小豆島③ 広大なオリーブ園とギリシャ風車(小豆島町)

小豆島

小豆島の人気観光スポットとして知られる「小豆島オリーブ公園&小豆島オリーブ園」。無料で見学できる園内は、ギリシャ風車やオリーブ原木などの見どころが多数!写真を撮ったりのんびりと歩いたりして、ゆったりと散策するのにぴったりなスポットです。

訪問日:2023/5/6(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

小豆島といえばオリーブ

オリーブの産地として知られる小豆島。その歴史は1908年に農商務省によってオリーブ栽培試験地として指定されたことにはじまります。増加した漁獲量によって缶詰の生産が拡大、それに使用するための油を生産するのが目的であったそう。

地中海に似た気候である小豆島では、その結実に成功。日本初の産業用オリーブ発祥の地となりました。一時は農産物の輸入自由化によって安価な輸入品に押されるものの、近年では良質な国産オリーブとして再注目されています。

そんな小豆島には「小豆島オリーブ園」「小豆島オリーブ公園」という、非常に名前の似た施設があります。ややこしく見えますが、この2つの施設は隣接しており、ゲートなどの境界もありません。片方を散策していたら、いつの間にかもう片方に入っている、そんな感じです。

もちろんどちらも入園料は必要ありません。2つ合わせて大きな公園みたいなイメージです。

小豆島オリーブ公園

まず最初に向かったのが小豆島オリーブ公園。ここは道の駅やレストラン、さらには温泉も併設された多機能なスポット。その中核施設となるのが、こちらのオリーブ記念館。ギリシャの神殿を思わせる建築は雰囲気抜群です。

中に入るとオリーブの女神・アテナ像がお出迎え。館内にはオリーブ製品がたくさん並ぶショップや、地中海料理レストラン「オリヴァス」などが入っています。(※レストランは2023年5月時点で休業中でした)

館内にはちょっとしたミュージアムも。オリーブの起源からはじまり、小豆島におけるオリーブ栽培の歴史などが資料や写真で解説されています。

園内にたたずむ可愛らしい雰囲気の建物。こちらは「魔女の宅急便」で使用されたロケセット!2014年春に公開された実写版映画で使用され、撮影終了後ここに移築されたそう。現在はハーブとガーデニングショップ「コリコ」として営業しております。

人気撮影スポット・ギリシャ風車

オリーブ記念館から少し歩いたところにあるのがこちらのギリシャ風車。小豆島はギリシャのミロス島と姉妹島提携を結んでおり、その友好の証として平成4年に建てられました。

真っ白に輝く姿は、小豆島のシンボルとしても知られています。近年ではフォトスポットとしても大人気!連休中などは、撮影待ちの行列ができるほどです。

先ほどのオリーブ記念館では撮影用の「魔女のホウキ」無料レンタルも。ホウキにまたがってジャンプして撮影するのが定番となっています。ただし数が限られており、GWには返却されるのを待っている人の行列ができていました。

小豆島オリーブ園

ギリシャ風車から歩いていると、気がつけば小豆島オリーブ園に入っています。オリーブオイルやオリーブ化粧品など様々な商品を扱うオリーブショップやレストランを中心に、様々な見どころがあります。石畳の道がおしゃれな雰囲気。

1908年に小豆島に初めて導入されたオリーブ。その樹から挿木したのがこちら。現存する産業用オリーブとしては日本で一番古いため「小豆島オリーブ原木」と名付けられています。

オリーブとひとことでいっても数百にも及ぶ品種がありますが、小豆島で栽培されているのは「ミッション」「マンザニロ」「ルッカ」「ネバディロ・ブランコ」の4種類。この日本最古のオリーブは品種名はミッション。

こちらは、かつてオリーブオイル精製に使用されていた臼や圧縮機も置かれています。時期によっては現役の加工場の見学もできるそうです。

カラフルな遊具、こちらは「イサム・ノグチと遊ぼう」と名付けられた彫刻家イサム・ノグチの遊べる彫刻作品。円筒状の滑り台「スパイラルスライド」、黄色と茶色の不思議な輪っか「プレイスカルプチャー」、青と緑の立方体が積み上がった「プレイキューブ」の3つが設置されています。

園内にはこんなフォトスポットも!白地に水玉のポップなポスト。園内を奥に進んだところにあるためか、人もほとんどおらず穴場のスポットです。


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