インパクト抜群なネーミングとロボットのイメージからイロモノ感たっぷりに感じる変なホテル。実際のところは非常に快適なビジネスタイプのホテルなのです。リーズナブルな価格と観光スポットへのアクセスの良さから金沢観光の拠点としてもおすすめです。
金沢にもある変なホテル
2015年にハウステンボスにオープンして話題になった「変なホテル」。2022年11月時点では国内に22店舗、さらにはソウルとニューヨークにまで展開しております。その名前から、奇をてらったアミューズメント的なホテルを連想させますが、変なホテルの「変」は、変わり続けるという意思表示とのこと。
今回は、急遽金沢に前乗りすることになり、たまたま空きのあった金沢香林坊に宿泊。料金は直前予約の素泊まりで5,000円くらい。通常は4,000円くらいで宿泊できるようです。
百万石通りから一本入った裏路地のような雰囲気の場所に立っています。夜はあたりが真っ暗で、見逃してしまう可能性ありますのでご注意を。
恐竜ロボットのお出迎え
そんな変なホテル、宿泊者にとって最も「変」に映るのはなんといってもロボットによる受付。人形型、女性型など店舗によって様々なロボットが受付業務を行っています。世界初のロボットが働くホテルとしてギネス認定もされたそう。
金沢香林坊の受付は恐竜!ラプトル系の小型獣脚類のお出迎えです。カラフルな体色に羽毛が乗ったルックスがリアル。
この恐竜、どうみても言葉が通じるような顔ではありません。しかし、この見てくれで、非常に丁寧なロボットボイスで喋ります。しかも日本語→英語→中国語→韓国語と4ヶ国を順に話すマルチリンガルっぷり。ラプトル系の恐竜は頭が良いと聞いたことがありますが、思った以上にインテリジェントです。
受付はタッチパネル。入力項目が多いので、意外と苦労します。そして、こちらを見てくる恐竜の強面フェイスもなかなかプレッシャー。お子様は大泣きするか、大喜びするかどっちかに分かれそうです。
ロビーには加賀友禅を模したささやかなプロジェクションマッピング。入り口が華やかだと気分も華やかになります。
快適なスーペリアルーム
今回利用したのはスーペリアルーム。掃除が行き届いており、とってもきれい。
金庫、冷蔵庫、電気ケトル、そしてシャープのプラズマクラスターもあります!冬場は暖房必須となる寒い地域なので、これはありがたい。
壁掛けテレビでは、ホテルの案内や寝具についてなどの情報が。チェックアウト時間、貸出備品、館内設備などの情報もこれで見ることができます。
お風呂とトイレはセパレートタイプ!バスタブも広くてゆったりできます。備え付けのシャンプーやボディソープは「ハジマリオーガニック」というもの。試しに使ってみたら、髪の毛がめっちゃサラサラになりました!
セパレートの影響か、洗面台はちょっと狭め。モノを置けるような工夫はあるので、身だしなみを整えるくらいなら特に問題なく利用できます。
館内のいろいろな設備
自動販売機は1階の受付横のみにあります。ラインナップはソフトドリンクとアイスでアルコールはありません。徒歩3分ほどのところにローソンがありますので、ご希望の方はそちらへ。
カミソリ、ボディタオル、綿棒、コットンなどの一部アメニティもロビーから持っていきます。
九谷焼はしおきのガチャガチャもありました!1回500円と少々高価ですが、お土産に困ったら回してみるのも良さそう。
7:00〜10:00の間は1階レストランにて朝食ビュッフェも。お値段は1,800円。金沢カレーや名物の「とうめし」など35種類ものメニューが並ぶそうです。
意外と便利な立地
金沢駅から少し離れているため、徒歩だと25分ほどかかります。バスを利用すれば10分ほど。金沢の市内バスは便数が多く、とっても利用しやすいです。
普通は駅から離れると店などは少なく利便性が悪いイメージですが、金沢は駅から離れたところも賑わいを見せる街。この香林坊というエリアも、駅からの離れた繁華街。デパートなどの商業施設が多く立ち並びます。
そして、「尾山神社」まで徒歩5分、「金沢城公園」まで徒歩10分、「21世紀美術館」まで徒歩10分と多くの観光スポットが徒歩圏内。さらに「近江町市場」も10分ほどなので、朝ごはんに海鮮メニューを狙うのもあり。観光で利用するならば、決して悪くない立地です。
さらに1日1,000円でレンタサイクルも行っているそうです!
さてさて、そんなわけで前乗りした初日に利用した変なホテル。翌朝出発にあたりチェックアウトしようとすると、恐竜たちがおじぎしておりました!朝は活動停止してるみたいです。
ちなみにチェックアウト後も荷物を預かってもらうことができます。恐竜さんは受け付けてくれないので、フロントに置かれた電話を使って人間のスタッフさんを呼び出しましょう~。
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