白いキツネを祀るディープな神社『白高大神』(奈良市)

奈良県

「白高大神」、この名を知っている方はかなりの強者。ネット上では最恐の心霊スポットとも廃墟神社とも呼ばれるかなりマニアックな場所ですが、その実態はいったいどのような場所なのでしょうか。

※何かの間違いでこのページに来てしまった方は、とりあえず天理ラーメンとかどうでしょうか。

2021/9/19(日)

のどかな景色の中にある神社

さぞかし深い山の中にあるのかと思いきや、意外にも奈良市内の田園地帯にあります。周辺では草刈りや畑仕事を行っている人が多く、寂しい雰囲気は全くありません。

そんな田園風景の隅で森の中にそびえるのは、白高大神と書かれた立派な石の鳥居。こちらが白高大神への入り口です。

鳥居をくぐると、しばらくは池に沿った細い道。ここは会員制の釣り池で、釣り師たちののどかな会話が響き渡っています。

少々ぬかるんでいますが、草木は刈られており、それほど荒れている様子はありません。

人の気配を感じる境内

続いて見えてくるのは錆びた赤い鳥居。白龍大神、古女郎大神と書かれた鳥居は、かなり経年劣化した姿。

右手に見える小さな小屋は、朽ち果てたトイレ。多くの廃墟と同様に、便器は外されていました。

その奥にあるのは少々荒れている小屋。詳しい記述は避けますが、それほど古くない布団や、向かい合わされてベッドのようになったソファ、赤く染まったタオル、写真付きの雑誌を見つけました。割と最近、人が過ごしたような気配を感じます。

信仰の証

朱色の鳥居の奥には、瀧川古女郎大明神の塚がぶら下がる稲荷の面は、まだ新しく見えます。

立ち並ぶ様々な石碑。そこに並べられたお供え物は比較的新しく、現在でも信仰が続いていることを物語っています。

奥へ進むと、ざぁざぁと音を立てて流れる小さな瀧。水の勢いも良く、とても爽やかな空気。こういう流れがあると、空気も流れて淀むことが無さそうです。

滝のそばには祠があります。真っ暗な洞内には、うっすらとモンスターエナジーが供えられていました。

これ以上踏み込むのはやめておきました。

普通の神社ではない?

さて、ここまでご覧いただいたのが、白高大神の全貌となります。

夜に訪れたらかなりコワイとは思いますが、昼間は特に嫌な感じもしない、自然に溶け込んだ神社といった雰囲気の場所でした。

この神社は、いわゆる神社本庁に所属している神社とは少し異なっています。ここは玉姫教会という宗教団体の聖地であったそう。中井シゲノという女性シャーマンを教祖とした新興宗教で、昭和初期には多くの信者をかかえておりました。

一時は伏見稲荷大社の大阪南支部を務めるほどの勢力をもっていましたが、シゲノがこの世を去るとともに衰退していきます。

先ほどの滝は、滝に打たれる修行「滝行」を行う場所であったそう。

なお、滝のそばにあった祠は防空壕であり、心霊現象が起こるとのウワサも。入らなくてよかった・・・のかな?

行ってみたい方へ

白高大神へ向かうには、田んぼの中のとにかく細い道を進みます。自転車やバイクなら全く問題ありませんが、車だとかなり厳しいです。

ぎりぎり進めたとしても、駐車できそうなスペースは行き止まりに1箇所(写真の軽自動車が停車してるところ)くらいしかありません。ここがもし空いていなかった場合は、駐車も転回も困難。細い道をバックで後退することになり、細道運転に慣れていない方はほぼ詰みです。

少し離れると路肩に停められそうなスペースはいくつかあります。駐車場所を探す際は、1km程度は歩くつもりで行くと気持ちが楽です。

あまり現地で苦戦したくない方は、Google Mapのストリートビューを見ながら、ある程度目星を立てていくのが良いでしょう。とはいえ、これほどまでにディープな場所へわざわざ行きたい人は、きっと探索慣れしている方だと思います。こういった場所へ訪問する際の心得は持たれていることでしょう。

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