかです。

乗船券は全てこのときに渡してしまいます。私のように各島下船して何度も乗船するというパターンでも、最初に全渡しで大丈夫。あとはもう勝手に乗って良いそう。

乗船券を間違えて買ってしまったことを伝えると「言ってくれてありがとうね!言わない人もおるんよね〜」と嫌な顔せず対応してくれるおじさん。あふれる優しさに癒されます。

差額を調整してもらったあたりで出発の時間に。波止浜港に停泊する海上自衛隊の「油槽船YOT-01」を横目に、来島に向けて出港です!続きはまた明日の記事にて。

コメント

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