金沢に行ったらぜひとも食べてみたい「ノドグロ」を目指して近江町市場を散策!にぎやかな市場の誘惑を抜けてたどりついた「えにし」では、のどぐろひつまぶしという他にはないメニューが・・・!
日本海の味覚ノドグロ
金沢といえば豊富なグルメ!金沢カレー、金沢おでんなど、様々なご当地メニューがありますが、やっぱり気になるのはお寿司や海鮮丼といった海産物。日本海の新鮮な海の幸は、金沢に来たらぜひぜひ体験しておきたいもの。
寒ブリ、ズワイガニ、タラ、マダイ、季節によって様々な海産物がありますが、やっぱり気になるのはノドグロ。旨味のつまった脂ののったその味わいから「白身のトロ」とも称される高級魚です。
正式名称はアカムツという魚ですが、口の中が真っ黒なため「ノドグロ」の名で呼ばれるようになりました。漆黒な口は、まるでブラックホール。吸い込まれそうでちょっとだけホラー感あります。
日本海側では『ノドグロ=アカムツ』ですが、関東では『ノドグロ=ユメカサゴ』と、地域により指す魚が違うようです。さらにはソウダガツオやアジのことをノドグロと呼ぶ地域もあるそう。魚の名前ってややこしい!
観光客に人気の市場
ノドグロを扱うお店はたくさんありますが、せっかくなので観光も兼ねて近江町市場へ行ってみることにしました。
加賀藩の御膳所として実に300年の歴史を持つ市場。1690年の火事などをきっかけに、それまでは各地に散らばっていた市場が一か所に集められたのがはじまりとされています。
現在も多くのお店が軒を連ねており、その数は約170店。海産物や加賀野菜を扱う店がぎっしりと詰まっています。
平日の訪問でしたが市場は大にぎわい!威勢のよい掛け声に観光客の話し声が重なり、わいわいがやがやとあふれる活気。歩いているだけで自然とハイな気持ちになります!
回避不能なカニの誘惑
特に目につくのは、11月に漁が解禁となったばかりのズワイガニ。石川県産のブランドガニ「香箱ガニ」や「加能ガニ」をはじめ、様々な産地のカニがたっぷり!ノドグロを前にして、恐ろしい誘惑です。
とはいえ、観光でカニを1杯買うのはなかなかハードルが高いもの。見るだけかな、と思っていたらなんとその場で生のカニが食べられるお店も!5本の脚が乗ったトレイが600円。
これならお財布が厳しい方も、お腹のストレージが小さい方も気軽に新鮮なカニを楽しむことができます!
他にもウニや牡蠣など新鮮な海鮮を生で食べることができます。いろいろ味見したいところですが、ノドグロが待ってるので海鮮欲はカニだけでなんとか抑え込みました。
たどりついたノドグロの店
今回選んだお店は「鮮彩 えにし」。近江町いちば館という商業施設の2階に入っています。
このお店の名物はこちらの「のどぐろひつまぶし」!金のお櫃にきれいにもられたご飯、そしてたっぷりと並べられたノドグロが豪華な一品。
散らされた金箔、中央にそえられた色付きレンコンとキュウリがあざやか。見た目にも満足感があります。
はじめての生ノドグロ、脂がたっぷりでとろっとろで美味しすぎます!!エンガワやサーモンが好きな私にとって、この脂感は至極のお味。ちょっとだけ乗ってるウニも絶品です。
最初は器によそってわさび醤油をかけてノドグロ丼、次はウニや大葉と合わせて味を変えて楽しめます。最後は出汁をいただいてお茶漬けに!少しだけ火が通ったノドグロもまたたまりません。
なお、平日の11:00頃の訪問だったため予約なしでも入れましたが、食事をしているとあっという間に満席に・・・!予約するか、タイミングをずらしての訪問がおすすめです。
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