ダイオウイカをじっくり観察『山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館』(岩美町)

鳥取県

ジオパークの成り立ちやそこに暮らす生物に焦点を当てた自然博物館。小さな施設ですが、ミニ水族館や3Dシアターなど楽しめる要素は多いです。館内に横たわるダイオウイカの標本は、様々な角度からじっくりと観察できます。

訪問日:2022/4/30(土)

ジオパークを学ぶ博物館

鳥取県岩美郡岩美町にある山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館。1981年にオープンした山陰海岸自然科学館が、2010年にリニューアルオープン、2016年に現在の名前になりました。現在は県が運営しており、入館料は無料!鳥取の市街地や鳥取砂丘からも近いので、ふらっと立ち寄るにもおすすめです。

山陰海岸ジオパークは、鳥取県・兵庫県・京都府にまたがるジオパーク。玄武洞や鳥取砂丘など、観光地としても知られる場所がジオサイトとして登録されています。

山陰海岸の自然

館内では山陰海岸の誕生の物語がパネルや模型で紹介されています。

250万年前から氷期と間氷期があり、海面が大きく変化。その結果、砂丘や海蝕地形ができあがっていったそうです。鳥取県内の代表的なジオサイトである鳥取砂丘と浦富海岸もこの頃に形成されていったそうです。

山陰海岸に暮らす生き物は剥製で展示。内陸部に暮らすテンやニホンノウサギ、さらに砂丘に暮らすスナガニなどが紹介されていました。

館内にはミニ水族館も

日本海に暮らす生き物の生態展示もあります。水槽は10基ほどと小規模ですが、ミニ水族館気分で楽しめます。

ここで見ることができるのは、マダイ・キジハタ・カサゴなど山陰海岸に暮らす海水魚たち。人慣れしており、カメラに近寄ってきてくれます。

こちらのへばりついた貝はナンカイボラ。あの法螺貝の仲間です。15cm以上あるためずっしりと大きく感じますが、ホラガイの中では小型種とのこと。

ダイオウイカの標本

目玉はダイオウイカの液浸標本。金属のフレームが付いたケースに保管されており、まるで厳重に管理された宇宙人みたいです!

この標本の個体は体長3.2mのメス。沖合30kmの水深約240mの地点で捕獲されました。

側面も透明なガラスとなっているため、しゃがんで見るといろいろな角度からダイオウイカを見ることができます。

口側から覗いて見ると、クチバシのような「カラストンビ」、ヤスリのような「歯舌」など細部もじっくり見ることができます。ダイオウイカの口を見ていると、捕食されるような恐怖感。海中で襲われたら絶対勝てないだろうな・・・。

レアな自然映像が流れるシアター

メガネをかけ見る3Dシアターでは、「大地と海の物語」「神秘と生命の物語」「大地と人の物語」の3つの映像作品をそれぞれ1日2回、合計6回上映しています。上映時間は約20分。

今回見ることができた「大地と海の物語」では鳥取砂丘と浦富海岸、そして海中の映像が流れます。神秘的な青の洞窟が広がる海蝕洞、きらびやかな魚群が舞う姿、そして貴重な夜の海中など、幻想的な海の姿も見ることができました。アオリイカやカエルアンコウ、ともに暮らすマダコとキジハタなど生き物にクローズアップしたシーンも多く、なかなか楽しめる谷様です。

なお、「神秘と生命の物語」では、現在立ち入り禁止になっている海の龍神洞&陸の龍神洞の内部を映した映像を見ることができるそうです。

アクセスと営業情報

最寄り駅は岩美駅ですが、約2.5km離れているため徒歩だと30分ほどかかります。駅前でレンタサイクルを借りるという手段もあるようです。

車の場合は鳥取駅から約30分、鳥取砂丘から約20分ほど。無料駐車場完備です。

開館時間 9:00~17:00 ※7~8月の土曜日は18:00まで
休館日 月曜、祝日の翌日、年末年始
料金 無料
公式サイト https://www.pref.tottori.lg.jp/255369.htm

※掲載の情報は2022年5月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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