閉館したヨコハマおもしろ水族館が開運水族館として復活!今回は世にも珍しい占いがテーマの水族館とのこと。開運魚からフォーチュンをもらうことができるそうですが、いったいどういうことでしょうか?
中華街の3代目水族館
かつて横浜中華街に存在した吉本興業のプロデュースによる「よしもとおもしろ水族館」。2013年に吉本興業のプロデュースが終了となると、「ヨコハマおもしろ水族館」としてオープン。合計17年に渡り営業を続けてきました。
そんなヨコハマおもしろ水族館も2021年11月23日を最後に閉館。気になる跡地には、なんと再び水族館がオープンしました!それが今回ご紹介する横浜開運水族館フォーチュンアクアリウム。国内唯一の「占い」をテーマにした水族館です。
全然イメージがわきません!!!
百聞は一見に如かず、行ってみましょう。ということで、中華街の中にあるチャイナスクエアへ。この奥のビルの3階が水族館となっています。
入口は瓦仕立て。このあたりはいかにも中華街の水族館といったイメージです。
独自のフォーチュンシステム
受付にて入館料を支払った後は、備え付けのタブレットに生年月日などの個人情報を入力。全て終えると、自分のフォーチュンナンバーが出てきます。
次に見えてくるのは開運うおみくじ。ここでさきほどのフォーチュンナンバーのボックスを開いておみくじを受け取ります。
館内の水槽は、金運・健康運・恋愛運など、6つのテーマでゾーン分けされています。それぞれのゾーンでおみくじに記された番号の水槽を見ると、そこにはメッセージが記されているのです。
この占いは、歴史の長い占い店「鳳占やかた」が監修。同じフロアには鑑定所も並んでいます。
おみくじに導かれて開運魚めぐり
さあ、おみくじに導かれて水槽をめぐっていきましょう!
ご縁運は「01」の水槽。カクレクマノミが泳いでおり、そこに記されたメッセージは「もちつもたれつ おたがいが気持ちよく」。イソギンチャクと共生しているクマノミらしい内容です。
色福運は「20」のミズタマハゼ。「幸運は丸呑みしちゃえばいいじゃない」というメッセージ。ハゼの動きをよく見てみると、ひたすら砂を丸呑みしてはエラからサラサラと出してます。
健康運は「32」の水槽。スラッとしたハナヒゲウツボが伝えるのは「こころもからだもはなやかしなやか」。ハナヒゲウツボは最初は黒色ですが、やがて成長するにつれ青いオスになり、最後は黄色いメスになるというユニークな生態をもちます。
珊瑚運はサンゴ礁水槽から指定されたサンゴを探します。私はチヂミウスコモンサンゴという長い名前のサンゴでしたが、なんだか愛着がわいてきました。この先どこかの水族館に行ったときはぜひ見つけたいところです。
終盤のくつろぎ空間
館内の奥は靴を脱ぐゾーン。安らかなBGMも流れている落ち着いた空間。
ユニークな滑り台型の水槽は、おもしろ水族館時代からの遺産。ついつい滑りたくなりますが、6歳以下のお子様が対象とのこと。体重制限的な意味合いでしょうかね。
こちらの部屋も、周囲の壁は水槽が埋め込まれています。小さな個室の水槽には、ウミテングやヒバシヨウジなどなかなかマニアックなサカナの姿も。
ここに来る頃には、おみくじの水槽めぐりもひと段落。じっくり生き物観察したり、ふっかふかのソファに沈んだりと、すごくリラックスして過ごせます。もうずっとこの部屋にいられそうです。
行ってみた感想と見学所要時間
小規模な水族館で、飼育されている生き物も基本的に小さな生物ばかり。しかし、おみくじに従って水槽をめぐる、というのはとっても新鮮でした!ただの順路とは違い、人それぞれ注目する水槽が異なっているのが面白いです。そして、おみくじで導かれたサカナに対しては、なんだか親近感がわいてしまいます。
エンタメ要素は充実していますが、生き物の解説や飼育情報などの「学び要素」は少なめ。その代わり、他では見かけないような縁起にまつわる解説なんかがありました。
見応えのある水槽や希少生物もほとんどないため、水族館目的で行くと少し物足りなく感じるかもしれません。ということで、友だちやカップルで遊びに行く、もしくは中華街散策の休憩がてら立ち寄るのに良さそうな水族館でした!
見学所要時間は30分ほどあれば一通り見て回れます。小ぶりで動きが速いサカナが多いので、写真を撮りたい方は、思ったより時間がかかるかもしれません。
アクセスと営業情報
東急東横線・みなとみらい線の元町・中華街駅から徒歩8分、JR 京浜東北線・根岸線の石川町駅から徒歩5分。
開館時間 | 11:00~19:00 |
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休館日 | 年中無休 |
料金 | 1,400円 |
公式サイト | https://fortune-aquarium.com/ |
※掲載の情報は2022年6月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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