レトロフューチャーな宇宙水族館『UWS アクアリウム アンダーウォータースペース』(横浜市)

神奈川県

宇宙をコンセプトにしたとってもレアなアクアリウム。まるでアトラクションのような演出は、アミューズメント水族館としてハイクオリティ。展示されている生き物は、キラキラしたインテリアに負けないくらい個性派揃いなので、変わったサカナが好きな方にもおすすめです。

訪問日:2022/8/6(土)

みなとみらいのアクアリウム

UWS アクアリウム アンダーウォータースペースは、2020年12月に突如横浜にオープンした水族館。横浜ワールドポーターズという商業施設内に入った、いわゆる都市型アクアリウムです。

インスタ映え的なデジタルアート系アクアリウムかなと思いながら公式HPを見ていると、そこに記されているのは「アクアリウム宇宙旅行」「地球からのワープ」「水の惑星のパーティー」・・・。

まったく想像がつきませんが、なんだかSF感あふれる仕上がりのようです。ということで、実際に足を運んでみることにしました!

手掛けているのは、株式会社UWS ENTERTAINMENT。奈良県奈良市の商業施設ミ・ナーラ内にあるキラキラな金魚アクアリウム『NARA KINGYO MUSEUM』をはじめ、日本各地の水族館の施工にも関わっているアクアリウムの会社です。2022年7月にはお台場アクアシティ内に『UWS AQUARIUM GA☆KYO』もオープン!合わせての訪問もおすすめです。

公式サイトによると開催期間が決まっており、2020年12月22日〜2023年1月15日とのことです。気になる方は、早めの訪問がおすすめです!

宇宙ツアーズのはじまり

館内は薄暗い中にあざやかな光が輝くサイバーな空間。第7銀河第38惑星にある水の惑星アンダーウォータースペースへの旅がはじまります。

案内してくれるのは、マスターチーフアテンダントのAI ウワスさん。この方のアナウンスが館内各所で流れているのですが、絶妙なカタコト具合がクセになります。きっと地球の言葉はまだ覚えたてなのでしょう。

水槽内にもスペーシーな装飾が施されており、ヒメツバメウオなどのサカナたちが小型宇宙船のようにキラキラと輝きます。

真っ赤なパロットファイヤーは、さしずめ燃える流星群。青白い宇宙空間とのコントラストがとってもあざやかです。ちなみにこの魚は真正面からみるととってもブサカワ。

水の惑星のパーリーナイト

進んで行くと、ビビッドなカラーリングのエリアへ。ここはアバンチュラの森。そう、無事宇宙旅行は成功し、第38惑星に到着したのです!

そのまま森を抜けると、キラキラ輝くパーリー会場に到着!光を反射するミラーボール、スモーク、ラウンジのようなBGMと、まるでクラブのような雰囲気にテンションがあがります。

3☆8 BARでは、電球型の容器に入ったペチーナソーダを販売中!この惑星では、数年前に地球で流行った電球ソーダが大流行しているそうです。さらに、宇宙電波受信機(100円)、パーリィカチューシャ(200円)など、パリピグッズがとってもリーズナブルに販売しています。

カラフルな魚がたっぷり

さてさて、ここまではコンセプトのご紹介がメインでしたが、ここからは展示生物についてさらっと紹介させていただきます!てっきり金魚などがメインかと思いきや、淡水魚・海水魚あわせて非常に様々な種類の生物が展示されています。

ドットに覆われたサカナはシモフリタナバタウオ。全てのヒレがまるでつながっているように見えるユニークな魚です。

なんだかカクレクマノミの進化系みたいなカラーリングのチョウチョウコショウダイ。こちらはまだ幼魚であり、成魚になるとヒョウ柄に切り替わって行くそうです。

色鮮やかなニシキテグリ。カエルみたいな顔立ちと、ちょこちょこと動く姿がとってもかわいらしい魚です。

ちらっと顔を見せているのはモンハナシャコ。貝殻を砕くとんでもない破壊力のパンチや、人間の10倍もの色を識別できる眼など、とにかくハイスペックな生物。でも、人の気配を感じるとすぐに隠れてしまいます。意外と臆病なのかもしれませんね。

毒々しいアデヤカキンコ。まんまるですがナマコの仲間。英語ではシーアップルという名前ですが、有毒動物であるため「毒りんご」です。

赤と黒が渋いオスカー。アストロノータスとも呼ばれる種類で、アマゾン系の熱帯魚。体長40cmほどと、なかなか大き目な魚です。

さて、お気づきの方も多いかと思いますが、展示されている生き物は基本ハデハデなものばかり。宇宙というコンセプトに負けない存在感のある魚がたっぷりなのです。このラインナップならば、マニアックな生き物好きな方も満たされるのではないでしょうか。

行ってみた感想

最後はこちらのスクリーンのある部屋へ。ここからは地球までの旅となりますが、わずか2分とあっという間です。

コンセプチュアルな都市型アクアリウムなため、生き物の名前や解説を記したパネルなどはほとんどありません。生き物について学ぶところというよりは、テーマパーク感覚で宇宙×アクアリウムの雰囲気にどっぷりつかるのががおすすめな施設です。

それでも私のように「できるだけ名前を知りたい!」という方は、館内に設置されたQRコードへアクセスすると、かわいいイラストのサカナ紹介ページを見ることができます。

なお、一部には解説も設置されています。こちら、普通の生態解説かと思いきや、カラーリングやデザインを切り口にしたユーモアあふれる記載が!一筋縄ではいかないアクアリウムです。

アクセスと営業情報

みなとみらい線のみなとみらい駅、および馬車道駅から徒歩5分ほど。JR線の桜木町駅からは徒歩10分ほど。桜木町駅からは、2021年に運行開始した都市型ロープウェイ、YOKOHAMA AIR CABINを利用してアクセスするのもおすすめです!

独立した施設ではなく、「横浜ワールドポーターズ」という商業施設の4階に位置しています。様々なショップやエンターテインメントが集まっており、ショッピングや映画鑑賞などと合わせて楽しめます。私は「ハワイアンタウン」でガーリックシュリンプを食べたり、「ガシャポンのデパート」の攻めたラインナップを楽しんだり、「アニタッチ」というふれあい動物園で遊んだりと、いろいろセットで楽しみました!

開館時間 10:30~21:00
料金 1,200円
公式サイト http://uws-yokohama.jp/

※掲載の情報は2022年8月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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