天香久山に広がるインセクトワールド『橿原市昆虫館』(橿原市)

奈良県

天香久山にある橿原(かしはら)市昆虫館は、大人も子供も楽しめる昆虫展示が盛りだくさん!恐るべき昆虫の世界にもぐり込んでみると、ちょっとだけ親近感が湧いてしまうかもしれません・・・!

訪問日:2017/4/15(土) ※掲載内容および写真は訪問時のものです

昆虫専門のミュージアム

突然ですが、昆虫、好きですか?

嫌いという声がたくさん聞こえてきました。好きっていう人の方が珍しいかもしれませんね。でも、小さい頃は以外と平気だったのではないでしょうか。大人になるにつれ自然と忘れていく昆虫への興味。

今回ご紹介する橿原市昆虫館は、そんな遠い昔に忘れたイノセントな記憶を呼び覚ましてくれるスポットです。

まずは定番の標本展示

館内へと足を進めると、まずは標本の展示コーナー。木枠に入った蝶や甲虫の標本かと思いきや、ウミサソリやカブトガニなどの古生物からはじまります。

琥珀に閉じ込められた虫たち。琥珀の中の蚊から恐竜の血液を採取し、恐竜を復活させる・・・そんな映画が昔あったような。

こちらは地球上の動物の割合を示す円グラフ。なんと72%が昆虫なのです!我々、人間を含む哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類などをひっくるめた脊椎動物はわずか3%。昆虫が本気出したら絶対に勝てない気がしてきました。

ちなみにこの円グラフ、よく見ると昆虫標本でできています!初めて四角い木枠に入っていない昆虫標本を見た気がします。

 

昆虫になりきる体験コーナー

突如現れるの巨大な昆虫。こちらはオブジェではなく、昆虫の世界を体験できるミニアトラクションになっています。さあ、嫌がらずにやってみましょう!

裏側に進むと頭部に入ることができ、昆虫が見ている世界を体感することができます。こちらのケラは、普段地中に暮らしているため眼のサイズは小ぶりにできてます。あ、カマキリ!あぶないあぶない。

こちらはミズスマシという水棲昆虫。いつも水面に浮かんでいる甲虫です。さぁ、視界はいったいどうなっているのでしょうか?

なんと、4つの視界が広がっています!ミズスマシは4つの目を持っており、水中と水上を両方同時に見ることができるようになっています。そんなにモニターがあっても処理できません・・・!

トンボの眼はもうわけがわかりません。複数の目が集合した「複眼(ふくがん)」と呼ばれる仕組みですが、これでどうやって世界を見ているのでしょうか。

改めて実感したのですが、昆虫たち、みんなスペック高い!本当に勝てる気がしません。

こんなオオゴマダラ断面図もあります。引き出すと、各部分の断面図を見ることができるという、あまり嬉しくない展示。まるで、ソルベの輪切りです。

大人も楽しめる豊富な展示

壁に貼られた様々な昆虫展示。子供向けかと思いきや、大人でも「へーっ」となってしまうような発見がたくさん。

特におもしろかったのが害虫に関する展示。アブラムシ除去のために、アブラムシを食べるテントウムシを利用していましたが、すぐ別の場所へ飛んで行ってしまうという問題がありました。そんな中、飛ぶのがニガテなテントウムシを育て続け、ついに飛ばないテントウムシを作り上げたのです。

さらにすごいのが不妊虫放飼法。害虫に放射線を当てて、不妊化させ、その虫を放ちます。不妊化した虫と交尾することで、孵化しない卵が増え、結果的にその虫の数を減らすことができるというのです。

体感型の展示が続くと、こういった読み物系はついついスルーしてしまいがちですが、じっくり読んでみると、面白い発見に出会えます!

どきどきの生態展示

も・ち・ろ・ん、生態展示もたっぷり!生き生きとした昆虫たちがあなたをお待ちしております。

ガラスの向こうに置かれているのはセイヨウミツバチの巣箱。あいにく姿は見えませんでしたが、こういったカタチで展示してあるのが面白い。まるで動物園みたいですね。

こちらは大人気のカブトクワガタ水槽。そこには立派なヘラクレスオオカブトが!まるで置物みたいですが、ちゃんと動いてます。

カマキリ水槽は、皆それぞれ様々な擬態をしています。わかっていても見つけにくいハナカマキリ。さあ、見つけられますか?

水棲昆虫水槽で見つけた、地上へと上陸しているミズカマキリ。よく見ると、イモリの上に上陸してしまってます。イモリは体をよじらせてすごく嫌そう。

蝶々とびかう大温室

昆虫館名物、大温室もございます。高温多湿に仕上げられた空間は、南国の蝶が飛び交いまさに蝶の楽園となっています!

茶色とミントブルーがかわいらしいリュウキュウアサギマダラ。このカラーリングはチョコミントにしか見えません!しかもチョコパリパリのやつ。

こちらはシロオビアゲハ。幼虫はシークヮーサー、成虫はハイビスカスが好きという、とっても島んちゅな蝶々です。

やっぱり目立つのはオオゴマダラ。羽を広げると13cmにも及ぶ、日本最大級の蝶々です。このオオゴマダラのサナギはとってもインパクトのある色をしています。この昆虫館にも展示されていますので、実際に訪問された際はぜひ探してみてください!

なんとなく子供向けのスポットかと思いきや、大人でも思いっきり楽しめる昆虫館でした。昆虫だからと毛嫌いせずに、ぜひ遊びに行ってみてほしいです。

余談ですが、古生代のトンボの化石を見ていたおばあちゃんが放った一言。「こんなん、子供の頃いっぱいとんどったなぁ」・・・この方、古生代から生きているのかもしれません。

アクセスと営業情報

大福駅より徒歩40分。もしくは大和八木駅より「かしはらしコミュニティバス」で約30分。1日7便ほど運行しているようです。

開館時間 9:30~17:00 ※10~3月は9:30~16:30
休館日 月曜、年末年始
料金 520円
公式サイト https://www.city.kashihara.nara.jp/article?id=5c52229d65909e2ebea90610

※掲載の情報は2022年3月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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