かつて小学校として利用されていた建物を再利用した旧校舎利用のフィギュアミュージアム。リアルで緻密な造形が見ごたえあるフィギュアがたっぷりと並んでいるだけでなく、再現された小学校の教室やジオラマ撮影スペースも。子供はもちろん、大人も童心に帰って遊べるスポットです。
旧校舎利用のミュージアム
鳥取県倉吉市にある円形劇場くらよしフィギュアミュージアムは、かつて小学校として利用されていた建物をリノベーションしてつくられたミュージアム。
一度は解体が決定した建築ですが、市民から活用を求める7,000名もの署名が集まります。残すとしても何に使うか、いくつものアイディアが出た中で選ばれたのがフィギュアミュージアム。鍛冶屋、ものづくりの街であることから、最先端のものづくり=フィギュアという考えで、選ばれたそうです。
フィギュア制作の老舗「海洋堂」に加え、倉吉に工場を持つ「グッドスマイルカンパニー」、米子に本社を置く「米子ガイナックス」の協力を得て、さらにクラウドファンディングも行われて造られました。
キャラクターは、メイ君とリンちゃん。もともと明倫(めいりん)小学校であったのでそこから名付けられています。
たっぷり並んだフィギュア
2階はフィギュアミュージアムとなっており、約2,000点ものフィギュアが展示中。展示室は、恐竜、動物、ミリタリー、キャラクター、日本文化と5つの部屋に分かれています。
キャラクターの部屋ではエヴァンゲリオン、鋼の錬金術師、遊戯王、コードギアス、よつばとなどなど漫画、アニメキャラクターが勢ぞろい。
動物の部屋では、魚、鳥、哺乳類などなどリアルな生き物たちがたっぷり。
恐竜ルームに展示されている大きな怪獣。こちらはクラヨシラプトル。オープン前のクラウドファンディングによってつくられた恐竜で、倉吉で発掘されたという設定のオリジナル恐竜なのです。
なぜこんなにもフィギュアが集まっているのかといいますと、先ほどのメイ君とリンちゃんが宇宙から来て地球の情報を集めており、それを持ち帰りやすくするためフィギュアにして集めているそうです。(まるで人間標本を採取すべく現れた「三面怪人ダダ」や「クール星人」みたいですね・・・)
ノスタルジックな円形校舎
旧校舎利用の施設と書きましたが、この施設は普通の校舎のイメージとは異なる円筒状の形をしています。
この不思議な建物は、「円形校舎」と呼ばれる建築様式。かつてこのような校舎は全国に多く造られましたが、そのほとんどは少子化や老朽化によって解体。現在はおよそ30棟が残っていますが、この円形劇場は昭和30年に造られたもので、現存する中で日本最古の円形校舎とのこと。
館内には、そんな円形校舎の教室を再現したコーナーもあります。建物の中心側に黒板があり、窓側にいくにつれて幅が広がる扇形の教室。大学の講堂のような姿です。
黒板は落書きOK!さらに机にはランドセル・図鑑・ノートなどの小学生必須アイテム。そしてBGMはピアノの旅立ちの日に。懐かしすぎて泣けてきました。
遊べるミュージアム
館内にはファミコンも置かれています。ソフトはマリオやゴエモン、ドラクエなど、世代の人にはきっと懐かしくなるラインナップ。きれいに並んでおらず、適当に散らばってる感じがたまりません。
自由に遊べるフィギュアもたっぷり。懐かしのウルトラマンや怪獣、動物など様々なフィギュアが散らばっており、大人も童心に帰って遊べます。
ここでは、写真の背景も置かれています。そう、建物や怪獣を使って自由にジオラマ撮影が楽しめるのです!こんな謎のドリームマッチも設定可能です。
さらに、推しのアクスタやぬいを持参すれば、ウルトラマンや怪獣たちとのコラボ撮影なんかも楽しめます!私は今回たまたまぞうの群れを連れていたので、いろいろ撮って遊んでみました。
ということで、今回もまたぞうの群れの写真で締めくくらせていただきたいと思います!
(なぜぞうの群れがあるかは、コチラの記事にて)
アクセスと営業情報
倉吉駅からバスで約15分のバス停《広瀬町》または《鍛冶町1丁目》下車後、徒歩5分ほど。
車の場合は米子鬼太郎空港から約90分、鳥取砂丘コナン空港から約40分ほど。
開館時間 | 9:00~17:00 ※7~9月は18:00まで |
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休館日 | 月曜 |
料金 | 常設展:1,000円 |
公式サイト | https://enkei-museum.com/ |
※掲載の情報は2022年5月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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